京都の祇園祭の粽(ちまき)。
そもそもちまきなんて知らない人もいれば、「去年買った粽どうしたらいいの?」って人もいるかもしれませんね。
その辺の基本情報に加え、
などもご紹介しますそもそも粽(ちまき)とは?
ちまきは、祇園祭の名物のひとつです。
まず注意点が一つ!
これは食べ物ではありません。
笹の葉で作られた厄病や災難除けのお守りなんです。
値段は各山鉾町内によって違いますが、だいたい1本500円~1,000円。
京都では、これを毎年祇園祭に買って、それを一年間玄関先に置いておくんですね。
ちまきの販売日。時間と場所
大きく言うと、
- 各山鉾町の売店など:14日~16日(一部は13日から)
- 八坂神社:1日から31日迄
となります。
※それぞれの山鉾の場所はこちらの地図を参考にしてください。
ただ、本当に鉾ごとに販売開始の時間などが違うんですよね。
・・・と思ったら、いいHPがありました。
「京都で遊ぼう」さんの祇園祭特設ページをぜひ参考にしてください。
リンク先のページに行くと、こんな感じで鉾と山の一覧があります。
気になるものをクリックすると、それぞれの説明の一番下のほうに「粽販売●日●時~」という風に書いてあります。
これは便利だ・・・!
ちまき売りの声や歌も楽しもう
こんな感じでお稚児さんが声をかけてくれるところもあります。
こちらは船鉾。
こちらは途中、子どもが急に大阪の商人みたいになるのが笑えるw
実は鉾によって異なるご利益
意外に知られていないんですが、実はご利益はそれぞれの山車と鉾で違うんですね。
ずらっとまとめましょう!
役行者山:疫病除け・交通安全 ・安産
鈴鹿山:盗難除け・安産
八幡山:夜泣き封じ・子供の健康・夫婦円満
黒主山:泥棒・悪事除け
浄妙山:勝運向上
鯉山:立身出世・開運・家内安全
霰天神山:雷除け、火災除け
占出山:安産
郭巨山:金運向上
孟宗山:親孝行
油天神山:学問成就
木賊山:迷子除け・再会
船鉾:安産
白楽天山:学問成就、招福除災
太子山:学問成就・知恵を授かる、身代わり
保昌山:縁結び
菊水鉾:不老長寿・商売繁盛
岩戸山:開運
山伏山:雷除け
芦刈山:縁結び・夫婦円満
綾傘鉾:安産・縁結び
四条傘鉾:招福厄除
(大船鉾:安産)
今の自分には、あるいは誰かに送るとすれば、どの山鉾にお願いするのがよさそうですか?
去年のちまきはどうする?
1年たったら、去年のちまきは返納します。
場所は八坂神社か買った山鉾の納粽箱(返納箱)。
分かりにくいですが、納粽箱の画像はこちら。
また、遠方の方の場合は、近くの神社の古いお札を納めるところ等に納めればOKです。
以上、「2014年祇園祭のちまきの販売日と時間。ご利益は安産も縁結びも」をお送りしました。