2000年代、週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画「ヒカルの碁」がブームとなり、当時の小学生や中学生に大きく衝撃を与え、遊ぶ子供が増えていった日本の代表的テーブルゲームである「囲碁」。
しかし、漫画連載が終わったと同時にブームは去り、2007年には囲碁の競技人口が240万人となり、1980年代の1000万人台から大きく減少したと報道されました。
そんな中、2019年に優れた棋士を決めるタイトル大会「名人戦」の第44回、当時若干19歳であった芝野虎丸八段(日本棋院東京本院所属)が張栩名人(当時)に「七番勝負」で挑戦し、通算4勝1敗で名人を破り、九段への昇進と史上最年少での「名人位」獲得を果たしました。
今回は、その芝野名人のプロフィールについて触れていきます。
また、本人の学歴や、ご兄弟やご両親がどのような人物かについても触れていきますので、お楽しみに!
芝野虎丸名人のプロフィール紹介
神奈川県相模原市出身
相模原市立鶴園小学校→相模原市立谷口中学校卒業
日本棋院東京本院所属(「洪道場」の出身)
段位:九段
第44期名人戦にて張名人を破り史上最年少での「名人位」獲得
名人戦リーグ戦入り、本因坊リーグ戦入り最年少記録保持者
ご覧の通り、神奈川県相模原市出身で若干19歳。
間もなく成人を迎える年齢です。
名人位だけでなく、プロとなりリーグ戦に参入した事も最年少記録を保持しています。
こういうところから、かなりの実力を持ち、若いうちから活躍してきた事が伺えますよね。
続いて、よりプライベートな部分にも触れていきます。
芝野虎丸名人の学歴!出身中学や高校はどこ?
では、芝野虎丸名人の学歴を見ていきましょう。
実は中学校を卒業後、高校と大学といった学校には進学していません。
小学校は、地元相模原市の「相模原市立鶴園小学校」を卒業。
虎丸がグランドチャンピオン戦で優勝しました!本当におめでとうございます^-^早碁は本当に得意ですね。戦った相手も日本の超一流棋士ばかりなので本当に素晴らしいと思います。昔の写真ですが時々見ています。二人共に人に感動を与える棋士になって欲しいです。いつも心いっぱい応援しています💖 pic.twitter.com/gd2ZtVNE6Q
— 洪道場 (@hongdojo) May 7, 2019
小学生高学年の頃から「関西棋院」所属の「洪清泉」先生が主宰する「洪道場」にて腕を磨き、中学卒業後には「初段」としてプロ棋士の仲間入りを果たします。
中学校は、同じく相模原市内の「相模原市立谷口中学校」を卒業。
しかし、高校には進学しないという選択肢を選び、プロ棋士への道を選択しました。
その結果が今の名人位に繋がっている。立派なシンデレラストーリーです。
芝野虎丸のお兄さんやお姉さん!まさかの高学歴!
ここからは芝野名人のご兄妹の紹介です。
お兄さんの龍之介さんは、twitterにてご自身のアカウントを所持しておりまして情報発信を行っています。
プロフィール画像を見る限り、イケメンですね!
現学歴が「東京理科大学」の経営学部。
理系の高学歴な大学に在学している所を見ても、相当優秀な方である事が見受けられます。
また、ご本人の直近のツイートで以下のコメントがありました。
昨日史上初の十代名人が誕生して盛り上がっていますが、これを一時的なものにしないためにこれからもすごいことを起こし続けることや新規イベントなどで業界全体に変化の風を吹き込み続けることが大切だと思うんです。
前者は虎丸がやってくれると信じているので、私は特に後者を頑張っていきます😼— 芝野龍之介 (@igospicyspy) October 9, 2019
弟の虎丸さんと力を合わせて「新しい風を吹き込んでいきたい」という決意表明。
冒頭で日本囲碁の棋士高齢化を取り上げましたが、彼等が時代を変えるという意気込みを感じて、益々応援したい気持ちになります!
https://t.co/7gYAp7yyIT#囲碁 #碁 [スポニチ]囲碁・芝野虎丸八段最年少で名人奪取 韓国研修で碁盤を見つめる小学4年の芝野虎丸八段(洪清泉さん提供) Photo By 提供写真 芝野は4人きょうだいの3番目。兄・龍之介二段も棋士で東京理科大の大学生、妹もアマ囲碁の有力選手。姉は東大生という。
— 囲碁情報 (@igo_ja) October 9, 2019
また、姉もアマチュア囲碁で強さを発揮する選手で、東京大学の学生であるとの情報が!
学歴だけで全ては決まりませんが、優秀な家庭である事が見て取れます。
芝野名人の父母(両親)は?
芝野虎丸名人は、6歳の頃から漫画「ヒカルの碁」が好きであった父の影響で囲碁を始めました。
小学校の頃から既に「囲碁棋士」だったのです。
父の存在が無ければ囲碁を始める機会にも恵まれず、別の進路に進んでいたという事もあり得ました。
という事は、漫画を描かれていた作家である「ほったゆみ」先生、「小畑健」先生には感謝してもしきれないものがありますね。
きっかけを作った父に、芝野名人は上手く支えられて育った事が今の結果を見る限りお分かり頂けるかと感じます。
芝野虎丸名人のニュースを聞いて最初に思ったこと。
それは「囲碁界でも若い子が活躍を始めているんだなあ」ということでした。
また、日本棋院が今のSNS流行に合わせて若手棋士の皆さんに当番制でtwitterを運用している事を知り、驚きました!
まだまだ、知名度が低いようですが、今回の芝野名人の活躍でより一層知名度が上がる事を願うばかりです。
改めまして、今後の日本の囲碁界を芝野名人に引っ張って行ってもらって、もっと沢山の方々に囲碁の楽しさを知ってほしいですね。
今後も注目していきたいと思います(^^)