新年の始まりは素敵な花に囲まれてが良いな・・・・。
なんて思ったのが何年か前。
しかし、生け花の経験のない私にとって自分でお正月の花を生けるなんて未知の世界。
買ってきた切り花をそのままできるだけ崩さないように花瓶にさす。
それが私の限界でした。
しかし、これではいけない!と思い、今回は自分でアレンジにチャレンジしてみようかなと思っています。
今回は、お正月のお花のアレンジの方法やコツ・ポイントを調べてみました!
お正月のお花のアレンジは大体決まってる?
お正月に玄関や部屋の中を彩る花。
ここでは使う花というのは大体決まっています。
多くのアレンジで使われているのは
- 松
- 梅
- 菊
- バラ
- 葉ボタン
- 南天
- 椿
- ラン
- 水仙
あたりでしょうか。
お正月はお花の種類が随分と限られています。
なのでどうしても同じような色になってしまいます。
そこに菊やバラなどを入れて和洋折衷のアレンジにするのが最近では人気なんですね。
アレンジの仕方(基本編)
ではでは、早速アレンジの仕方を見ていきましょう。
まずはこちらの動画です。
【ビギナー】分かりやすいお正月アレンジの作り方基本をマスター:じっくり解説/
87club
最初から大きな花器で大作を作ろうとすると絶対に失敗します。
最初は小さめのものから始めて、コツが分かってきたら少しずつ器を大きくしていくのが一番成功に近いかもしれません。
アレンジに必要なもの
アレンジというのは、道具が必要ですよね。
何をどんな風に作るのかにもよりますが、アレンジをする時に必ず必要になるアイテムがあるのでご紹介します。
まずは、こちら。
フラワーベースですね。
生け花の剣山の替わりになります。
もちろん、剣山と花器で生けても構いません。
しかし、初めてアレンジをするという場合には花の向きや方向を割と自由に変えられるオアシスの方が使いやすいです。
そしてフローラルテープとワイヤーです。
この2つはアレンジする時に、花の向きをアレンジしたりする時に必要になります。
花を傷めず、アレンジできますので、是非用意しておいて下さいね。
アレンジのポイント
では、早速!となる前に、まずは花を眺めましょう。
アレンジするイメージはわきましたか?
ここでは花を見て
- 主役にする花
- 脇役の花
- すき間を埋める花
- 動きを出す花
といった役割分担を決めます。
主役の花は大きめのものが良いですね。
脇役は主役よりも少し小さめの花が無難です。
すき間を埋める花は、主役や脇役の花の邪魔にならない色や大きさのものを選ぶと良いですね。
動きを出す花は茎や葉っぱの自由度が高いものを選ぶようにしてみてくださいね。
例えばこちらです。
主役は真ん中のピンクの菊です。
脇役はオレンジの菊ですね。
すき間を埋めるのは南天。
そして動きを出しているのが枝ですね。
南天の葉っぱも動きを出すのに一役買っています。
こんな風に、花ごとの役割を決めておくとアレンジする時に迷いませんね。
アレンジには器選びもポイント
花瓶や花器を選ぶ時もアレンジのテイストにあっているものにしなくてはいけません。
例えばこちら。
お椀のような花器にあわせてお花も丸くかわいらしく生けています。
花瓶タイプも同じですね。
四角くスマートなタイプの花瓶なので、そこに生ける花は大きく動きを感じさせるようになっています。
こうすることで華やかなアレンジになりますね。
これは上級者編ですが、花自体を花器のように見立てています。
とっても素敵です。
器の下にある盆(?)の上にも花を散らすことで更に動きが増しますね。
このように、お正月アレンジでは、花器は基本的にシンプルなものであることが多いですね。
シンプルで上品なものにしておくと、花が豪華なのでバランスが取れるようになりますよ。
こんな風にしめ縄と一緒にアレンジするのもお正月にしかできないアレンジですね。
花の色はどうする?
お正月の花は基本的に、緑と赤といったイメージでしょうか。
南天の赤が鮮やかで目にまぶしかったりもしますよね。
自分が使いたい主役の花を決めたら、その花にあわせて同系色でまとめるのが成功のコツです。
たくさんの色があるのも素敵ですが、あまり色が散らばり過ぎるとまとまりがなくなります。
そしてどの花が主役だったのか・・・迷ってしまうこともあるのです。
なので、お花屋さんにいってこの花を使いたいんだけど、どんなものをあわせたら良いか?と相談するのも1つの手段です。
お正月用に、と言えばきっと最適なものを選んでくれるでしょう。
もしそれでボリュームが足らないと思えば南天やグリーンを少したす。
それでも足りない場合は水引などを使ってボリュームと動きを出す、というのも良いですよ。
水引の作り方はこちらです。
水引ピックのピック フラワーアレンジメントに/水引屋 大橋丹治
このピックタイプにしておけば、花と同じように刺してアレンジできるので助かりますね。
花を生ける順番はある?
アレンジを実際に始めた時、まずはどこから生けていきますか?
成功への一番の近道は「真ん中から刺す」ということです。
もちろん、主役の花を一番最初に刺すんですね。
全ての花の基準になりますので、大切なポイントです。
【生け花】初心者必見!3つのポイントで「本格」お正月花の生け方を詳しく解説!!!【Ikebana】松/菊/千両/りこう先生
このように真ん中をまず決めてそこから周りを生けていくというのが基本ですね。
一通り花をいけたら最後にすき間をチェックするようにしましょう。
ここで、剣山や器、オアシスなどが見えている部分があれば葉っぱを動かしたり、すき間用の花を刺したりして隠します。
剣山なら、主役の花の茎の部分が見えているのは良くないので、茎が隠れるように注意してみてくださいね。
このように緑の菊の茎の部分をスプレー菊で隠しています。
素敵ですね。
折角作ったアレンジを長持ちさせるには
自分で作ったアレンジってなんだか愛しくなっちゃったりしますよね。
できれば長く楽しみたいと思うのも何ら不思議ではありません。
この時に何をすれば良いのかというと、やはりお水です。
生け花であれば水が腐らないようにこまめに水を変えます。
アレンジであればオアシスがカラカラにならないように水を刺してあげましょう。
お正月はおく部屋にもよりますが、気温がそこまで高くならないのですぐに傷んでしまうということはないでしょう。
是非、自分で作ったアレンジをいつまでも楽しむために、お花のお世話もしてあげてくださいね。
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以上「お正月の花のおしゃれなアレンジメントのコツ!実例をもとにポイントを解説」をお送りしました。