2019年10月ドイツのケルンにて行われたアメリカンフットボールの最高峰「NFL」の「インターナショナル・コンバイン」。
NFLでプレーするチャンスを求めて、世界15か国以上から集まった選手達が、プレー技術等のテストに臨みNFL入りを目指しアピールしていました。
その中に日本国籍であるアマチュアのアメフト選手の姿が…!
それが町野友哉選手。
この町野友哉選手、なんと国立・京都大学の学生さんです。
そして、アメフトを始める前は野球部だったという経歴の持ち主でもあります。
今回は、その町野友哉選手にスポットライトを当てて、
- 町野友哉の身長・体重や出身高校や京大の学部などのプロフィール!
- 高校で野球部時代のポジションや成績は?
- どんな勉強法で京大に合格した?
について書き進めていきます!
アメリカンフットボール町野友哉選手のプロフィール紹介
まずは町野友哉選手のプロフィールから紹介しましょう。
- 年齢:24歳?
- 身長:197㎝
- 体重:132㎏
- 出身地:岐阜県大垣市
- 出身校:
岐阜県立大垣北高等学校→京都大学工学部工業化学科 - プレーポジション:
OL(オフェンスライン:クオーターバックの選手の護衛やボール保持している選手の走路を作る役割)
年齢に「?」とついているのは生年月日が公表されていないからです。
ただし、大学現役合格で入学年度が2015年ということなので、そこから推測した年齢ということになります。
高校時代は野球に打ち込んでいた?進学校で野球部に所属
町野友哉選手は、岐阜県大垣市出身。
アメリカンフットボールを始めたのはなんと大学入学からという異色の選手です。
高校は「岐阜県立大垣北高等学校」を卒業。
町野友哉選手は3年間「野球部」に所属していました。
大垣北高校は県内でも屈指の進学校ですが、野球部に関しては同じ岐阜県内の「中京学院大学中京高校」「大垣日大高校」「岐阜県立岐阜商業高校」が立ちはだかり、甲子園本大会出場経験は無し。
町野友哉選手は、既に身長が190㎝を超えていたという体格で、野球部では一塁手を務めました。
両腕骨折等のアクシデントに見舞われる事もありましたが、3年生時は4番一塁手を務め、チームを4回戦まで導く活躍を見せました。
町野友哉の進学先はあの有名国公立大学!学部はどこ?
高校では恵まれた体格を活かして野球部の選手として奮闘していた町野友哉選手ですが、転機が訪れます。
高校卒業し、進学した大学は「京都大学の工学部工業化学科」!
日本の国公立大学でも有名で東京大学に並ぶネームバリューを持つ学校です。
そして、町野友哉選手がアメリカンフットボール部のギャングスターズに入部します。
その理由は、「京都大学のアメリカンフットボールチームの環境が整っている」ということ。
そして、「持ち前の大柄な身体を活かすには、野球よりアメリカンフットボールが向いていると感じた」からということです。
入部当時は195cm90kgと今よりは一回り小さいですが、それでも日本人としては類稀なる体格。
アメフトに向いてますよね。
実際、入部時で即OLのポジションにつきました。
そして、2回生の春からは左のタックルでスターターになり、その後も大きな怪我もなく4回生まで連続出場。
2018年には大学世界選手権の日本代表にも選ばれました。
京都大学のに入学した町野友哉選手は、大学では「太陽電池」の研究をし、一般企業への就職も考ていました。
しかし、現在は留年を選択して、京都大学アメリカンフットボール部のコーチスタッフとして活動しているとの事です。
#アメフト#京都大学 で昨年まで活躍した #町野友哉 がドイツでNFLのトライアウトに挑みます。一般的な就職を考えていましたが「フットボールを続けたい。やるならワクワクすることがしたい」と進路を変更しました。大学では留年して太陽電池の研究をしています。#大垣北高校https://t.co/7JHDi7oJjb
— 4years. (@4years_media) October 19, 2019
そして、社会人Xリーグのいくつかのチームから声をかけられましたが、なんとNFLへの挑戦を決めました!
日本の選手がXリーグを経ずしてNFLに挑戦するようなことは普通ありません。
当時のことを町野友哉選手はこう語っています。
2月に考え始め、決断したのは4月。
その間は関西学院大出身でNFLヨーロッパ(当時)に参戦経験のある山田晋三さんや、京大前監督の西村大介さんに相談。
京大初のプロ野球選手である田中英祐さん(元ロッテ、現在は三井物産勤務)にも会いに行ったりと、さまざまな人と話した。
「みなさんポジティブで『おもろいやん』と言ってくれました。たくさんの後押しを受けて、踏み出せました」
そりゃあ、名門京都大学ですから普通に良い就職先も選べるでしょうし、さらにはXリーグからもスカウトされているという好環境。
しかし、それらを蹴って「やるならワクワクすることがしたい」とNFLへ挑戦!
町野友哉選手は
「大介さん(西村前監督)の影響も大きいですね。『なんでもやってみろ』と教えられました」
とも語っていて、高校時代の安定志向から変わって、大学でチャレンジ精神を身に着けたと言っています。
ここまでの一つ一つの積み重ねが、町野友哉選手の現在の夢につながっているんだな、とひしひし感じますね。
町野友哉選手が京都大学に合格した勉強法とは?
ところで、町野友哉選手がどんな風に勉強して京都大学という名門に合格したのかが気になりませんか?
京都大学に合格した秘訣としては以下の点を町野友哉選手を挙げています。
- 「普段の授業をしっかり受けて、疑問はその日に先生や友人に質問し解決して分からない事は残さない」
- 「どんなに部活動で疲れても、毎日机に向かって少しの時間でも勉強」
- 「勉強スケジュールを立てて、勉強と遊びの切り替えを重視」
- 「部活動引退後は基礎的な問題を解いて基礎を固める」
- 「部活動の経験があって精神力を鍛える事が出来たから(京都大学に)合格できた」
野球部で鍛えてくれた精神力で合格出来た!ということです。
きっと、その精神力が、大学時代そしてNFLのテストを受けるという町野友哉選手のアメリカンフットボールでの挑戦に繋がっているんですね。
先週末、ドイツで実施されたNFLインターナショナル・コンバインに参加した町野友哉のインタビュー🎤
全編配信中📺👉 https://t.co/KzflTU1qXE#NFL100#NFLJapan pic.twitter.com/HHtxIkN6BM
— NFL JAPAN (@nfljapan) October 23, 2019
※上の動画見てもらったら分かりますけど、意外に声は可愛い(笑)
ちょっとここで妄想してみました。
「もしも町野友哉選手が野球を続けていたなら、どうなっていたでしょうか」
町野友哉選手はメジャーリーグ・エンジェルスの大谷翔平選手と身長がさほど変わりません。
もしかすると、「進撃の巨人」と呼ばれる程の選手になっていたかも・・・というのは妄想しすぎでしょうか?(^^)
それでも、アメリカンフットボールを選んだ町野友哉選手が、京都大学の工学部という学歴で一般企業でも成功を約束された物を捨てて「ワクワクする事をしたい」とNFLのテストを受けるという決意は、勇者のようで格好良いです。
町野友哉選手はこんな風にも言っています。
京大に来て自分は変われた。
京大生だから、という固定概念を壊したい。
努力次第で変われるところを見せたいです。
もう既にだいぶ固定概念を壊されちゃってますが(笑)、町野友哉選手の夢への努力を応援したいと思います。
一日でも早く、NFLの選手としてプレーする町野選手の雄姿が観られる事を楽しみにしましょう。