CIA(中央情報局)は情報収集に長けていて、国益になるために日々尽力しているスペシャリスト達です。
そんなCIAが新しい人事を発表し、それが話題になっています。
何でも、今回の人事で
ジーナ・ハスペルってどんな人?
https://twitter.com/_5newspaper/status/998602619777044480
まずは経歴から見ていきましょう。
生年月日:1956年10月1日
出身地:アメリカ合衆国ケンタッキー州アシュランド
お分かりのように女性です。
CIA長官として2018年に承認されましたが、女性がCIAの長官に就任するというのは史上初のことで、とても注目を浴びています。
ジーナ・ハスペルさんは1985年にCIAに入局します。
ここではイメージ通り「秘密工作部門」に所属し、キャリアのほとんどをここで過ごしています。
活動内容のほとんどが「秘密」なので、公的記録はほとんど存在しません。
しかし、CIAの長官にもなれるということは、ここでのキャリアが素晴らしく優秀だということです。
そんなジーナ・ハスペルさんがCIAの表舞台に立ったのは、そんなに昔ではありません。
前任者であるポンペオ氏の右腕的な存在として、CIA副長官に就任します。
ここではもちろん優秀な才能を発揮し、職務を全うしていました。
ポンペオ氏が2018年の人事で、国務長官に任命されると、CIA長官の席が空席になってしまいます。
ここで、空席になっているCIA長官の代役を任されていたのも、ジーナ・ハスペルさんというわけです。
人事としてはとても当然な順番にも見えますが、ジーナ・ハスペルさんが女性であることと、とある経歴から承認には少し時間がかかったんです。
すごいぜ!ジーナ・ハスペル
CIA副長官まで上り詰めるためには、やはりそれなりのキャリアを示さなくてはいけません。
公的記録は全く残っていませんが、秘密工作員として数々の視線を乗り越えてきたことでしょう。
そんな彼女はタイにあるブラックサイトという収容所の運営を任されていたようです。
ここでは、テロ疑惑のある容疑者が収容されていて、「アルカイダ」組織の人物も取り調べしていたのだとか。
この取り調べの方法が過激だ、ということで、ジーナ・ハスペルさんを長官に任命するのに反対する人もいたんですね。
その方法で問題になっているのは「水責め」です。
これは容疑者の肺の中に水を入れて尋問をするという方法で、非人道的行為ですよね。
もちろんジーナ・ハスペルさんが直接「水責め」をしたというわけではありません。
こういった拷問行為が行われていた施設の運営を任されていたということで、責任の一端を問われているということです。
しかし、ジーナ・ハスペルさんはCIA副長官時代から、
「CIAは二度とこういった過酷な尋問は行わない」
と明言しています。
この言葉を信じたアメリカの政治家さんたちも納得し、見事CIA長官として承認されることになったんです。
ジーナ・ハスペルの評判はどうなっている?
「アメリカファースト」を掲げるトランプ政権。
そんなトランプ政権の中で、重要なポジションに変わりないCIA長官。
この大切なポストに座ることになったジーナ・ハスペルさんはアメリカではどんな評判なんでしょうか?
指名したトランプさんは完全に養護
まずは、ジーナ・ハスペルさんを任命した大統領からはツイッタ―を通して
「私が高く評価するCIA長官指名のジーナ・ハスペル氏が非難されている、なぜならテロリストらに厳し過ぎたからだ
このような非常に危険な時代に最適任者の女性がいるのに、民主党員らがはねつけようとしている、テロに厳し過ぎるからだと。
負けるな、ジーナ!」
と、意見を表明しています。
トランプ大統領からすれば、CIAで30年以上もキャリアを積み、なみなみならぬ愛国心を持っている人物であるにも関わらず・・・といったところでしょうか。
他にも、ジーナ・ハスペルさんを応援する人はいて、かつての上司であるマイケル・ヘイデン(元CIA長官)は
「ハスペル氏はCIAおよび国家が求めたあらゆる職務に対し、高い品格とプロ意識、誠実さをもって対応してきた」
と2017年に表明しています。
ジーナ・ハスペルさんと一緒に仕事をしてきた人たちはその高い能力を評価しているようですね。
写真を見ただけでは、とても柔和で優しそうな印象を受けます。
しかし、CIAで長く輝かしいキャリアを積んでいたということは、やはり心に一本強い芯がなければ務まりません。
自分が信じたものはやりぬく!というのがジーナ・ハスペルさんの核の部分には強くあるのかもしれません。
CIA長官に疑問視する人たちもたくさん
皆が皆、賛成してくれていれば良いのですが、やはり「良い」という人もいれば「ちょっと・・・。」という人もいます。
先ほどご紹介したトランプ大統領のツイートにも書いてあるように「非難」の声も大きいのが現実です。
その理由はやはり今までの経歴が問われています。
公的記録には残っていませんが、やはり過酷過ぎる任務を行っていたこともあるのでしょう。
そういったところを疑問視して、反対する人もたくさんいます。
例えば、ベトナム戦争に参加し、自身も捕虜として拷問された経験のあるジョン・マケイン上院議員(共和党)は最初から反対しています。
この考えに賛同している人たちが反対しているのですが、中には反対から賛成になったという人もいます。
それはマーク・ワーナー議員(民主党)です。
マーク・ワーナー議員は
「大統領に何を言われても反対することのできる、そして反対するだろう人物だと確信している。
この大統領がもし、拷問回帰など違法なことや非道徳的なことを命令しても、権力に向かって真実を語ることができる人だと思う」
と評価しています。
言われてみれば確かに、確固たる意志で自分の信念を貫いてくれそうです。
実際、ジーナ・ハスペルさんの承認決議では賛成54、反対45で可決されました。
意見が半分に分かれているということで、これからジーナ・ハスペルさんの働き次第で、評価が変わってくるということですね。
女性初CIA長官はいばらの道
やはり何でも「初めて」の人というのは、注目されるものです。
ジーナ・ハスペルさんは、CIA長官に見事任命されましたが、これ以前に本人からは辞退の申し入れもあったといいます。
それはジーナ・ハスペルさんが今回の騒動が今の政権に与える影響の大きさを考えての決断だったとされています。
自分のために、政権が揺らぐような事になるのなら・・・と考えていたということでしょう。
この事を聞いただけでも、ジーナ・ハスペルさんは先のことをしっかりと考えて自分がどんな風に行動すれば良いのか考えて行動できる人物だということが分かります。
(P.N.オレンジ)
以上「CIAのジーナ・ハスペルとは誰?初の女性長官に選ばれた理由やアメリカでの評判は?」をお送りしました。
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