東野圭吾さんと言えば「新参者」シリーズや、「ガリレオ」シリーズを手掛けてきた天才小説家ですよね。
そんな東野圭吾さんの作品が新たに映像化されるというのですから、東野圭吾ファンとしては是非ともチェックしておきたいところですよね★
そして今回、映画化されるのは「天空の蜂」という作品です。
何とも印象的なタイトルじゃありませんか?
キャストも豪華なら、そのあらすじも映画化は不可能だと言われているほどの大スケールなんですよ。
今回は、 ご紹介していきたいと思います。
それでは早速、いってみましょー!(^^)/
映画「天空の蜂」ってどんな作品?
映画「天空の蜂」には、さっきも読んでもらいましたように、原作があります。
この原作は1995年に書かれたもので、そのテーマを選んだところから内容まで、読んだ人たち皆が驚くものになっています。
ここにも東野圭吾さんの才能を裏付けている一因があるんじゃないでしょうか?
ではでは、早速あらすじから詳しくご紹介しましょう!!
映画「天空の蜂」のあらすじって??
巨大ヘリが原発に墜落するまであと8時間! 東野圭吾の問題作が日本映画の枠を超えるスケール、アクション、ドラマで映画化! 「天空の蜂」(9/12公開)特集をアップ!⇒ http://t.co/u4hAsLvLyi #映画 #eiga pic.twitter.com/UCEcSC2bBr
— 映画.com (@eigacom) August 24, 2015
まず。
物語は、名古屋の小牧工場と福井県の高速増殖炉が主な舞台です。
主人公は、小牧工場で軍用の巨大ヘリコプターを開発からずっと携わってきた「湯原一彰」。
5年間、家族を犠牲にしてきてようやくテスト飛行の日になり、そこに家族を呼んでテスト飛行を見せるつもりだったんです。
一人息子の高彦にもせがまれて。
しかし、この軍用巨大ヘリコプター、通称「ビッグB」がこのテスト飛行の日に何者かによって盗まれてしまいます。
「何事が起きたのか?」と思っていると、ビッグBは福井県にある高速増殖炉「新陽」の上空でホバリングします。
そのころ、ビッグBを奪った「天空の蜂」と名乗る犯人から犯行声明文が届きます。
それは
現在建設中、稼働中の原発を全て破壊しろ、さもなければ大量の爆弾を搭載したビッグBを「新陽」に落とす
というものでした。
しかも、盗まれたビッグBには湯原の一人息子、高彦が間違って侵入していたのです!
ビッグBの燃料切れと言うタイムリミットが迫る中、人命救出にも迫られます。
そして、原発の安全神話を掲げてきた政府は、テロリストの要求にどう対処するのか?ということに逡巡するのでした。
ってとこが大筋です。
原発を題材にしていること、そして安全神話にも触れていることが映像化は無理だろうと言われてきた理由のようですね。
しかし、軍用巨大ヘリをどう再現するのか?など気になるポイントがいっぱい。
楽しみで仕方ないですよ!!
映画「天空の蜂」の豪華すぎるキャスト!
さて。
映画になるってことはこの登場人物たちを演じる役者さんがいるってことです。
で、この映画「天空の蜂」のキャストがとっても豪華だっていうので、またまた話題になってるんですよ!
相関図はこちら
ではでは、人物紹介と併せてご紹介しましょう。
江口洋介・・・・湯原一彰
物語の主人公とも言える人物。
綿重工業航空機事業部に所属する、「ビッグB」の開発責任者です。
本木正弘・・・三島幸一
湯原と同期の綿重工業の原子力技術者であり、原発「新陽」の設計士。
仲間由紀恵・・・赤嶺淳子
三島の恋人。
綿重工業の航空機事業第一開発部の社員。
綾野剛・・・雑賀勲
元自衛隊員。ビッグBを奪った犯人。
光石研・・・佐久間
福井県の消防本部、特殊災害課長
國村隼・・・中塚
高速増殖炉「新陽」の発電所所長
石橋蓮司・・・筒井
原子炉核燃料開発事業団「炉燃」の理事長
やべきょうすけ・・・根上
航空自衛隊員であり、ビッグBに取り残された高彦の救出に向かうヘリの運転士
長瀬匡・・・上条
航空自衛隊員でありビッグBに取り残された高彦を救助する
竹中直人・・・芦田
警察庁長官
佐藤二郎・・・今枝
福井県警 警備部長
柄本明・・・室伏
福井県のベテラン刑事。
犯人の聞き込みを担当する。
落合モトキ・・・関根
室伏の相棒。
新米刑事。室伏と一緒に聞き込み。
手塚とおる・・・高坂
愛知県警捜査一課の刑事。
松島花・・・野村
愛知県警捜査一課の刑事
向井理・・・湯原高彦(成人)
2011年の日本で自衛隊員として活動中
あんまり書いちゃうとガッツリネタバレしちゃうんでね(^^;
中々書けませんでしたけど、中々渋い顔ぶれですよね!!
個人的に、國村隼さんが好きなので嬉しかったです♪
そして長瀬匡くんが楽しみですね!(^^)
キャスト以外にも期待!
この映画「天空の蜂」、キャストも豪華ならスタッフも豪華なんですよ!
監督は堤幸彦さんです。
堤幸彦さんの代表作と言えば「TRICK」「世界の中心で愛を叫ぶ」「20世紀少年」などなど。
本当にもう数限りなくあるんですよ!
そんなコメディも、シリアスも撮り分けることができる堤幸彦さんが監督ですからね!
否が応でも期待はあがりますよね。
更に、脚本は楠野一郎さんです。
彼は「コサキン」のラジオ番組への投稿を経て、放送作家さんになったという経歴を持っています。
つまりは結構バラエティな感じなんでしょうね。
そんな脚本家さんがシリアスな映画「天空の蜂」の脚本を担当しているというのですから!
予想がつかなくないですか??
そして映画「天空の蜂」を彩る主題歌として秦基博さんが「Q&A」を歌います!
秦基博さんの透き通った声がラストに流れるのかと思うと楽しみですね(^^)
映画「天空の蜂」の結末は?!ネタバレ注意!!!!
そんな本格派ミステリーの結末が面白くないわけがないんですよ。
ではでは、一体どんな面白い結末が待っているというのでしょうか?
まず、気になるポイントから整理していきましょう。
そして、原作と比較してその結末を予想していってみましょう。
映画「天空の蜂」の気になるポイント① 原発と人命、どっちを選ぶの?
政府にしてみればビッグBが原発の上空にいることで、喉元にナイフを突き付けられた状態なんですね。
しかも、今まで
「どんな災害に面しても絶対に放射能が漏れるような事故にはならない!」
という安全神話で推し進めてきた手前、中々うまくいかないことも。
とはいえ、迫るタイムリミット。
ビッグBはその日、テスト飛行が予定されていたので燃料は満タンな状態です。
そこで、犯人から突き付けられた制限時間は、ビッグBの燃料が空っぽになるであろう10時間。
ここがこのストーリーに一気に緊迫感が生まれるポイントです。
そこに来て犯人から再びメッセージが届きます。
「原発の運転を停止するのをテレビで放映しろ」
そうすることで人質を救出してもいいというものなのです。
原発の運転を停止するということはすぐさま電力不足が起こります。
季節は夏!
どうやっても電力消費の激しい季節ですよね。
そこで政府は犯人の指示通り原発の運転を停止する様子をテレビ放送するという決断を下すのでした。
映画「天空の蜂」の気になるポイント② 息子、高彦はどうなるの?
高速増殖炉「新陽」の上空でホバリングしているビッグBに何故か乗り込んでしまった高彦君ですが、人命優先ということでどうにか救出しようとします。
犯人にとっても高彦君というのは誤算でした。
そこで、政府は人命を救出するために一度、地上に降ろすように提案するんです。
しかし犯人はこれを拒否します。
そこで再び提示されたのは犯人からのメッセージです。
子どもを救出させるためにヘリをビッグBに近づけることは許可する。
しかし、救出時に救出員はビッグBの中に入ってはいけない。
またビッグBの移動はしてはならない。
という条件付きのものでした。
この困難に打ち勝つため、政府内では到底逆立ちしても無理な救出方法が提案されます。
それは、ビッグBの中にいる高彦君にワイヤーを操作させ、自衛隊のヘリコプターとの間にワイヤーを張るというもの。
そして、そのワイヤーを伝って隊員がビッグBに近寄り、ビッグBから高彦君が空中ブランコのように飛び移るというものでした。
「こんな芸当できない」と皆が思う中、自衛隊の中でも精鋭中の精鋭である上条が選ばれます。
見事、高彦君を救出することができ、ビッグBの内部も少しだけ写真に収めることができ、任務は完了するのでした。
というのがストーリーの流れです。
原作では、映画と違い湯原の同僚である山下って人の子どもがビッグBに取り残されるエピソードになっています。
この変更は多分「映画ならではのエピソードを盛り込んだ」と書いてあるので、その部分の辻褄を考えて変更されたんじゃないかなとも思います。
映画「天空の蜂」の気になるポイント③ 謎のカギを握るのは赤嶺淳子!
何故かふってわいたように登場する彼女ですが、とても重要な役どころなんです。
三島の彼女である赤嶺は、何故か心のモヤモヤがはれないまま空港にいます。
それは少し前に恋人である三島から一緒に行こうと約束していた旅行をキャンセルされたからでした。
というのも、まずは赤嶺が入社10年のお祝い(?)として会社から有給休暇を貰います。
そして、その有給とお盆を利用してヨーロッパの辺りに旅行に行こうかな、と三島に漏らしたのでした。
すると三島が、それなら自分も出張でその辺りはヨーロッパにいるから向こうで2日ほど落ち合おうという言います。
もともとはそういう計画だったんですね。
しかし、三島は出発の一か月前になって
「急に仕事がキャンセルになった」
という電話をかけてきます。
つまり、ヨーロッパにいない、ということですね。
ですから、
だったら自分もやめようかなあ、
と赤嶺が言うとなぜか三島は激しくそれを止めました。
8月8日には絶対にヨーロッパに行った方がいい!
と言われ、予定通り旅行にいくと決断します。
そして、三島の態度に異変を感じた赤嶺は三島の部署に聞いてみますが、三島が外国に行く予定は全くなかったという回答でした・・・。
浮気を疑った赤嶺ですが、それを問いただす暇もなく、出発予定だった一日をぼんやり過ごし、ようやく空港にいるのでした。
そんな時、空港のロビーでは「天空の蜂」のニュースが流れ、更には刑事に職務質問をされます。
あなた、出勤表を書き換えてませんか?
と聞かれるのです。
実はこれも三島が赤嶺に頼んだことでした。
胸騒ぎがする赤嶺はそれでも黙秘を続けるのです。
しかし、「新陽」の様子をニュースが写しだした画面に三島がいるのを知り、赤嶺は自供を始めるのでした。
原作ではこの赤嶺って女性、職場の上司と不倫していたという過去も持っています。
その上司も利用してるんですよね(^^;
知らないうちに三島に巻き込まれてたというか・・・。
ビッグBに積み込まれる荷物も赤嶺が運び込んだりしてたんですよ。知らないうちに。
ちょっとかわいそうな女性でしたね・・・。
映画「天空の蜂」の気になるポイント④ 犯人って誰?
そりゃあラストと言えば、このポイントにつきますよね!
結局のところ、誰が「天空の蜂」でその動機はなんなの?!ってことですよ。
最初、警察は反原発のグループ内の過激派だと捜査を始めますが、その中にはいません。
しかし、ある原発訴訟で戦っているグループの署名の中に「雑賀」という人物がいるのを発見します。
雑賀は元自衛官でヘリコプターにも精通している人物でした。
更に雑賀は白血病で友人を亡くしています。
その友人と言うのが原発で働いていて、原発訴訟で戦っているグループの中心人物だったんです。
そこで室伏刑事とその相棒は雑賀を捜索します。
雑賀の単独犯、ではなく、犯人はもう1人いるんですね。
そう!もうお分かりですよね。それは三島です。
三島は自分が原発の設計士だということが原因で、息子がクラスでいじめられていたという過去を持ちます。
更には、その息子は踏切で自ら命を絶つ(?)のようななくなり方をしてるんです。
当初は事故死となっていましたが、どうやらいじめを苦に・・・ということらしいんです。
そこから原発に恨みを持ったという訳ではなく、原発について国民全員に考える機会を与えたかった、としてこのテロ計画を起こすんです。
映画「天空の蜂」の気になるポイント⑤ ビッグBはどうなる??
「新陽」上空でホバリングしているビッグBですが、結局どうなるのかというと、10時間という時間切れを迎えます。
しかし、雑賀の部屋で、ビッグBを遠隔操作する時に使ったとみられる「リモコン」が見つかるんですね。
それを使ってビッグBを動かそうとするんですが、オートローテーション(エンジンが停まってゆっくりと落ちていく現象)をもちろん予想していた三島と雑賀はローターの部分に爆発物を仕掛けていました。
それを爆発させ、降下速度を速めます。
当然、急激な勢いで落ちていくビッグB。
しかし、湯原が犯人のリモコンを使ってなんとか移動させ、ビッグBは海に落ちるんです。
このエピソードとか、映画でどう演出されるのか今からワクワクしますね!
映画「天空の蜂」の気になるポイント⑥ 向井理さんってどこで出てくるの?
「天空の蜂」を製作するにあたり、スタッフはこんなコメントを寄せています。
原作に忠実でありながら、東日本大震災の原発事故を経た日本を念頭に作られるため、映画ならではの要素が入るそうです。
とのこと。
確かにこの原作書かれたの1995年ですもんね。
それからようやくの映画化ということになりますよ。
そこで向井理さんが登場してくるんです。
≪ジジ…高彦役の向井理さんについてノ最新情報デス…!ジージー≫
向井理、『天空の蜂』原作にはない主人公の成長した息子役! 誕生秘話が明らかに | シネマカフェ http://t.co/nzxFau0oKg #天空の蜂 pic.twitter.com/bguaUm2NQH
— 映画『天空の蜂』“ビッグB”【公式】 (@tenku_bee) July 28, 2015
湯原高彦が成人しており、しかも自衛隊員で2011年には東日本大震災の救援活動をしている、ということになっています。
それを演じるのが、向井理さんなんですね。
福島第一原発の事故やそれに伴う救出活動や政府の対応など、もう一度きちんと考えさせられる映画になりそうですね。
映画「天空の蜂」の原作者のコメントは?
こんな考えさせられるテーマを東日本大震災よりも随分と前に書いた東野圭吾さんからのコメントがあります。
今まで書いた作品の中で一番思い入れが強いのはどれかと訊かれれば、これだと答えるだろう
つまり原作者にとってもすごく深い作品なんですね。
読者からも同じような反応が上がっているようで、「天空の蜂」を読んだ声としては
「そういえば天空の蜂が映画化されるんだよね。原発事故の後で読みなおしたけど色々考えさせられたわ」
「原発について考えさせられる一冊だった。作業員や現場の人の考えも書かれてて読みやすかった」
「天空の蜂、面白かった。これ1995年に書かれたって!!」
というような感じです。
確かにこの本、読んじゃうと原発に無関心じゃいけないなあと思います。
東日本大震災の原発事故を経験した今だからこそ、もう一度「天空の蜂」を観て、原発について考えてもいいんじゃないでしょうか。
最後になりましたが、映画「天空の蜂」の予告編はこちらです
(P.N.オレンジ)
以上「映画「天空の蜂」のキャストとあらすじをネタバレ!結末(ラスト)はどうなる?」をお送りしました。
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