謎、伏線、それが代名詞と言っても過言ではないマンガがあります。
それは「東京喰種」です。
物語は第1期である「東京喰種」を主人公金木研の『死』という形で幕を閉じ、「東京喰種:re」という物語に続いています。
そして「東京喰種:re」では最大の謎、「隻眼の王」の伏線回収がすごいスピードで始まっているんですよ。
そこで、今回、「隻眼の王」は一体誰なのか?!ということです。
前回の記事では、隻眼の王は有馬に間違いありません!的な感じで進めてきました。
もう
「隻眼の王=カネキ」説
正真正銘、主人公です。
「東京喰種:re」になってから佐々木ハイセが金木研であると確定しましたね。
先ほどまで、有馬さんが「隻眼の王」である理由を探ってきましたが、それはハイセとの共通点が多いということもあります。
それは逆にしてみれば、金木研(ハイセ)が「隻眼の王」であることを物語っていると思いませんか?
金木(ハイセ)が隻眼の王の理由①「まだ誕生していない」
一番、気になるのは、「ピエロ」の発言です。
ニコとは、ヤモリについていたピエロちゃんですね。
そんなピエロちゃんが「東京喰種:re」ではとっても重要な役割を果たしています。
この発言も決して無視できるものではありません。
「隻眼の王」は誰なのか?と聞かれて
「いない」
と言っています。
これは、もともといたけど、今はいないという意味なのか
それとも、まだ隻眼の王として誕生はしていても、育ってないという意味ではないでしょうか?
どちらかに当てはまるとなると、金木研が隻眼の王として覚醒中というのも、頷けます。
なぜなら、ハイセが追い詰められてカネキ化してしまい、エトの赫子を食べてしまった時です。
なぜ、エトが赫子を食べさせたのか?故意なのか?など、謎が残りますが、エトがその後にいった
「気に入った?」
というセリフから、故意であったというのは確定したようにも思います。
「アオギリの樹」のリーダーであるエトが、ハイセを「隻眼の王」として覚醒させているように見えませんか?
ハイセは金木化して、闇ハイセとなっているようです。
髪の毛も、真っ黒に戻りましたね。
ビジュアルだけ見ると、まるで高校生の時の有馬貴将にそっくりではありませんか?!
高校生の時の有馬貴将を描いた物語は電子書籍オンリーで配信されている「東京喰種JACK」をみていただければ分かります。
金木(ハイセ)が隻眼の王の理由②「王のビレイグ」
エトが人間名で活動していた高槻泉が書いた小説「王のビレイグ」にも金木が隻眼の王であることを示しているようにも見えます。
「ビレイグ」とは北欧神話のオーディンのことを示します。
オーディンと言えば、戦争と死をつかさどる神で、ゲームなどにもよく登場しますよね。
あまり知られていない設定としてはオーディンも隻眼であるということです。
物語の内容は、隻眼の喰種「名無き」が喰種の「王」として喰種を弾圧する世界に反旗を翻すというものになっています。
これはこのまま「隻眼の王」であることを示していますよね。
更に、主人公である「名無き」にもトリックが隠されています。
それは佐々木ハイセという名前です。
ハイセはドイツ語で「名無し」という意味があるということが「東京喰種:re」で判明しました。
つまり、ハイセは自分が隻眼の王である自覚は全くなく、周りの人間が「隻眼の王」として覚醒させている途中なんじゃないか!ということなんです。
そうなってくると、有馬さんや、エト、カナエなどはきっとこの事実を知っていることになりますね。
ありえない話でもないので・・・なかなか難しいです。
ちょっと待った!金木(ハイセ)が隻眼の王じゃない理由
ここで1つ否定的な根拠をご紹介しましょう。
それは佐々木ハイセの名前です。
ハイセは「琲世」と書きます。
「王」に「非ず」なので、ハイセではないんじゃないの?!という意見ですね。
でも、その後に「世」とついてるので、「世界の王に非ず」という意味にも見えませんか?
そうなってくると、やはりこの世ならざるものの喰種の王さまは、ハイセなんじゃないの?とも思ってしまいますね。
「隻眼の王=六月」説
次に「隻眼の王」として名前があがっているのは「六月」という説です。
六月は「東京喰種:re」が始まって登場したキャラクターです。
クインクスという佐々木ハイセがリーダーを務める集団の中に所属して、メンバーの中でもハイセのことを「先生」と呼び慕っています。
Rc値は他の誰よりも低く、登場した瞬間から片方の目を眼帯で隠しています。
これはRC値が低いために、いつも片目が赫目になっているので、隠しているのです。
男装をしていますが、実は女性で、自分でも理由は分からないが
「昔から女としての自分に嫌悪感を覚える」
と言っています。
ハイセに対して恋愛感情のようなものを持っています。
六月が隻眼の王の理由①「謎多き過去」
六月ですが、実は過去は結構壮絶なものなのです。
それが明らかになるのが、トルソーとのエピソードです。
六月に執着を見せるトルソーが六月を監禁し、拷問します。
両手両足を切断され、遂に六月は自分の過去を思い出すんです。
ちょっとえぐすぎるシーンですよね(^^;
この精神的ダメージの大きいシーンを乗り越えて、六月は過去の記憶を呼び覚まします。
六月の家族は「喰種に殺された」ということになっていますが、本当は六月自身が両親を殺しているんです。
そもそも、なぜ両親を殺してしまったのかというと、父親からの虐待が原因ですね。
暴力的な虐待と、性的な虐待、両方受けていたというのが想像できます。
この事から、男装しているし過去の記憶があいまいであるということの説明がつきますね。
精神的にダメージが大きく、「喰種に殺された」という情報としてすり替えられたことになったんです。
六月が隻眼の王の理由②「多重人格」
「喰種」を殺された子どもたちが集まるアカデミーではなぜか問題児が集まる第二アカデミーに入り、教官からは「悪い子」ともされています。
これは、この一家惨殺事件が、六月の仕業だということで、アカデミーに入れられて「問題児」扱いを受けていたということですね。
更に詳しく見てみると、アカデミー時代に担当の戸影と一緒に猫を切り刻んでいるような描写もありました。
これこそ、伏線回収の瞬間です。
以前、ハイセが戸影教官に六月の事を聞き、
「あの子も悪いからねえ。」
ということを言っています。
その「悪い子」の部分がここで明らかになったんですね。
一家惨殺をしてしまった六月はその原因を喰種になすりつけようと、嘘をついています。
そして、この猫惨殺の部分も、什造が疑われていたという描写もありました。
ここでも、六月は自分がしていたのに、嘘をついていることになります。
そしてちょっと更にえぐいシーンになるので見るのに注意が必要なシーンがあります。
それがこちら!
自分で殺した猫の舌を集めてたんですね。
ここにもきっと「うそつきは舌を引っこ抜かれる」という意味が隠されてるんだと思います。
なので、六月が記憶をなくすというのは、もう1人の嘘つきの自分が出てくるということなのではないでしょうか?
六月が隻眼の王の理由③「遂に覚醒」
自分の過去と向き合った六月。
トルソーに殺してもらおうと決意するのですが、次に気がつくと髪が白色に変わり、四肢も元通りとなっているのです。
これ、有馬さんやハイセと同じですよね。
更に、六月は隻眼です。
トルソーとの一件で覚醒したと思われますが、それでも隻眼です。
ここから六月が「隻眼の王」なんじゃないか?という説が急浮上してきたんですね。
更に、この時、トルソーの遺体を発見した瓜江。
ここである捜査資料(?)のような記述が入ります。
それがこちら
おそらく、六月の仕業と思いますが、やはり覚醒した六月はとんでもない戦闘能力ですよね。
エトの
「王は居るよ、お前らの腹の中にな」
という発言が、「CCGの中」という意味であるのなら、クインクスという反喰種軍団から「隻眼の王」が産み落とされるという可能性もありませんか?
そしてこのタイミングで六月が覚醒したというのも、もしかしたら六月こそ、「隻眼の王」なのかもしれません。
「隻眼の王=ヒデ」説
え?!ヒデ?と思いましたよね。
でも、この説も結構有名なんです。
ヒデと言えば、金木研の大学時代の同級生で、金木研が喰種であることを早い段階から気付いていた存在です。
なぜ、ヒデは金木研の喰種化に気づくことができたのでしょうか?
それはヒデ自身が「隻眼の王」だったからではないのでしょうか?
ヒデが隻眼の王の理由①「金木(ハイセ)が殺せない人物」
エトが
「隻眼の王を殺してくれ」
という発言にハイセが
「意味が分からない」
という発言もひっかかります。
これは、もしかしたら自分では殺すことができない相手ではないのか?ということです。
カネキ(ハイセ)にとって殺せない相手、それは自分が喰種だと分かっても同じように接してくれたヒデではないでしょうか?
これで、大穴狙いの「隻眼の王」に躍り出たんですね。
感情抜きにすれば何ともない相手でも、これだけの親友であれば容易に殺してしまうことはできませんよね(^^;
ヒデが隻眼の王の理由②「帽子の数字の意味」
ヒデがよくかぶっている帽子にはある数字が刻まれています。
それは、「NO.1」です。
数字にはとにかく、含みを持たせている「東京喰種」ですから、この「NO.1」も偶然なはずがありません。
「NO.1」それはつまり頂上の人の事を言います。
頂上の人、それはつまり「王様」ですよね。
これでもう決まり!ってな感じですが、実は「王様」以外にもう一つの意味があるかもしれないのです。
それはタロットカードです。
これまでタロットカードでの意味を十分に盛り込んできたからこそ、ここもタロットカードにしてみましょう。
タロットカードで「1」は魔術師を表します。
意味は、逆位置ではありますが「裏切りもの」というニュアンスがあります。
更に、こちら!
過去、金木が演劇に取り組んでいたシーンでヒデは魔女の従者をやっています。
これ、どうみても「ピエロ」ですよね。
なので、「王様」というよりはもしかしたらヒデは「ピエロ集団」のリーダー?なんじゃないかなあ、という人もいるようです。
ヒデが隻眼の王の理由③「生存している」
ヒデにはエトの
「王は居るよ。貴様らの腹の中に」
という発言に当てはまらないんじゃないか?という意見も有ります。
確かに、ヒデはCCGの中にはいません。
でも、よ~~~っく思い出して見ると、ヒデって喰種捜査官の仲間入りしてましたよね?
そして、滝沢捜査官のように、半喰種になって再登場!という展開もあり得ない話ではないのです。
ヒデは喰種であるカネキを受け入れ、傷をいやすために自分を捧げます。
ここでおそらく死んでしまったというのが大筋ですよね。
このシーンは「東京喰種」のラストの有馬vs金木の前ぐらいだったと思います。
カネキの近くにいて喰種がやったと思われるヒデの死体があったとして、有馬さんがそのままにしておくでしょうか?
ヒデも一緒に回収したのではないでしょうか?
そしてクインクスのように半喰種として生きている可能性があるというのも、有りますよね!(^^)
きっとヒデは生存していて、再登場することでしょう!
忘れちゃならない「隻眼の王=亜門説」
満を持して、といいますか、「東京喰種:re」の66話で遂に登場した亜門捜査官!
やっぱり生きてたか感が強いですよね。
強さも常人離れしていますし、タイミングもばっちりです。
亜門が隻眼の王の理由①「やっぱり半喰種」
「梟討伐作戦」で金木研にやぶれ、瀕死の重傷を負った亜門捜査官。
その程度がひどかったことから、遺体は発見されませんでしたが、殉職したということになっています。
しかし、「東京喰種:re」になってから「アオギリの樹」を襲撃し、共食いをしていたりということから、この謎の大男は喰種であると思われます。
何度も陰で色んな計画を実行していたこの謎の男。
遂に正体が判明します!
それはもう、皆さんお気づきの通り「亜門」なんですね。
隻眼の喰種ですから、亜門もまた隻眼の王である可能性はありますよね。
亜門が隻眼の王の理由②「フロッピー」
今回、「東京喰種:re」で出てきたのがこのフロッピーという単語です。
エトがアヤトに
「フロッピーが来たら始末しといてね」
と言っています。
これ単純に「フロッピー」のことではないのは分かりますよね?(^^;
フロッピーというのは半喰種化施術の失敗作の事を言うんだと思います。
それは多分、亜門やカネキの事を言うんですよね。
同じく、半喰種化施術を受けた滝沢捜査官は成功例です。
「梟」の赫子を移植(?)されて、十分に覚醒しています。
この覚醒の仕方というのが隻眼の王になるための必要不可欠な条件なんじゃないのか?ということなんですよ。
隻眼の王は半喰種の中でも、後天的に覚醒した喰種の事をさすのではないでしょうか?
金木も、滝沢も亜門も後天的に覚醒したと思われます。
滝沢がなぜフロッピー(失敗作)にならなかったのかというとそれは血縁者がいるかどうか、ということになるんです。
滝沢が佐々木と戦っている「東京喰種:re」の3巻で自分の両親を食べちゃってる描写がありました。
何書いてるか分かりませんよね。
これは
「おれがたべた かあちゃんのないぞう」
となっているんです。
何ということでしょう・・・。
肉親を食べ、後天的に覚醒したのが滝沢で、それはフロッピー(失敗作)にはならないんですね。
この肉親を食べてしまう、という過程を踏まずに覚醒した半喰種が実は隻眼の王なんじゃないか?!ということなんですよ。
そうなると、クインクスを除き、半喰種は現在、金木・エト・黒奈・奈白・滝沢・亜門です。
この中で肉親がいないのは、金木と亜門だけなんです。
亜門を育てていたポルポラは養父であることが確定しています。
「東京喰種」の「梟討伐作戦」で直前に滝沢が遺書を書いていたシーンにふってわいたように家族が登場したのもこれへの伏線だったんじゃないかと思います。
こうなってくると、隻眼の王は亜門、というのもあながち的外れではないんですよね。
いや、個人的には生きてて良かった・・・ですけどね(^^;
ネット上で見かけたその他の声から
実は「隻眼の王」にはこれ以上にささやかれている噂もあります。
それはこちら
「隻眼の王って別にグールとも1人とも限らないんじゃね?
個人的には人間の隻眼の王は有馬、グールの隻眼の王は金木とかそんな感じな気がする
で、エトが言ったのは有馬殺してくれってこととか」
1人じゃないって~~素敵なこと~ね~~。
まさかの、「隻眼の王」2人説です。
いや、でもこれあるっちゃあるんですよね。
さらにこんな意見も
「隻眼であることが条件なら、人造グール+人間、クインクス、人間とグールの性的接触による奇跡のどれかでないと無理」
確かにそうですよね。
この中に「隻眼の王」がいたと考えてもいいようです。
またエトがハイセに言った
「隻眼の王を倒してくれ」
というのも、「もう1人の王」を倒してくれ、という意味になりませんかね?
アオギリの指導者であったはずの「隻眼の王」がアオギリの重要なポジションにいるエトから命を狙われる理由というのは「裏切り」です。
ん?「裏切り?」
こういうワードが出てくるとヒデが一気にあやしくなってきましたね(^^;
答えは一体どこに・・・?
今回、考察してみましたが、全員があやしい!
考えれば考えるほど、有馬も金木もヒデも六月も亜門もあやしくなってきました。
更に、「ピエロ集団」の中にも隻眼の王がいるんじゃないのか?という考えまで浮かんできます。
これを考え始めると本当に頭がソワソワしますね(^^;
これからもできれば「東京喰種」の記事を書いていきたいと思います。
もし、これ違うよ!ということがありましたら、どんどん指摘して下さい!
泣いて喜びますので。
「隻眼の王」が有馬貴将なんじゃないのか?!という記事も書いています。
よろしければ一読下さい。
(P.N.オレンジ)
以上「東京喰種:re考察!隻眼の王の正体は六月かヒデ?カネキ説はやや弱?」をお送りしました。
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