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B'z(ビーズ)の今夜月の見える丘にの歌詞の解釈!意味をイチブトゼンブと比較考察

初めて聞いた時になんて純粋な歌なんだろう・・・と感動した一曲。
それが『今夜月の見える丘に』です。

TBS系のドラマ『ビューティフルライフ』の主題歌として有名な一曲ですね。
イントロのマンドリンも繊細でなんだか切なくて本当に大好きなんですよね。

今回は、名曲『今夜月の見える丘に』の歌詞を、私的な観点で考察してみたいと思います。

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『今夜月の見える丘に』って結構演奏してくれるよね

ライブで演奏するのはそこまで珍しい曲でもありません。
発売した時は、タイアップ曲ということもあり、音楽番組にたくさん出演して歌ったりもしていましたね。

更に、週一でドラマと一緒に聞くことができるので、B'zファンじゃなくても耳にしたことがある曲ではないでしょうか?
そんな『今夜月の見える丘に』はB'z LIVE-GYM Pleasure2000"juice"で初演奏されました。

ビーイング|Being B’z/B’z LIVE-GYM Hidden Pleasure〜Typhoon No.20〜 【DVD】 【代金引換配送不可】

このライブはDVDにはなっていませんが、上のDVDでは『今夜月の見える丘に』を2001年のライブで演奏されたものがあります。
このパターンの『今夜月の見える丘に』はとっても心に響きますよ。
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『今夜月の見える丘に』は『イチブトゼンブ』と比較曲?

純粋な恋愛を歌っているバラード曲、『今夜月の見える丘に』。
とても素敵な曲ですが、『イチブトゼンブ』と比べてみると、その違いにハっとなります。

『今夜月の見える丘に』はバラードでしっとりと。
『イチブトゼンブ』はアップテンポでポップな曲。

歌詞を見てみると『今夜月の見える丘に』は悩んでいる主人公。
『イチブトゼンブ』は大きな愛を感じている主人公、といった感じ。


ということで、早速歌詞を考察していってみましょう!

Aメロはドッキリ

歌いだしは

『たとえばどうにかして 君の中 入っていって
その瞳から僕を覗いたら 色んな事ちょっとは分かるかも』

という衝撃的な入りだし。

『イチブトゼンブ』の出だしも印象的なものなので、どちらも一瞬で心を掴まれる曲になっています。

これ、すごい歌詞ですよね。
自分が自分を俯瞰的にみる・・・ということに加えて、自分を『君』の瞳を通してみてみるという究極の形。

自分が好きな人から自分は一体どんな風に映っているのか。
それだけが気がかりでどうにかして君の目を通して自分を見たい!と感じているのです。

なんでこんな風に思ってしまうのか。
それは『愛すれば愛するほど 霧の中 迷い込んで』と続きます。

つまり、相手のことが好きで好きでたまらないからこそ、いつもなら気にならないようなことでも気になって、
相手がどんな風に感じているのか、何を思っているのか?

自分には感じれない何かを感じているのか。
それをとにかく知りたいよ!という強い想いを抱えているのが分かりますね。

確かに、相手から自分はどんな風に見られてるんだろう、って気になる相手なら一番気がかりなポイントですよね。

1サビは急にメルヘン

サビになったら

『手をつないだら 行ってみよう 燃えるような月の輝く丘に』

となります。

急にメルヘンなシーンになりましたが、ここはこの情景そのもの・・・という解釈はしませんでした。

これは2サビとリンクすることになるんで、あとでまたじっくりと書きたいと思います。
月明かりの美しい丘に行けば今は何も分からない彼女の気持ちの「かけら」でも分かることができそうな気がする・・・といった感じですね。

そんな「かけら」を知るまで今夜は寝ないでいるよ、というとても純度の高い想いです。

Bメロはちょっとした躓きを

Bメロになると自分と自分以外の人の違いについて歌っています。
自分にとってすごく痛いことでも、相手にしてもいれば何ともない事だったり。

「気持ちいい!」と自分が感じることでも、相手にしてみれば「嫌だな」と感じることだったりっていうのは良くあることですよね。
それは相手の気持ちの全ては自分には決して分かることができないからです。

言葉にして貰えなければ相手の心、今何を思っているのかって分かることはないですよね。
「ああ、本当はこうなんだろうな。」なんてわかったような気がしても、それって自分の「想像の範囲内」でしかないんです。

相手が本当の本当にどう思っているのかって本人にしか分からないことなんですよね。
そんな相手の『本音=違い』にこの歌詞の主人公は躓いています。

うまく一緒に歩いていると感じていたけど、自分だけ躓いちゃって転んじゃってる。
でもそれって悪い事じゃないよね、とも。

『傷ついて やっとわかる それでもいい 遅くはない』

という歌詞で分かるように相手の気持ちを痛みと共に知るのは悪いことじゃないよ、と言ってるんですよね。

傷つけあうこともあるかもしれないけど、そこからまた歩みを止めなければ決して遅くはないんですよ、と。

2メロでやっと分かる心理

躓きながらも歩き、そして手を繋いで丘に行く2人。

そこは

『あやしい星の潜む丘』

だと言います。

この『あやしい星』というのは何を指すのか。
これは自分に何かを秘密にしている彼女の心のことを表しているのではと感じました。

ドラマ『ビューティフルライフ』では、死にいたる病を隠している女性という設定でしたよね。
この歌詞にはドラマの設定などがふんだんに盛り込まれていると思うんですよね。

なのでこの『あやしい星』は彼女が抱えている秘密。
その星はすぐに見える場所にはないから、探しながら進んでいく決意をしているんですよね。

もし探り当てても、探り当てることができなくても、その途中でケガをしても。
それでも良い!という決意を感じます。

なんでそこまで、というのは彼女の『はじけるような笑顔の向こう側』をみたいから。
笑顔の向こう側って何なんだ?という感じですよね。

ここでこの手を繋いで一緒にいった丘に注目しましょう。
この丘は『燃えるような月の輝く丘』なんですよね。

月というのは地球の周りをまわっています。
お日様と地球上の場所によっては見え方や形が変わっています。

そしてそれ以上に、月の裏側は決して見ることができない。
いつも見ているのは同じ面なんですよね。

これを自分の好きな彼女に重ね合わせてみます。
彼女の気持ちはいつも、同じ場所ばかり「自分に見せてくれていて」、その裏側に隠れている「秘密」は決して見ることができない。

だからこそ『燃えるような月の輝く丘』に彼女と一緒に行くことで『かけらでもいい』から彼女の気持ちを感じ取りたい!と思っているんですよね。

3メロで揺るがない決意

最後の3メロでは

『まんまるい月の輝く丘に』

となっています。

月が一番輝く瞬間ですね。

この『まんまるい』っていう表現も、本当に柔らかくて好きです。

そしてその月が輝く丘に行けば

『心の模様が空に映ってる』

んだそうですよ、しかも誰もが皆。

いくら隠しても、その月の輝く丘に一緒に行っちゃえば、彼女が隠している秘密、その秘密によって浮き出る感情。

それさえも空を見るだけで分かることができる、と言っているんです。

彼女が笑うのは好きだけど

『いつでもそうやって笑ってないで』

と言います。

これは自分の前でも何か哀しいことを隠して、一生懸命笑ってくれている彼女をどうにかして・・・という思い。

彼女の全てを丸ごと抱え込んで、行きたい!という主人公の決意表明ですよね。

そこで全部を知らなくても

『かけらでもいい 君の気持ち知るまで 今夜は一緒にいたいよ』

とお願いもしているんです。

大好きな彼女だから、彼女が秘密にしていることを無理矢理聞きだすことはしたくない。

だけどその秘密ごと自分は抱きしめていきたい!ということを言っているように聞こえました。
これはドラマに沿った想いですが、そうじゃなくても当てはまると思いませんか?

付き合っている人や好きな人に対しては自分のマイナスな部分ってなかなか素直に表現することはできませんよね。
できるだけ自分の良いところを見て欲しいと思うものです。

だって好きな相手ですもんね。
でも、この主人公は隠しているその自分が嫌と思っている部分も含めて全部知りたいんだよ!と訴えているんですよ。

こんなにも好きになってくれる人がいるってそれだけで幸せですね。
相当な純粋さです。

『今夜月の見える丘に』は燃えるような誠実な愛

ここまで純粋に相手のことを思える想いってなんなんだろう・・・と思いました。
しかもドラマのネタバレになりますが、結局最後、ヒロインの常盤貴子さんは病に勝つことはできないんですよね(^^;

ここまでの強い想いを抱えることができる相手に出会えたことが幸運なのか・・・。
何ともドラマは哀しい結末でしたが、歌の世界ではこの後も2人が続いていると信じたい。

とっても素敵な曲なので、じっくり聞きながら思いをはせてみてはいかがでしょうか?
あなたの『今夜月の見える丘に』はどんな感じですか?

ご意見ありましたら、是非おしえてくださいね。


以上「B'z(ビーズ)の今夜月の見える丘にの歌詞の解釈!意味をイチブトゼンブと比較考察」をお送りしました。



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