最近、「東京喰種:re」ではヒデについての考察が熱く語られています。
え?
ヒデって確か金木研に食べられたんじゃなかったっけ?
私も思っていました。
でも、どうやらやっぱりヒデはキーパーソンのようで、生存しているというフラグが立っているんです。
そこで、今回は、
ヒデの後ろにちらつく、亜門鋼太郎についても今回は詳しく行ってみましょう!
ヒデ(永近英良)ってどんなキャラクターだったっけ?
ヒデは金木研が主人公の「東京喰種」の第1話から登場します。
金木研と一緒の大学に通う親友であり、よき理解者です。
金木研が喰種として良心を手放してしまいそうになる時も、ヒデがいるから!ということで踏みとどまるというところがあります。
いわば、金木研の中の理性のスイッチのような役割を果たしていましたね。
そんなヒデですが、もともとの性格は
- 明るい
- 洞察力が鋭い
と言ったところです。
金木研が神代リゼに一目ぼれして、話しかけようとするときに「やめとけ」と忠告したのもヒデの洞察力の賜物です。
また、明るい性格のヒデに金木研は何度も何度も助けられています。
例えば、「東京喰種」の梟殲滅作戦の時に、瀕死の状態の金木研の前にやってきて、笑顔を見せています。
金木研が喰種であることをおそらく早い段階・・・例えばこのシーン。
これは「東京喰種」の9話で芳村店長から喰種としての生活の仕方を教えてもらっている金木研というシーンです。
壁の方に顔を向けてはいますが、目を開けてバッチリ2人の話しを聞いています。
もうこの時点で気付いていたんですね。
それはもう金木研が一緒にハンバーグを食べに行ってもおいしそうに食べれないことを感じ、コーヒーしか口にしなくなったことを見抜いたから。
それほど、金木研に一番近い存在であるヒデだったんですね。
そのヒデが記述はないものの「東京喰種」では、金木研に食べられた・・・というエピソードになっていて、「東京喰種:re」75話でも登場します。
それは金木研の回想に登場し、重要なセリフを言っています。
「”誰かの為に『かっこよく死ぬ』命を賭ける”? だっけ?
あのときオレは、『お前と生きたい』と思ったんだぜ」
「聴こえるまで言ってやる──」
「かっこ悪くても、いきろ。」
このセリフで、ヒデって生存説が出てたけど、やっぱりやっぱり金木研に食べられちゃってたんだ!ということが確定したかに見えたんです。
しかし!
こういった一筋縄でいかないのが「東京喰種」。
「東京喰種:re」の83話で、一気に生存確定に持ち込んでいるんです。
ヒデ生存説が確定したわけ!
実は以前からヒデの生存説は根強くありました。
そこには金木研に食べられたとされるシーンがちょっと弱いからなんです。
描写も曖昧ですが、ここはさすがに主人公の親友を残酷に描けなかったからじゃないのか?という予想もあります。
真っ黒に塗りつぶしたことで、残酷さがより際立つこともあります。
しかし、よくよく考えてみると、ヒデに「食べろ」と言われたからと言って金木研がヒデを殺すまで食べることができたでしょうか?
これまでも、同族喰いしかしてこなかった金木研に対して、いきなり最初の人間が親友、というのはハードルが高すぎじゃありませんかね?
喰種として生きているけれど、人間は食べないというスタンスが主人公のぶれない姿です。
なので、ここでもやはりどこかかじったかもしれないけど、殺すまではいってないんじゃ?というのがベースにあるんですね。
更に深く探っていくと、やはりヒデは普通の人間にしては物語の核心部分に深く関わっている感じがあるんですよ。
そこで改めて正体を考察するために6つの秘密をご紹介しましょう。
秘密①「どうやって金木研の所までたどり着いた?」
梟殲滅作戦の前に、喰種捜査官(?)として遺書を書き後方支援に当たっていたのがヒデです。
後方支援に当たっているのに、一体どうやって第一線にいる金木研の元まで行くことができたのでしょうか?
ヒデは情報収集能力にたけているということはこれまでの物語の中でも明らかになっています。
しかしそのスキルだけで、厳戒態勢にある金木研の元までいけるでしょうか?
周りには、アオギリの樹の「タタラ」や「エト」も出動しています。
更に金木研の近くには有馬貴将もいました。
そこまで行くには何かの後ろ盾があるか、もしくはヒデ自体が大きな力を持っている人物であるか、なんです。
秘密②「これってひょっとしてヒデの癖?」
実は非常に気になる画像を見つけました。
この3つ、ヒデの癖が隠されているんです。
それは右手の人差指で耳(頬?)あたりを触るんです。
これってもしかしたらヒデが嘘をつく時の癖なんじゃないか?ということですよ。
そうなると、二つ目の
「友だちになってくれない?」
の所も嘘かとなりますが、これはそこの嘘ではなく、
「引っ越してきて友だちが誰もいないから」
という所にかかる嘘なんじゃないかということです。
そうなってくると、最後の「お前を助けたい」というところも嘘になってしまい、結局、ヒデってどうなの?!ってことになります。
このあと金木研に食べられたとされているだけに、嘘をついてまでヒデが何をしたかったのか?
もしくは、自分が死んでしまうということが「嘘」だったのかもしれませんよね。
金木研に食べられたとしても、自分は死なない存在。
例えば、月山とのエピソードの時にトーカが金木研を少しだけかじってパワーアップしたのと同じ要領です。
ヒデも同じように、少しだけ食べられてパワーアップしたのかもしれません。
そうなると、ヒデ・・・人間じゃねえってことになってきますね。
秘密③「ヒデはスケアクロウになってる?」
「東京喰種:re」になると、ヒデの登場は全くありません。
それこそ、75話の回想がはっきりとしたヒデの再登場シーンです。
しかし、それまでにヒデとは確定していないにしても、ヒデと疑わしいキャラクターはでてきているんですね。
そんなキャラクターの1人がスケアクロウです。
オークション会場で登場したのが初めてでした。
スケアクロウは日本語で「かかし」ということで、そのビジュアルもかかしに似通ったものになっています。
セリフは○や▽で表示されていて何を言っているのか分かりません。
しかしこれは言語障害があるのではなく、被りモノをしているために聞き取りにくいんじゃないでしょうか?
例えば、オークション会場の放送室でのシーン。
記号の合間に「ん」とか「し」がありますよね。
ここはシーンの流れから
「ん?なんかおした?」
と言ったんじゃないかと予想できます。
つまり、すっごく聞き取りにくい会話をしている、ということなんですね。
またこの不規則に並んでいるかのような記号には何か意味があり、どうにかして解読しようとしてみました。
でも決定打がないんですよね。
そして、ヒデがスケアクロウだという説はこの放送室のシーンにも起因しているんです。
ここでは、スケアクロウが放送室でこんなことをするから、佐々木ハイセが滝澤との戦闘で傷を受けているという声を館内に放送できたわけです。
つまり、スケアクロウはハイセがやられていることを知っていてそれを何らかの方法で助けようとした結果なんですね。
となると、佐々木ハイセと滝澤、両方に面識のある人。
しかもオークション会場がCCG介入によって混乱状態に陥っている時に、逃げずに放送室に行くんです。
これはもう、CCGが来ると知っていて、この混乱に乗じて何かをしよう、という目的があったとしか考えられません。
ここはあの意味不明なセリフを解読するしか真相を知る手掛かりはないですね。
しかし、ヒントが少なすぎる!!(泣)
秘密④「スケアクロウは別の誰かかも・・・?」
しかし、このスケアクロウ、ヒデじゃない誰かなんじゃないの?という説もあります。
スケアクロウをよく見てみると、首を縄で絞めています。
この事から、タロットカードの吊るされた男を連想させます。
タロットカードと言えば「東京喰種」の隠された要素として伏線に大きく絡んできたものです。
カードの意味は「修行・忍耐・奉仕」などがあり、カードの番号は12です。
こういった意味とオークション編でのヒナミの発言を合わせると「万丈」がスケアクロウなんじゃないか?という説もあるようです。
ヒナミの発言と言うのは、オークション会場で、
「万丈さんと別れた意味が・・・。」
といった内容です。
ここでこの発言をすることで、万丈はないか違う作戦をしていたというのが「ヨミ」ですね。
そして、スケアクロウは「東京喰種:re」で登場してきた喰種にしては珍しく、レートCなんです。
こんなにも重要なポジションにいるのに、レートC・・・。
万丈のレートはCなので、ガッツリあう!ということで、万丈がスケアクロウという説が出ていました。
しかし!
「東京喰種:re」の61話では、流島から1人でボートに乗って脱出している姿を六月が目撃しています。
この場面を見ると何ともないですが、登場はこの1コマだけ。
何のために流島に行ったのか?
流島と言えば「アオギリの樹」のアジトです。
ボートでこっそり抜け出すところを見ると、「アオギリの樹」のメンバーに見つからないように行動していると思いませんか?
そうなってくると「アオギリの樹」のメンバーでいる万丈はスケアクロウの候補から外れてしまうのではないでしょうか。
この時点では判明していませんでしたが、「東京喰種:re」の65話で万丈はヒナミ奪還のためにコクリア襲撃作戦の話し合いに参加しています。
なので、「アオギリの樹」を裏切っている・・・というのは万丈に関しては考えにくいですね。
同じ考察で亜門鋼太郎という考察もありましたが、これはほとんどない、と断言できるでしょう。
なぜなら、亜門鋼太郎は「東京喰種:re」の90話で登場する前から「大きなフードをかぶった喰種」として登場しているからです。
今さらスケアクロウとして登場するというのは何の意味もないと思いませんか?
更に亜門鋼太郎と、スケアクロウがどうしても「イコール」で結べないのです。
スケアクロウはどちらかというと、ちょっと天然なキャラのように思います。
セリフも亜門鋼太郎の喋り方にしては「~」と伸ばしたりするのが多いと思いませんか?
そこで亜門説も消えちゃうんですね。
となると、やっぱりヒデしかいないんですよ。
なぜかというと、スケアクロウはきっと何か重要な役割を持っている人物。
顔をマスクで大きく隠しているのは、他の人に顔がばれるとまずいから。
オークション編で戦闘シーンが全くないのは、戦うと誰かに何かがばれるから。
スケアクロウは戦闘シーンがありませんでした。
このため、レートもCでそこまで上がってないんじゃないかというのも考えられます。
セリフが記号なのは話し方に特徴がありすぎるから。
だと思いませんか?
またヒデなら金木研が佐々木ハイセに生まれ変わっているという情報をどこからか掴んでいても不思議ではありません。
更にこういった時、新しいキャラクターが出てくるのなら、顔を隠す必要はありませんよね。
ということから、スケアクロウがヒデという説を推したいと思います!
秘密⑤「ガスマスク86もヒデ?」
それからスケアクロウの登場もなぜかなく、物語はコクリア編に突入します。
ここでまた新しいキャラクター「ガスマスク86」が登場するんです。
その問題のシーンがこれです。
ここで万丈に対して話しかけているのがガスマスク86で、喋り方からこれがヒデだろ!ってことになったんですね。
でも、そんな予想を裏切るかのように、このガスマスク86をつけていたのは「ウタ」ってことになったんです。
それについての記事はこちらからどうぞ。
しかしこのガスマスク86。
本当は2人なんじゃないの?ということもささやかれています。
ウタの職業は喰種にマスクを作ってあげることです。
ガスマスク86を作ったのもウタであるという可能性が高いでしょう。
それまでもガスマスクは「33」がいたり「35」が「アオギリの樹」のメンバーとしていたりします。
それを考えると、アオギリの樹の戦闘員として潜り込むために、ガスマスク「86」をあえて二つ用意して混乱させながらコクリアに忍び込んだ、というのでどうでしょうか?
「86」の数字も若干、違うようにも見えます。
更に喋り方!
万丈のところで
「本読める奴なら心動かされるんじゃないんスかね」
というセリフ!
ウタのセリフにしては軽い。
ウタはこんな喋り方しません!
この喋り方する人物はたった一人!
そう、ヒデです。
きっと・・・きっと・・・・ガスマスク86がヒデなんですよ、きっと。
秘密⑥「ヒデが丸手捜査官にタレコミ!」
その衝撃は「東京喰種:re」83話のことでした。
和修一族が喰種であるということが公になった回です。
そこで、登場したのは丸手捜査官。
旧知の仲である和修吉時を追い詰めます。
この和修吉時を追い詰めた証拠となるもの、それはCCGにある喰種感知ゲートのカラクリなんです。
ここではCCGに喰種が紛れ込まないようにゲートが設置されています。
それは喰種のRcに反応する仕組みなのですが、ある一族は除外されているというもの。
そこに和修一族の名前が連ねられていて、和修一族が結局「V」になるといったところです。
このゲートの仕組み自体を丸手捜査官に教えたのは、何とヒデ!
その証拠がこちら。
丸手捜査官のセリフ
「お前の”タレコミ”通りだったぜ・・・永近・・・。」
そう、ヒデです!
このタレコミ、一体いつしたんでしょうか?
金木研に食べられちゃう前?
そんな時からヒデは知ってたんでしょうか?
過去、見てみると、この和修が喰種であるとうことは、エトも知らない情報でした。
その証拠はコクリアで旧多に尋問されているエトのセリフからです。
「それが「V」らとどう繋がるのかはさすがにわからんがねーおしえてちょ」
というところ。
旧多と嘉納がCCGのトップである和修一族と繋がっていることは分かったものの、その繋がり方が分からないということです。
エトでさえ知らなかった和修一族が喰種という情報を一体どこから調べ上げ、タレコムことができたんでしょうか?
やはりあのスケアクロウとして流島にいるのはこの確証を取っている所だった・・・?
全てが謎です。
秘密⑦「リメイクされた東京喰種第1話を振り返ってみよう!」
実は2016年9月10日発売の「men's non-no」に付録として、「東京喰種」第1話「悲劇」がついています。
これ、よく書店で見かけるお試し読みの小冊子とはちょっと違います。
なぜなら2016年の石田スイ先生が新しくリメイクして作り上げたものなのです。
その表紙はこちら!
9/8で「東京喰種」連載5年となりました。
お祝いのお言葉等有難うございます!
5周年的意味合いも込め、明日9/10(土)発売のメンズノンノ10月号に東京喰種1話リメイクが付録でついておりますので、お手にとって頂けると幸いです。 pic.twitter.com/ZjHhTreCVb— 石田スイ (@sotonami) September 9, 2016
話の大きな流れは変わっていません。
金木研が神代リゼに襲われて、嘉納医師に移植されちゃうところまで描かれています。
しかし!
当然のことながら、ヒデも登場していて、この時のセリフが今だからこそ描きたせる伏線なんじゃないか!?と思ってるんですよ。
これは私の個人的意見ですが、リメイク版の方でヒデが金木研と一緒に「あんていく」に行くところです。
ここでいつものように会話をしているんです。
このセリフにオリジナル版にはなくて、リメイク版にはあるセリフがあるんですよ!
それは、金木研が
「喰種なんて本当にいるのかな?」
と喰種なんていう存在は現実味がないということをヒデに伝えます。
するとヒデはこの発言に対してこんなにもたくさん事件が起こってるんだからいるんだろ・・・というんです。
そして!!
「つうか・・・いい加減気付けよ、カネキよぉ
一番身近にいる”喰種”にさ・・・」
と。
この後金木はどうせ冗談だろ・・・的な話にするんですが、ヒデは否定もしなければ肯定もしないというちょっと違和感が残るんですね。
これ以降は、注文を取りに来た霧嶋トーカをナンパしたりして話がそれるんですが・・・。
あやしい・・・・。
更にリゼに恋心を抱いている金木に向かって
「女の子は見た目で決めるもんじゃないし。
しっかり見定めて決めろよな。
そんときは応援すっからさ」
とも言っています。
ここでは以前から言われている神代リゼの正体に気付いてたんじゃないか・・・というのも感じれますね。
つまりやはりヒデは喰種で生き残ってるっていうことなのではないでしょうか?
しかも、普通の人と同じように生活できるとなると、相当経験の積んでいる喰種。
または有馬貴将と同じ、半人間・・・。
謎だ・・・・。
どちらにしても、和修一族と深い関わりを持っている喰種であるということではないでしょうか?
もしかすると鉄筋を落とすように頼んだのも、ヒデかもしれない・・・?
なんてことあるんでしょうかねえ?
秘密⑧「最後の最後にこんな伏線はいかが?」
更に、ここでもう一つ注目して欲しいところがあります。
それは若かりし頃の和修吉時のセリフです。
「和修時(チカ)だ」
と言っています。
どのタイミングで「吉時(よしちか)」に改名したのか知りませんが、もともとの名前は「時(ちか)」。
ヒデの名前は「永近英良(ながちかひでよし)」。
「ながちか」です。
これって「名が”ちか”」になりませんか?
和修一族と、ヒデがすごく親しい関係であるというのならゲートの仕組みを知っていてもおかしくありません。
これは本当にもう、ヒデって何者なんでしょうね。
ヒデの再登場は近い・・・?
「東京喰種:re」で亜門鋼太郎が再登場したのを皮切りに、続々とキャラクターが集結してきています。
この集結の中に一番期待を大きくしているのは「ヒデ」ではないでしょうか?
キャラクターの中でも常に高い人気を誇り、いつも金木研を救ってきたヒデ。
「東京喰種」のトランプカードでも、最強の絵札、「スペードのA」に描かれていることから、ヒデがラスボスっていうのも否定できません。
金木研の親友として登場したのに、ピエロのボスや隻眼の王など、重要なポジションに予想されては裏切られてきたヒデの正体。
一体どこに真実があるのか?
ヒデの再登場はきっと大いに盛り上がることでしょう。
これから期待しながら、漫画の隅から隅までなめるように読んで行きたいと思います。
(P.N.オレンジ)
以上「東京喰種でヒデ生存確定!改めて正体を考察するための8つの秘密」をお送りしました。
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