将棋界では藤井颯太くんが。
そして囲碁では、仲邑菫さんが活躍しています。
こういったルーキーの活躍は嬉しいものですよね。
でも、一体どうやって育てればこんな風に賢く、一流の技が身につくのでしょうか?
お子さんを持っている人なら一度は考えるものです。
今回は、そんな天才を育てるのはやはり両親、ということで、仲邑菫さんのご両親の教育方法などをご紹介します。
何でもキーワードはモンテッソーリ教育法!とのことですよ。
仲邑菫のプロフィール
【熱戦】井山裕太五冠、4月プロ入りの9歳・仲邑菫さんと公開対局https://t.co/jeZgq5tqDv
序盤に攻め込まれた井山五冠は「恐ろしい子だ。近い将来、本番でやられる」「天下を狙える才能だと思います」と絶賛した。 pic.twitter.com/oqIyRdfdvu
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年1月6日
まずはプロフィールをご紹介します。
出身地:大阪府大阪市此花区
小学校:大阪市立高見小学校
好きな科目:体育
好きな食べ物:焼肉、キムチチゲ鍋
特技:韓国語
となっています。
若干9歳で囲碁のプロ棋士になったんですから、最年少記録はもちろん更新しています。
そして小学校は地元に通っていて、好きな科目は体育というんですから、他の小学生と何も変わりません。
好きな食べものに焼き肉があるのも、なんだかほっとしますよね。
仲邑菫の性格は?
小学4年生にしてプロ棋士になった彼女の性格を両親は
- かなりの負けず嫌い
- 気が強い
- きつすぎる
と評価しています。
囲碁で負けると大泣きしてしまうほどの負けず嫌いだそうです。
でも、だからこそ、小学4年生でプロ棋士になれるという偉業を達成したのかもしれません。
会見でもこれだけ堂々と発言できるというのは素晴らしいですね。
仲邑菫を育てた両親はどんな人?
仲邑菫ちゃんは1人で大きくなったわけではありません。
両親が愛情を持って育ててきていることでしょう。
そこで、両親ですが、実は2人ともかなりの経歴の持ち主なんです。
仲邑菫の両親の経歴
仲邑菫ちゃんのお父さんは『仲邑信也(なかむらしんや)』さんです。
何故名前が?と思うかもしれませんが、お父さんもプロの囲碁棋士さんで、段数は9段です。
過去にはタイトル戦でも優勝経験を持つというかなりの実力者です。
いずれは親子対決が見られるのかもしれませんね。
そして、仲邑菫ちゃんのお母さんは『仲邑幸(なかむらみゆき)』さんです。
元囲碁のインストラクターをされていて、アマチュアでも5段程度の実力を持たれています。
幸さんのお父さんと妹さんも囲碁の関係者で、妹の石井茜さんはプロ棋士で3段ということです。
まさに周りの環境が囲碁で、これだけの環境の中で普段から鍛え上げられているんですね。
秘儀!仲邑菫の作り方
では、囲碁の環境の中で育ったといってもこれだけでは囲碁の棋士としての才能を開花させるのは難しいのではないでしょうか?
やはり、囲碁というのは先を読む力と状況把握が必要になります。
しかもプロ棋士になるのですから、相当な実力と才能を兼ね備えていなくてはいけません。
若干9歳でこの才能を開花させたのは両親の礎作りが必要になります。
そこで仲邑菫ちゃんの育った環境に秘密があるかもしれないので、早速ご紹介します。
その①「テレビなし?!」
実は両親と同席した会見で、こんな質問がありました。
『好きなテレビ番組は?』
と。
すると父親の信也さんは
「うちにテレビはないんで」
と。
更に母親の幸さんも
「大阪に引っ越したときにテレビは捨てた。
もともと見ない。
碁の勉強をするのに、あまり必要ないかなと。」
とのことです。
家の中にテレビがない!!!
ちょっとした衝撃です。
でも、こういった環境だからこそ、囲碁の世界に打ち込むことができるのですね。
その②「モンテッソーリ教育法」
仲邑菫ちゃんは幼稚園の時に、モンテッソーリ教育を実施しているところに通っています。
モンテッソーリ教育法とはどういったものかというと、木製玩具と自主性というのが大きな柱として掲げられているものです。
そう言えば、プロ棋士の藤井颯太くんも、木製玩具「キュロボ」などで遊んでいましたよね。
これもモンテッソーリ教育法の一環です。
もちろん、仲邑菫ちゃんもこれらに触れて過ごしていることでしょう。
モンテッソーリ教育法では
『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる』
といった理念を掲げています。
整備された環境で子どもの学びを伸ばしていくということです。
日本では、モンテッソーリ教育法を取り入れている保育施設などは割合でいうと多くありません。
これはモンテッソーリ教育を取り入れますよ、と言ってもきちんとモンテッソーリ教育の主団体に所属したり、教員もモンテッソーリ教育の独自の江免許を取得しないといけないからです。
限られた施設であることは間違いありません。
もしかするとこれから更に注目を集めることにもなりそうです。
仲邑菫の実力は?
注目を集めている仲邑菫ちゃんですが、実際に実力はどのくらいなのでしょうか?
実は、結構な名人たちと対局をしています。
トップクラスの中でも、最高レベルの張名人とも対局をしていて、
『非常に落ち着いていましたね。
とても小さい子どもとは思えない、盤上にしっかり構想を立てていて、非常に難しい局面でも高い対応力を持っていた。
勝負強さも感じました。
僕としては真剣勝負で緩めるつもりは一切なく、これは勝てるんじゃないかなと打っていたんですけど、
中盤以降、大事な場面での打ち方は非常にレベルが高く、対等に戦っているくらいに感じた。
とても恐ろしかったです。』
と感想を言っています。
これは2018年12月13日の対局の後に言われていて、プロになる前ですね。
この対局を通じて張名人も
『必ず世界で戦える棋士と強く思った。
少しでも早くプロの世界に入れることが重要だと感じた。
勉強環境もよくなるので。』
としています。
名人にこれだけ評価してもらえるというのは、すごいことですね。
本当に9歳の女の子がこれからどこまでのぼりつめていくのか、囲碁の世界についても注目していきたいと思います。
以上「囲碁の仲邑菫(なかむらすみれ)の両親や出身地!その才能の秘密はテレビなしとモンテッソーリ教育法?」をお送りしました。