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映画アイネクライネナハトムジークのキャストと公開日!伊坂幸太郎の原作小説のあらすじもネタバレ

伊坂幸太郎さんの『アイネクライネナハトムジーク』が映画化される!と聞いて心躍ったのは私だけでしょうか?
しかも、主演が三浦春馬くん!

これは期待するな、という方が無理ですよね。
完全仙台ロケで撮影が開始されている映画『アイネクライネナハトムジーク』。

気になるキャストや公開日を今回はご紹介します。
相関図ものせていますので(できるだけネタバレしない方向で)よろしければご覧ください。

もちろん、原作のネタバレなんかもご紹介します!

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伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』ってどんな話?

伊坂幸太郎さんの『アイネクライネナハトムジーク』を検索したことがある人ならきっとこんな文言を目にしたことがあるでしょう。

『アイネクライネナハトムジークは伊坂幸太郎の唯一のラブロマンスだ』

そうです、この物語はラブロマンスの要素がフンダンに織り込まれている物語なんです。
でも、ラブロマンスだけではないのが伊坂幸太郎さんの素晴らしいところです。

いつもの伊坂幸太郎イズムとも言える読後の爽快感は十分に楽しめる作品です。
ここからは原作のネタバレをしていきたいと思います。

ネタバレが嫌な方はグイっと下の方まで飛ばして下さいね。

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伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』のネタバレ

アイネクライネナハトムジーク 公開日 キャスト 原作 ネタバレ

では、原作の方のネタバレをまずはご紹介しましょう。

『アイネクライネナハトムジーク』は一冊の本ですが、この中に6本の短編が詰まっています。
もちろんこの6本の短編、主人公や視点は変わるものの、前の物語で登場していた人物や、前の物語では主人公だった人の友達であったりします。

なので、読んでいくと『あ、この人ここと繋がってるんだ!』っていうのが分かりやすくなっているのです。

短編は

  • アイネクライネ
  • ライトヘビー
  • ドクメンタ
  • ルックスライク
  • メイクアップ
  • ナハトムジーク

から成り立っています。

まずは、1つ1つ、ネタバレしていきましょう!

『アイネクライネ』の主人公は佐藤

主人公は佐藤というマーケットリサーチ会社の社員です。
あることがきっかけでシステムダウンをさせてしまい、その罪滅ぼしとして上司から街頭アンケートをとるようにと言われます。

ここで、知り合ったのは手のひらに「シャンプー」と書かれた女性で、佐藤は彼女のことを『シャンプーさん』と呼ぶようになります。

この物語では時間軸が行ったり来たりということがないので、スラスラと読むことができます。
まさに、物語の出だしにはもってこいの物語でしょう。

佐藤の会社の先輩として藤間が登場し、他にも、大学時代からの友人である織田一真と織田由美夫妻も登場します。
シャンプーさんと佐藤がどうなったか?というのは最後まで書かれませんが、『良い出会いがあったんだな。』と感じさせてくれる物語です。

『ライトヘビー』の主人公は美容師・美奈子

時間軸は『アイネクライネ』と同じです。
まさに、同時期の全く違う人物の話です。

主人公が急に変わるので、びっくりするかもしれませんね。
主人公は美容師の美奈子です。

ここまで、ダメ男と付き合い、今現在はフリーの彼女です。
そんな彼女に客である板橋香澄という人物が、自分の弟と電話でもいいから話してみないか、と持ちかけてくるのです。

香澄の弟は学という男性で、そこまで話が上手ではありません。
でも、逆にそれが良かったのか、電話は毎日ではないですが続いていました。

しかし、そんなある日、学からの電話が全く来なくなります。
なんだか気になる美奈子はヘビメタのライブで知り合った山田寛子と日高亮一に相談するのでした。

3人で飲んだ帰りに「齊藤さん」に会いに行こう、となります。
齊藤さんとは、一回100円で、その人の気持ちにピッタリなフレーズを聞かせてくれるというちょっと占い師のようなミュージシャンでした。

そこで寛子は「仕事に打ち込むこと」を。
亮一は「今の彼女と別れること」を。

そして美奈子には「今を楽しめ」と伝えます。
そして・・・・。

といったところです。
この物語は最後まで書くと面白くないので、結末は是非本を読んでください。

『ドクメンタ』の主人公は佐藤の会社の先輩藤間

今回の話は時間軸が少し行ったり来たりします。
ベースは『アイネクライネ』から半年後の世界ですが、途中で過去にさかのぼります。

藤間はおおざっぱな性格が災いして、妻が娘を連れて家を出ていきます。
実はこの事件こそがきっかけで『アイネクライネ』ではシステムダウンを起こしてしまうのでした。

その事件から半年後、藤間は相変わらず1人で生活しています。
これまでの結婚生活を振り返り、藤間にはある女性との出会いが思い返されるのでした。

それは運転免許センターで5年に一度だけ出会うことのできる女性です。
誕生月が同じで、ほとんど運転しない彼女は優良運転の更新に来ています。

藤間も同じで、しかも、更新期間の一番最後の日曜日に来るというところまで偶然にも同じでした。
話を聞くと、性格も藤間のようにおおざっぱな人間で、その性格が原因で夫と別居中だということが判明します。

5年前に別居中だった彼女がまた今年も会えるかな、と期待しつつ藤間は免許センターに行くのです。
するとそこには彼女がいます。

しかも、彼女は藤間を待ってたといいます。
それは何故か?

現在は別居中の夫との関係は修復されています。
そのきっかけを与えてくれたのは銀行の通帳だったと言います。

藤間は自分と妻の関係を告げ、そこで通帳を長いこと記帳していないことに気付きます。
そのことを知った藤間は急いで記帳に行くのです。

藤間は奥さんに出ていかれて自暴自棄の人物でした。
でも、今回の「ドクメンタ」で立ち直っていてなんだかホットしました。

そして藤間は「ウィンストン小野」というボクサーが好きなようで、その事を知った佐藤がサインを彼にプレゼントしているというエピソードもあります。

本当に脇役の脇役までしっかり人物像が作り上げられていて、嬉しくなります。

『ルックスライク』の主人公は・・・・・

『アイネクライネ』の10年後の世界がベースです。
この辺りから時間軸が行ったり来たり!

しかも、表記もない(きっとわざと)ので見事最後にやられてしまうんですよね(^^)

主人公を選ぶのは難しいなあ、と思いました。
あえて言うなら久留米和人くんかなあ、と。

久留米和人は高校生です。
ごく普通の高校生で、同級生の間でもマドンナ的な存在の織田美緒にひそかに恋心を寄せています。

この織田美緒は、『アイネクライネ』の主人公佐藤の大学時代の友達、織田夫婦の長女です。
母親譲りの美貌と、父親譲りの性格で素晴らしい女性に成長しています。

そんな美緒はある日、和人を誘って駐輪場でシールを剥がすという小さな犯罪を起こしている人物を一緒に探して欲しい!ともちかけます。
もちろん、和人は喜んで引き受け、一緒に駐輪場に。

この駐輪場では、利用料が前払いで払ったらシールを貰えます。
それを自転車に貼っておくというシステムです。

その利用料を払わずに他の人のシールを何食わぬ顔して剥がしている人がいるというのです。
2人で見ていると、1人の中年のおじさんが犯行を行っていました。

高校生2人に言いよられて一瞬たじろぎますが、逆に言いあげてきました。
そこに登場したのは2人の担任の深堀先生です。

深堀先生は2人をある奇策で助けてくれるんです。

ということで、この奇策がこの物語の核になっている部分です。
これこそ、最大の楽しみなので、後は・・・ということで(^^)

『メイクアップ』の主人公は窪田結衣

続いては『ライトヘビー』から少し時間が経ったころの物語です。
主人公の窪田結衣は化粧品メーカーに勤務しています。

彼女の上司は『ライトヘビー』で美奈子の友達だった山田寛子で、あの時の誓いを胸にバリバリ働いて部長補佐(実質は部を仕切っている)までのぼりつめています。

主人公の窪田結衣は栃木県出身で2年前に結婚しました。
しかし、高校時代は太っていてイジメの対象だったのです。

そんな窪田結衣がプレゼンの相手でやってきたのは『小久保亜季』という女性でした。
彼女こそ、結衣をいじめていた女王様で、しかし再会しても結衣だと気づいていません。

小久保亜季はとても女性のいやらしい部分を兼ね備えた人物で、読んでいても不幸を願ってしまうようなキャラクターです。
でも、こういう女性ってうまいこと渡っていくんですよね(笑)

ここでは結衣が小久保亜季に仕返しするかどうか?ということがテーマになっています。

最終的に1勝1敗と記載されているので、少し溜飲を下げることができます。

『ナハトムジーク』の主人公はウィンストン小野

『アイネクライネ』から19年後の世界です。
時間軸はこの物語の中で一番行ったり来たりします。

なので、色々と混乱して前の章を読み返しました。
主人公は日本人で初めて『ヘビー級』のボクシングチャンピオンになったウィンストン小野です。

19年前にチャンピオンになった彼が9年前に再起をかけてもう一度チャンピオンと戦います。
その結果は判定負けとなっていますが、それから10年後、ウィンストン小野のインタビュー番組を作るということがベースです。

ここでの話は今までばらまかれてきた伏線を一気に回収してくれます。
もう一行も逃すことはできないぐらいのスピードで全てが繋がっていきます。

その時の爽快感といったらないですよ。
是非、本を読んでみてこの爽快感を一緒に味わいましょう!!

「アイネクライネナハトムジーク」を読んだい人の感想

実は、「アイネクライネナハトムジーク」は人気の高い作品で多くの人が読んでいます。
中でもこんな感想があるので、ご紹介します。

別に闘いの話でも、ヒーローの話でもないのに、何故か昂るんですよね、よくわかります。

本編に出てくる「齊藤さん」は齊藤和義さんの事らしく、映画でも主題歌を実際に歌われるようです(^^)

映画「アイネクライネナハトムジーク」のキャストと公開日!

ではでは、早速、この面白い原作をどんな風に見せてくれるのか!
キャストやスタッフなどを見て想像してみましょう。

映画「アイネクライネナハトムジーク」の公開日が延期

2018年秋ごろ公開、となっていましたが、今は公開日が延期され2019年秋ごろとなっています。
公式サイトにはこちらから。

楽しみは先延ばしにしておきましょう!

映画「アイネクライネナハトムジーク」のキャスト紹介!

ではでは、注目のキャストです!

キャストは

  • 佐藤・・・三浦春馬
  • シャンプーさん・・・多部未華子
  • 織田一真・・・矢本悠馬
  • 織田由美・・・森絵梨花
  • 織田美緒・・・恒松祐里
  • 藤間・・・原田泰造
  • 藤間亜美子・・・八木優希
  • 美奈子・・・貫地谷しほり
  • 板橋香澄・・・MEGUMI
  • 学・・・成田瑛基
  • 久留米和人・・・萩原利久
  • 久留米マリ子・・・濱田マリ
  • 齊藤さん・・・こだまたいち

となっています。

この他にも、どの役かは分かりませんが

  • 柳憂怜
  • 藤原季節
  • 中川翼
  • 祷キララ
  • サンドウィッチマン

が出演することが決定しています。

サンドウィッチマンって・・・。

原作を読んだ人ならあの役だな、とニヤリとしちゃって下さい。

『アイネクライネナハトムジーク』の意味は小夜曲

『アイネクライネナハトムジーク』は小夜曲という意味です。
なので、夜にひそやかに心静かにきく音楽なんです。

なので、そういった心持でこの物語を楽しんでくださいね。
すると最後に向かっていく疾走感や爽快感を更に強く感じることができますよ。

どうぞお楽しみに!

以上「映画アイネクライネナハトムジークのキャストと公開日!伊坂幸太郎の原作小説のあらすじもネタバレ」をお送りしました



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