FoZZtoneというバンドをご存知でしょうか?
2016年現在は残念ながら活動休止中なのですが、それでもなお根強くファンのいる一度掴んだ心は離さないバンドです。
過去には、遊戯王ZEXALⅡのEDを担当したこともありました。
今回は、
FoZZtoneとしての活動
今回は渡會さんの紹介と銘うっていますのであまり突っ込んだ話はしませんが、やはり渡會さんを語る上でFoZZtoneは欠かせません。
ということでまずは、渡會さんが主に作詞・作曲・ギターボーカルを担当していたFoZZtoneというバンドについてお話させていただきます。
現在に至るまで
2001年にFoZZtoneの前身となるバンドがギターの竹尾さんを中心に結成されました。
その後2002年にバンド名を現在の名前に改名、渋谷や下北沢を中心に精力的なライブ活動を展開していきます。
そして2007年5月にメジャー・デビューを果たします。
しかし2011年にインディーズ・レーベルへと戻り、業界初のオーダーメイドアルバムをリリースし話題になります。
(受注生産で購入者が曲順から入れる曲まで選択できました)
それから4年後、2015年に活動休止へと至ります。
活動休止前のライブに行きましたが、結成当初から応援していたんだろうなという雰囲気なおばさまから女子高生、若いお兄さんから仕事帰りなのかスーツのおじさんと幅広い客層がいました。
本当に老若男女問わず愛されているバンドなんだなと驚かされたのを覚えています。
後にも先にもあんなに幅広い年代の人が一緒に盛り上がっているライブを経験したのはFoZZtoneだけでした。
FoZZtoneファイナル、終わった後もBGMで合唱起こって客ほとんど帰らず。フォズのファンは本当に音楽が好きでフォズが好きなんだというのがとても伝わってくる光景だった。俺もその一人
— 工事 (@koji_nabeshi) February 28, 2015
FoZZtoneの活動休止から
活動休止後しばらくして公式サイトが閉鎖してしまいました。
解散ならいざしらず、活動休止中に閉鎖するのは再開の望みを絶たれたようでファンたちはなかなかダメージをくらいったものです(笑)
それでもめげずに自主的にFoZZtoneのSNSアカウントを立ち上げ、オフ会を開いたりしている方やFoZZtoneメンバーのイベントに関して情報を発信し続けている方もいます。
また、未だにFoZZtoneについてのツイートも見かけるほど本当に根強いファンが多いです。
そんな彼らの一番初めのシングルであり、この曲をきっかけにFoZZtoneを好きになったという人も多いのがこの“平らな世界”です。
そんな多くの人に愛され続けているFoZZtoneですが、現在ボーカルの渡會さんはソロでの活動を主軸に様々な活動を行っています。
渡會将士のソロ活動
FoZZtoneが初め、下北沢などを中心に活動していたように渡會さん自身も下北沢を中心としてFoZZtoneの曲はもちろんソロの曲をギター片手に様々なところで行っています。
また、ソロ音源も自主制作としていくつか出されています。
FoZZtoneが活動中の頃からもソロ活動はちょくちょく行っていたのでそれが本格的になったというイメージでしょうか。
ヲルガン座は渡會将士初の広島単独公演。
渡會さんは全て完璧。
こんどゆっくりコンプレックスについての話がしたい。
只今ダブルアンコール中。写真はまだ汗をかくまえのリハ。
いい男さんですなッ pic.twitter.com/Tx5Mgji0zB— ゴトウイズミ (@gotoizumi) November 5, 2016
身に起こること全てが音楽となる
そんなFoZZtone活動中に作られたのがこちらの“財布がない”です。
実際に歌詩の通り財布を無くしたことから作った曲のようです(笑)
ちなみにこの曲はシリーズになっていて、無くした財布よ帰ってこいという“僕に届け”。
財布を無くしたためにクレジットが再発行できず区役所に行く“区役所に行こう”。
そして“I love you people “psy who return to me””という財布(空っぽ)が返ってきた曲の4部作です(笑)
こうやって文章にすると馬鹿馬鹿しいのですが音楽として成立していますし何よりかっこいいのが彼の凄い所です。
日々起こったことをなんでも音楽にしてしまうのが渡會さんのスタイルで魅力でもあります。
そういった自分自身の体験や経験に基づいて曲にするので頭の中にスッと入り込みます。
共感できるというよりは納得できると言った方が感覚的には近いかも知れません。
自身の生活に基づいているので説得力が違うと言いますか…。
それでいて押しつけがましくなく聴き手が勝手に想像する行間のようなものがあります。
文面から自分の気配を殺せる作家は良い作家だと思う。描写に異常な執着を露呈しても面白いのは荒木飛呂彦くらいだ。漫画家だけどね。
— FoZZtone official (@FoZZtone_twit) November 14, 2010
渡會将士として初のソロアルバム
本当に転んでもただでは起きないというか身に起こったこと全てを音楽にするのが渡會流と言っても過言ではないと思います。
一念発起して渡米したのに泊まる予定のホステルが閉店してる!???なんて緊急事態すら曲にしてしまいます(笑)
そんな曲も入っているのが2016年9/24発売の『マスターオブライフ』です。
本日、『マスターオブライフ』をリリースした渡會将士さんがご来店!品薄だった商品も再入荷しております(^^)店舗では渋谷店でしか買えませんよ〜🙋🏻3Fにサインとコメントをいただきました!本当に素晴らしい1枚です♬試聴も出来ますので是非ご来店下さい☺︎ (79) pic.twitter.com/RvXiQSrbPP
— タワーレコード渋谷店 (@TOWER_Shibuya) September 24, 2016
これは2011年から5年半にわたり様々な形で発表してきたソロ作品からピックアップされた12曲を収録した初のベスト・アルバム。
しかもご丁寧に既存の曲は全てアレンジが加えられているというファンには嬉しい音源です。
そしてタワーレコードオンラインを通して初の全国流通となるソロアルバムでもあります。
2016年現在、タワーレコード渋谷店とタワーレコードオンラインのみで販売中です。
発売日にはなんとタワーレコード渋谷店デイリーチャート2位にランクインしています!
【渋谷店デイリー総合チャート9/24】(カツオ)
1位:Oh My Girl
2位:渡會将士
3位:WONK
4位:Aimer
5位:FUKI— タワーレコード渋谷店 (@TOWER_Shibuya) September 25, 2016
渡會流の情景描写
語弊があるかも知れませんが曲中に無駄な描写があるのも彼の曲の特徴です。
日常での会話でも全てに意味があることばかり言っていると淡々とした業務連絡のようになるかと思います。
ですが自分の主観や情景・状況描写、そういったただ伝えるだけなら無駄かもしれない要素があるからこそ楽しい会話ができるのだと思います。
渡會さんの曲もそれと同じで曲の主眼としてはいらない、省かれてもおかしくないような情報も歌詞に加えます。
その無駄が絶妙にいいアクセントとなります。
情景描写、曲の中の人間の背景を描くことにこだわりがある人なのだと感じます。
それまでも凄い詞を書く方だなと思ってたけど、FoZZtoneのJaguar in the streamの
スクランブル交差点
間の悪いドライバー
ゼブラの上のジャガーという歌詞に唸った。
横断歩道上に停止してしまった車(ジャガー)のことをそんな風に表現するなんて凄過ぎた。— chou무무 (@nw821) September 26, 2016
終始情景描写だけで完結し、聴き手に多分に想像の余地を与える“春と鉛”はその最たるものかと思います。
人となりと渡會将士のライブ
ここまでは渡會さんのプロフィールとしてFoZZtoneやソロでの活動をご紹介してきました。
ここからは渡會さん自身の人となりやライブの雰囲気・スタイルをお伝えしていきたいと思います。
渡會将士ってどんな人?
渡會さんという人間は、どんな方なのかを一言ではなかなか言い表せないトリッキーで魅力溢れる人物です。
あえて一言で言い表すなら『お茶目でチャーミングなおじさん』といったところでしょうか(笑)
渡會さんの大好きなジョジョの作中で『毎日が夏休み』と形容されるキャラがいるのですが、渡會さんはまさしくそれに当てはまる人です(褒め言葉です)。
また、渡會さんはファンから“わっち”の愛称で親しまれています。
ライブ会場の雰囲気
ライブに対して使う言葉ではないかもしれませんがとても和やかな雰囲気です。
ライブというとライブハウスを連想される方が多いかも知れませんが、渡會さんのように弾き語りの場合カフェなんてこともままあります。
会場にもよりますがテーブルでご飯を食べながら、お酒などドリンクを飲みながらということも多いんです。
(ライブがない時には普通にカフェとして営業していたりします)
カフェでライブなんて初耳という方も多いのではないかと思いますがイメージ的にはディナーショーなんかが近いかも知れませんね(笑)
渡會さんはよくビールなんか飲みながらライブしているのでお客も演者もほろ酔いなんてことも。
結構独特の親戚の集まりのような雰囲気に感じることもあります(笑)
また、おしゃべりと言いますか話上手な方なので笑いの絶えないライブでもあります。
こちらはFoZZtone活動休止前のソロライブの様子ですね。
“Fortune kiss”という曲を弾き語っています。
この時はドラムの方がいらっしゃいますが一人でルーパーを使ってライブをしていることが多いです。
ルーパーというのはエフェクターの一種でその名の通りループさせるものです。
例えばギターのフレーズを覚えさせれば一人でもギターの音を重ねることができます。
コーラスやボイパでドラムを、クラップ音なんかも入れたりと段々音が重ねていかれる様子は壮観です。
ルーパーに目を丸くしていたこどもたち。わたしが遠征する理由がよーく分かったそうです。みんなわっちに夢中(^^)明日詳しく感想聞かなきゃ〜♪
— rie (@nahrie22) April 8, 2016
曲ラストのルーパーで重ねる時に、マイクの持ち方が矢沢永吉みたいになり、それに気付いた渡會さん「矢沢永吉みたい」と声に出してしまい、それも一緒にループされることに。
— ひかり (@h_sako) November 8, 2015
渡會将士活動はソロだけに留まらず楽興提供にも
渡會将士という人は本当に多才な方だと思います。
音楽はもちろんなのですがそれ以外にもマルチに活躍できる方です。
アイドルへの楽曲提供
アイドルグループ『ベイビーレイズJAPAN』のシングル“Pretty Little Baby”が自身初の楽曲提供として2015年8月に発売されました。
渡會さん曰く
「往年のアイドルはどこか自分の音域とは違うところを歌わせられていて無理をしていると子供ながらに感じていた、だからベビレのメンバーそれぞれの音域を徹底的に調べて気持ち良く歌えるように考えた」
といったことをベビレとの対談でおっしゃっていました。
そうやって歌い手のことをしっかり知って曲を作るということに並々ならぬこだわりを感じました。
そして、そういった音域という点に留まらず
「ベイビーレイズ“JAPAN”ということでこれから海外に打って出るのでは?と考えたので“Pretty Little Baby”という世界中で有名な曲をオマージュした」
とも語っていました。
この曲はその後、実際に2016年にフランスのJAPAN EXPOで“Pretty Little Baby”が披露されることとなりました。
原曲は男性から女性へ可愛い君へ、といったような曲ですがこれまた彼女たちのイメージに合わせ女性から男性へ愛しいあなたへという曲に仕上げたそうです。
Pretty Little Baby書いた人天才だな…。
「それは愛とか絆とかあなたであるべきだ」って好きすぎる。
渡會さんの書く女性像に初めて惹かれた。つらいときも決してそばを離れないで勇気付けてくれる人。https://t.co/pXXjSXJtcp— えっちゃん (@vainrain) July 12, 2015
楽曲提供後に彼女たちのライブに行くと、渡會さんに気づいたベビレのファンから
「素晴らしい曲を提供してくださってありがとうございます。」
と言われ嬉しくも面食らったのだとか(笑)
さらに音楽以外にも…
FoZZtone活動中からジャケットの絵を担当したりしていました。
これがまたとても上手で、曲を書いた本人がそのCDのジャケットを描くのですから世界観はより深く濃いものとなります。
そのジャケットに惹かれて手に取った方もいるほどです。
渡會画伯が今まで描いて来たジャケ絵のポストカード。こういうグッズはいいね!鹿がお気に入り。 pic.twitter.com/G23gh3sUNc
— よーへー (@yoyoyoppe) July 3, 2014
バンドにソロに楽曲提供にといった音楽的才能に加え絵心もある渡會将士は多才な人物です。
そしてソロ活動以外にも様々なグループとして音楽活動をしています。
様々な面を持ち合わせる彼自身同様に音楽も多様です、興味を持っていただいた方はソロ音源はなかなか聴けないのでまずはFoZZtoneから試聴されることをオススメします。
(PN:ダル)
以上「FoZZtone渡會将士のwiki的プロフィールとその魅力!ソロ活動やベビレへの楽曲提供についても」をお送りしました。
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