聞くだけなら何も感じなかった朝礼でのスピーチ。
いざ、自分の番に!となると、なかなか大変なものです。
時事ネタを盛り込んでみたり、季節の事柄を入れてみたり・・・。
同じような事を言わないように、と神経を使うものですよね。
そこで今回は、9月の朝礼のスピーチはこんな感じでいってはいかがでしょう?というのを提案させていただきたいと思います。
例文などものせていますので、参考にしてみてくださいね。
9月と言えば
9月は、カレンダーの上では「秋」になります。
なので、時候の挨拶なども秋を感じさせる単語が増えてきますよね。
まずは、9月についてのキーワードを一覧にしてご紹介します。
旧暦や異名 | 長月(ながつき)
・紅葉月・菊月・晩秋・寝覚月(ねざめつき)・玄月(げんつき) |
二十四節気 | 白露(はくろ)・・・9月8日ごろ。秋の気配が深まるころ
秋分(しゅうぶん)・・・9月23日頃。昼と夜の時間がほぼ等しくなる日 |
祝日・休日 |
↑この休日が重なる部分をプラチナウィークやシルバーウィークと言う |
誕生石 | サファイア・アイオライト |
季語 | 仲秋(ちゅうしゅう)・二百十日・夜長・くつわむし・みの虫・いもむし・名月・月見・無月・十六夜(いざよい)・二十三夜・枝豆・芋・雁・曼珠沙華・鶏頭・蘭・コスモス・露草・秋草・秋の七草・すすき・撫子・秋刀魚・鰯・鰯雲・鮭などなど |
時候の挨拶 | 初秋の候・早秋の候・新秋の候・新涼の候・清涼の候・爽涼の候 |
恒例行事や歴史 |
|
いかがでしたか?
何か興味のあるものはあったでしょうか?
あなたの興味の惹かれたことを更に詳しく調べていくと、スピーチのネタとして使えることが多くあります。
インスピレーションを大切にして、ネタ選びをするというのも、1つの方法ですね。
9月の朝礼のスピーチで使える文例
では、いくつか9月ならではのネタを更に深く掘り下げていってみましょう。
できれば他の人と被らないように・・・ということも考えつつ、それでも定番のものも押さえつついきたいと思います。
9月の朝礼のスピーチ①「中秋の名月」
9月で一番最初に私が思いつくのは「お月見」です。
やっぱり中秋の名月って良いものですよね。
ん?でもちょっとなって下さいよ。
中秋の名月って「中秋」?それとも「仲秋」?
知っているようで知らないことってありますよね。
そこでどっちが本当に正しいのか少しご紹介したいと思います。
すっぱり言います。
正解は「中秋」です。
これは「十五夜のお月さま」を表すということで、中秋です。
もう一方の仲秋。
こちらは間違いなのか?というと、日本語としては正しいのです。
読み方も一緒のこの両者。
何が違うのかというとちょっとしたところなんです。
- 中秋・・・旧暦の8月15日ごろ
- 仲秋・・・旧暦の8月のこと
なんですね。
なので、中秋の名月という時にはこちらを使い、旧暦の8月を指す時には仲秋と使い分けると良いようですよ。
日本に古くからある言葉というのは、旧暦がベースになっているものが多くありますね。
中秋の名月もそれで、旧暦があっての名称になっています。
なので中秋の名月、というと『満月』!というイメージの人も多いですよね。
確かに、9月というのは気候も穏やかで月見をするには素晴らしい時期です。
しかし中秋の名月とは先ほども言ったように旧暦の8月15日(新暦:9月15日ごろ)を指します。
新暦というのは、太陽暦のことで太陽の動きにあわせて日付を決めたものです。
一方、旧暦というのは月の満ち欠けで日付を決めているものなのです。
なので旧暦の頃は中秋の名月はきっちり中秋とされる日にやってきました。
しかし新暦の今、9月15日が必ずしも満月になるということはないんですよね。
なので、最近では秋分の前後半月の1カ月間に訪れる満月のことを中秋の名月と呼ぶんだそうです。
例文①9月の朝礼のスピーチ「中秋の名月」
おはようございます。
暦の上では秋ですが、まだまだ昼は暑さを感じますね。
〇〇日は十五夜です。
皆さんはお月見のご予定はありますか?
良く、1日の始まりに太陽の光を浴びると健康に過ごせるという話を聞くと思います。
これは太陽に限ったことだけではなく、お月さまにも当てはまるんですよ。
月光浴をするとどんな効果があるのかと言うと、美肌効果が期待できるんだそうです。
お月さまの光には、セロトニンを分泌させる作用があるんだそうです。
セロトニンは幸せホルモンを活性化し、リラックス効果が期待できます。
更にはストレス解消にも良いんだそうです。
世界三大美女のクレオパトラも月光浴をして、美貌を維持していたんだそうです。
クレオパトラの鼻がもう少し低ければ・・・という言葉があるように、クレオパトラが月光浴をしていなければ・・・なんていう言葉もあったとか、なかったとか・・・。
夜風に長く当たると健康に悪いですが、月光浴は3分で効果が出るんだそうです。
綺麗な満月を見て、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
例文②9月の朝礼のスピーチ「中秋の名月」
おはようございます。
日本には古来から季節を感じ取れる言葉と言うのが多くあります。
「中秋の名月」というものも、その1つではないでしょうか?
皆さん、中秋という言葉には2種類あるのをご存知ですか?
真ん中の秋と書く中秋と、仲が良い秋と書く仲秋があります。
この2つとも日本語としてはどちらも素敵で正しいものなんです。
しかし、十五夜のことを指す時に使うのは真ん中の秋の中秋の方を使うんですね。
ではもう一方の仲が良い秋の方は何かというと、これは旧暦で8月のことをさすんです。
同じ呼び方ではありますが、少しだけ意味が違うということなんです。
さて、今日は十五夜、中秋の名月ですが、中秋の名月にも色々と素敵な日本語がありますので、ご紹介したいと思います。
十五夜にはお月見団子と魔よけのススキを備えるのが一般的ですよね。
しかし、地方によってはこの時期に収穫された里芋を供えるところもあるんだそうです。
この事から「芋名月」と呼ぶ地域もあるんだそうですよ。
他にも十五夜の前日のことを「待宵(まつよい)」。
十五夜の次の日のことを「十六夜(いざよい)」と言います。
昔の人は十五夜が主ならば、その前夜の趣もまた別格のものがある、として十五夜の前後のお月さまも観賞したんだそうですよ。
待宵のことを「小望月(こもちづき)」、十六夜のことを「既望(きさく)」とも言うんだそうです。
お月さま1つとってもこれだけの呼び方があることに驚きますが、毎年、十五夜は必ず晴れるということばかりでもありませんでした。
雨が降る時もあれば、雲がかかってお月さまが見れない時もあったんだそうです。
こんな時にもそれぞれに呼び方があるんですよ。
雨が降った十五夜は「雨月(うげつ)」。
雲がかかった十五夜は「無月(むげつ)」と表現したんだそうです。
どちらもお月さまが見れなくて残念、というのではなく姿は見えないけれどほのかな雲ごしの月明かりに風情を感じるというのが十五夜の過ごし方なんだそうです。
今年の中秋の名月はお天気が少し不安定ではありますが、そこにあるはずのお月さまを感じてお月見を楽しむという方法をとってみてはいかがでしょうか?
9月の朝礼のスピーチ②「クラシック音楽」
9月4日は「クラシック音楽の日」なんだそうです。
音楽を勉強している、またはしてきた人以外からするとクラシック音楽ってなんだか敷居が高いなあなんて感じていることも多いかと思います。
しかし、クラシック音楽ってその歴史は長く言葉の通じない相手にも感動を与えることができるツールだと言えます。
メロディの美しさやゆったりと流れる音楽に心地よさを感じる人もいることでしょう。
クラシック音楽を聞いていると寝てしまう、という人も多いと思います。
なのでコンサートなんかにはいけないなあと感じている人もいるのでしょう。
しかしこれは決して恥ずかしいことでもいけないことでもないんですよ。
音楽というカテゴリーに強い情熱を持ってクラシック音楽を勉強している人は除きますが、クラシック音楽にはヒーリング効果が高いということは誰もが知っていますよね。
曲調にもよりますが、管弦楽器の音を聞いているとゆったりとした気持ちになってついついウトウト・・・。
よくあることです。
これはクラシック音楽を聞くことで、右脳を使う状態になるからです。
つまり頻繁に使っている左脳を休ませる状態にできるんですね。
さらにクラシック音楽には絶妙な「ゆらぎ」が存在します。
1/f(エフぶんの1ゆらぎ)というもので有名なものであれば、モーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」です。
この1/fというものは自然界にも存在します。
例えば、あなたの呼吸はどうでしょうか?
毎回、規則正しいリズムで同じ量を同じだけ何度も繰り返していますか?
深呼吸することもあれば、浅く吸ったり早く吸ったりすることもありますよね。
この秩序と不規則の間のちょうど良い部分になっている揺らぎ。
それが1/fのゆらぎと言えます。
このゆらぎがクラシック音楽に組み込まれているものが多いんです。
なので結果、ヒーリング効果も強いということになるんですね。
他にも、クラシック音楽には朝礼のネタになることがたくさんあります。
例えば、作曲家のエピソードであるとか、音楽雑学などなど。
クラシック音楽というのは日常生活とかけ離れている人が多い分、朝礼のネタとして選ぶにはネタの宝庫なのかもしれませんね。
文例③9月の朝礼のスピーチ「クラシック音楽」
おはようございます。
9月4日は「クラシック音楽の日」なんだそうです。
9と4で「クラシック」というゴロ合わせにちなんで1990年に日本音楽マネージャー協会が制定したんだそうです。
各地で無料コンサートなどが開かれるようですよ。
ところで皆さんは、クラシック音楽のコンサートなどに行かれることは多いですか?
私は、あまり機会がなくこれまでチケットを買ってまでクラシック音楽を聞きたいなと思ったことは少ない方でした。
というのも、コンサートが始まり何曲か聞いていると「ウトウト・・・。」と。
瞼が重くなって気がつくと終演なんてこともあったからです。
なんだか恥ずかしいことのように感じていましたが、実はこれは恥ずかしいことではないんだということが分かったので皆さんにもお伝えしたいと思います。
クラシック音楽には1/fというゆらぎが存在しているのをご存知ですか?
これは音の揺らぎのことで、自然界にも存在する揺らぎの1つであります。
例えば木々が風で擦れる音や、海の波音などにもこのゆらぎが存在しているのです。
音は空気を振動させることで伝わるものです。
音楽は音で溢れていますよね。
なので1/fの揺らぎを含んでいるクラシック音楽の振動は私たちの体を作っている細胞に高いヒーリング効果やリラックス効果を与えてくれているのです。
乳牛にモーツァルトを聞かせると乳の出が良くなるとか、植物に聞かせると成長が速くなるという話を聞いたことはありませんか?
これも1/fの効果だと言えるでしょう。
そして音楽を聞くということは、脳の右脳を使うことになります。
その間、左脳は休む状態になります。
この事から、更にクラシック音楽を聞くとヒーリング効果が期待され、心身ともにリラックスした状態を作ることができるんですね。
普段からクラシック音楽に慣れ親しんでいない私は、すぐにこの効果を実感して、コンサートでは寝てしまう、ということになっていたんです。
コンサートで寝てしまうというのは残念に感じますが、寝付けない時やリラックスしたい時には是非クラシック音楽を活用してみてはいかがでしょうか?
9月の朝礼のスピーチ③「歯ヂカラ探究月間」
最近では、社会人の健康診断に歯科検診を追加しようという案も出てくるほど、歯科衛生には多くの注目が集まっています。
口って健康に大きく関係しているんですよね。
口内環境を健康に保つことこそが健康寿命を延ばすことでもあるんですよね。
自然界で言えば、ライオンなども肉食獣は自分の歯がなくなってしまえば、食べることができず生死に関わるということで、独特な口内の仕組みを形成しているんだそうです。
ライオンも気を遣う口内環境。
何故ここまで注目されているのかというと、そこには生活習慣病との関係が噂されているからです。
口内フローラという言葉は聞いたことがあるでしょうか?
腸内環境と同じように、口内にも善玉菌と悪玉菌が存在します。
そしてこれは普段のケアで悪くも良くもなる環境だとされているのです。
という関係性なんだそうです。
その他にも、歯周病は糖尿病を悪化させることもあるんだそうですよ。
毎日行う歯磨きやオーラルケアを充実させていきたいですね。
文例④9月の朝礼のスピーチ「歯ヂカラ探究月間」
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、毎日過ごしやすい気候になってきました。
9月には健康診断などもありますが、皆さんは歯科検診を最後に受けたのはいつだったかご記憶されていますでしょうか?
社会人になると歯科検診を受ける機会も少なくなります。
最近では、自分で歯科医院に行ってメンテナンスを行っているという人も増えてきましたね。
9月は「歯ヂカラ探究月間」ということで今回は歯について少しお話したいと思います。
皆さんは、ライオンの歯を見たことはありますか?
肉食獣であるライオンは、獲物の肉を食べるために鋭い歯が生えています。
ライオンの歯は生後間もなく生えはじめ、8カ月頃には30本の永久歯が生えそろうとされています。
中でも犬歯と呼ばれる鋭い歯は獲物を捕まえ、食べるのにとても大切な歯です。
と、同時に奥歯も大きく先のとがった形状になっています。
これは「裂肉歯(れつにくし)」と呼ばれるもので、薄い肉を噛み切ったり骨をかみ砕いたりするために使うんですね。
一度噛みついた獲物を逃さないようにするために、ライオンの顎関節は上下にしか動かないんだそうです。
食べる時は咀嚼せず、肉をかみちぎって丸のみします。
私たち人間のように食べ物を奥歯ですりつぶす必要がないので左右方向に動かなくてもかまわないんだそうです。
このライオンですが、自然界では、裂肉歯が抜けたりしてしまうと餓死することも珍しくないんだそうです。
そこでライオンがいかにして口内環境を健康に保っているのか。
その秘密は「舌」にあります。
ネコ科の動物の舌というのは少しザラザラしています。
これは凹凸が並び、まるで「おろし金」のようになっているんですね。
毛づくろいをする時はもちろん、歯についている食べ残しなどを掃除する歯ブラシの役割も担っているんだそうですよ。
歯というのは、生きていく上で一番大切にしないといけない部分なのかもしれませんね。
私たち人間にも同じことが言えます。
口内環境を健康に保つことで健康寿命が延びるとされています。
もう一度オーラルケアを徹底していつまでも自分の歯で食事をとれるようにしていきたいですね。
9月の朝礼のスピーチ④「ファッションショーの日」
9月21日は日本で初めてファッションショーが行われた日、ということで、記念日に制定されています。
1927年に東京・銀座の三越呉服店で行われたそうです。
ファッションショーと言えばパリコレ!
という貧相なイメージしかわかない私ですが、当時のファッションショーは着物が主体のものだったんだそうですよ。
当時、人気の高かった舞台女優さん水谷八重子(みずたにやえこ)さんら3人がモデルとなって披露したんだそうです。
しかも、この時にお披露目された着物のデザインは一般公募されたものだったんだそうですよ。
この辺りもなかなか斬新で面白いですね。
文例⑤9月の朝礼のスピーチ「ファッションショーの日」
9月21日は「ファッションショーの日」なんだそうです。
1927年に東京・銀座の三越呉服店で日本で一番最初にファッションショーが開催されたのを記念して作られたんだそうです。
三越で行われたこのファッションショーは元々、6階にある三越ホールのこけら落としとして企画されたんだそうです。
当時は着物が主流でしたから、3人のモデルさんたちが、一般公募から選ばれたデザインの着物をきて日本舞踊を踊るなどしたようです。
今のようにデザイナーが考えた最先端のファッションに身を包んでランウェイを歩くという形ではありませんでした。
しかし、当時はとても話題になり大盛況だったんだそうですよ。
その後、1930年には上野松坂屋、1934年には資生堂もファッションショーを開催しています。
こうして日本でも次第にファッションショーの文化というものが浸透していったんだなあと感じています。
さて、日本で最初にファッションショーが開催された翌年、1人の女の子がイギリスで誕生します。
「ダフネ・セルフ」という女性で、彼女は世界最高齢のファッションモデルとして2014年にギネス登録されています。
登録された時は85歳でした。
2022年現在も93歳で現役を続けられています。
彼女の好きな言葉は「老いは誰もが通る道、成長は選んだ人が通る道」なんだそうです。
常に前向きで自分自身の成長を愛し続けている、そんな彼女は「美」というものを愛しているんだと感じました。
「色んな事を経験した人の目の奥には素敵な輝きがある」というのも彼女の言葉です。
いつかそんな風に言ってもらえるような人間になれるように成長していきたいと思います。
9月の朝礼のスピーチ⑤「世界観光の日」
行動制限や自粛など、何かと観光するには大変な世の中になって何年か経ちました。
9月27日は世界観光の日です。
世界観光機関(UNWTO)が1979年の総会で世界観光機関憲章が採択されたことを記念して制定した日です。
なのでこの日は、日本だけの記念日では国際デーとなっていて国連加盟国では実施されている記念日なんですね。
なかなか観光旅行に行くというのは難しいかもしれませんが、いつか旅行に行ける日を願ってスピーチするのも良いかもしれません。
文例⑥9月の朝礼のスピーチ「世界観光の日」
世界中には一度は見ておきたい絶景や世界遺産が多数存在します。
なかなか旅行に思うようにいけない時期が続きますが、いつか行ける日のことを信じて今からリサーチしておくのも良いかと思いました。
というのも9月27日は「世界観光の日」なんだそうです。
これは国際デーで、国連加盟国では実施されている記念日です。
そこで各国や日本にある世界遺産の魅力についてご紹介します。
まずは、観光名所として有名なエーゲ海です。
真っ青な海に、白い建物が並ぶ風景は「綺麗」とした表現のしようがないですね。
そんなエーゲ海ですが、周辺の建物には建築基準が定められています。
日本でも、景観を損なわないために、ということで京都などでは建築基準が厳しくなっているところも多いです。
エーゲ海もそうで、ここに建てる建物は全部外壁は「白」と決められているんだそうです。
元々は、強い日光を反射し家の中を快適にするために白色にしている建物が多かったんですが、観光名所として発展させるため、全て「白」に統一したんだそうです。
それは1976年のことで、今もまだ続けられているんだそうです。
美しい景観を残すために努力しているということなんですね。
続いてカンボジアにあるアンコールワットです。
日本人観光客も多く訪れるこの寺院ですが、ちょっと不名誉なエピソードがあります。
それがアンコールワットの中には日本人の書いた落書きがあるというもの。
これは今から400年ほどまえの1632年に渡航した時に、森本右近太夫という武士が落書きしたんだそうです。
内容は「寛永9年の正月に初めてここに日本の肥州の住人である森本右近太夫が来た。仏教の悟りを開くことを志し、数千里もの海を私この世の中を清めるがためここに4体の仏像を奉納します。」といったものだそうです。
今より、渡航には危険がつきものだったでしょうから、無事に辿りつけて嬉しさのあまりかもしれません。
過去に一度、ペンキで塗りつぶされているようですが、今まで残っているというのはすごいことですね。
最後に数ある世界遺産の中で一番高さが高いのはどこだと思いますか?
正解はフランスのエッフェル塔です。
高さは324mだそうです。
ちなみに、第2位はドイツのケルン大聖堂で157m。
第3位はエジプトのギザの大ピラミッドで138.74mだそうです。
こう考えるとエッフェル塔は群を抜いて高いですね。
そしてエッフェル塔を設計した人というのはニューヨークにある「自由の女神」も設計した人物だそうです。
美しく高い建築物を作るのに秀でていた人物だと分かります。
皆さんも、いつか旅行に行かれる際には景観の他に雑学などを調べていかれると新しい発見があるかもしれません。
9月の朝礼のスピーチ⑥「防災の日」
9月1日は「防災の日」です。
関東大震災が起こったことで制定されています。
これをきっかけに、職場の防災意識も共有しておきたいですよね。
しかし気をつけなくてはいけないのは、昔は当たり前とされてきた常識も今では通用しないというものです。
こういった意識の違いをしっかりと認識し、安全点検などを行っていけるようにスピーチをする、というのも良いかもしれません。
と、同時に会社などに備蓄しているものの点検なども行うようにしたいですね。
うっかり期限が切れているものや、数が少し足らないなどのうっかりをなくすようにしたいです。
考えたくはないですが、災害というのは予告してくれませんから。
今の常識と昔の常識で一番違うのは地震災害の時のものだと思います。
例えば
-
- 地震が起きたら机の下に隠れる
- 火の元はすぐに消す
といったところでしょうか。
現代ではこれは「ちょっと・・・。」となってしまうんだそうですよ。
文例⑦9月の朝礼のスピーチ「防災の日」
おはようございます。
今日から9月が始まりました。
この時期は夏の疲れが一気にやってきて「秋バテ」になることもありますので、体調管理をしっかりしていきたいですね。
そして今日、9月1日は「防災の日」でもあります。
1923年9月1日に関東大震災が起こったことをきっかけに制定されました。
そこで今日は防災について少し認識を共有できたらと思っています。
私自身が小学校などに通っている時に受けていた避難訓練では、地震の時は「机の下に隠れろ!」と言われていました。
しかし現代ではこれは非常に危険な行動だとされています。
気象庁が示す解説でも「震度6以上の揺れでは耐震性のある建物でも壊れる可能性がある」とされています。
なので、揺れが収まるまで机の下にいるということは脱出できなくなってしまうかもしれない行動になりとても危険なんですね。
ではどうするのが良いのかというと、すぐに出口に向い脱出経路を確保することを優先させるということなんです。
そこまで辿りつけない場合は安全なスペースにできる限り移動することだそうですよ。
大きな揺れの中ではなかなか思うように移動できませんが、机の下に潜り込むのだけは辞めるようにしたいですね。
次に、関東大震災でも地震直後の火事が大きな問題になりました。
「地震が来たら火の元を消しましょう。」と言われたこともあるかと思います。
しかし、最近では大きな地震などを経験してきた経験則から、プロパンガスも都市ガスも震度5強以上の揺れを感知した場合にはガスメーターが自動的にガスを遮断するような仕組みになっています。
地震の際に無理に火を止めようとしてやけどを負うというケースも少なくないので、火を消すことよりも先に、身の安全の確保するというのが一番大切なんですね。
最後に、電気です。
地震発生直後からは停電になることが少なくありません。
揺れが収まり、建物などの倒壊の恐れが少ない時は家のブレーカーを落としてから避難場所に向かうとうのが一番良いようです。
もちろん無理して落とす必要はありません。
このように知っていることは大きな強みになります。
最後に地震などが発生して避難する際はできるだけ声を掛け合いながら、閉じ込められている人がいないか確認して一緒に避難できるようになると良いですね。
言うは易しではありますが、今回は自戒を込めてスピーチさせていただきました。
9月の朝礼のスピーチ⑦「台風」
9月になると急に名前を聞き始めるのが台風です。
二百十日と言う言葉もあるように、昔からこの時期には日本に台風がたくさんやってくるんですよね。
そこで、朝礼でも台風のあれこれを伝えてみてはいかがでしょうか?
例えば
- 台風という言葉の由来
- 台風銀座ってどこ?
- 台風の大きさの定義
- 台風の名前の付け方
などなど。
結構ありますよね。
知っておくと便利ですので、是非参考にどうぞ。
ちょっと脱線?台風の雑学あれこれ
知っておくといつかどこかで役に立つかもしれません。
急いでいる方はズイ!と下へスクロールどうぞ。
まずは、台風の名前の由来についてです。
古来の日本では台風やそれに近い暴風などの天気のことは「野分(のわき・のわけ)」と呼んでいました。
紫式部が書いた「源氏物語」にも登場する言葉です。
この語源は「野を分けてしまうほどの風」というところから来ているんだそうです。
では「台風」は一体どこからやってきたのか?
それは昔から深い関係を築いている中国です。
中国では台風のような天気のことを「颶風(ぐうふ)」と呼ばれていました。
それが日本に伝わり、江戸時代になると文献の中にも「颶風」という言葉が登場するようになったんですね。
更に台風の言葉は変化します。
明治時代に入ると、欧米文化の影響を受けるようになり、「tyhpoon(タイフーン)」をそのまま使うようになったんだそうです。
そして「颱風(たいふう)」と表記するようになり、風がとれて台風となっていったんだそうでうよ。
ちなみに台風はその年一年間を通して何号と名付けられます。
1~12月までに発生した台風を順に数えて1台風シーズンとしているんですね。
台風のニュースなどを見ていると良く聞くのが「台風銀座」という言葉ではないでしょうか?
銀座と言えば多くのお店などが集まって人でにぎわっているイメージってありませんか?
この人を台風に置き換えたのが「台風銀座」です。
つまり
台風の通過が多く、被害を受けやすい地域のこと。沖縄・九州・四国地方から近畿地方南部にかけてを指すことが多い。
のだそうです。
台風銀座に当たる地域の方は毎年、台風への備えをしっかりされていることが多いですね。
最近では、気候変動の影響で思わぬ方向に台風が進んだり、逆流したりすることもあります。
どこに住んでいても備えは万全にしておきたいものです。
そして近年、大きく強くなる傾向にある台風ですが、一体何を基準にその大きさを決めているのでしょうか?
気象庁によりますと
強さの階級 | 最大風速 |
強い | 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満 |
非常に強い | 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満 |
猛烈な | 54m/s(105ノット)以上 |
大きさの階級 | 風速15m/s以上の半径 |
大型(大きい) | 500km~800km |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
となっています。
大きさの所にある風速15m/s以上の半径というのは、台風の強風域内のことを表しているんだそうです。
台風はその風速で大きさや強さを表しているんですね。
実は2000年までは「弱い」や「小さい」、「並みの強さ」という表現も存在していました。
しかし1999年8月に起きた玄倉川水難事故をきっかけにこれらの表現の見直しがされ、廃止されることになったんだそうです。
最後に、台風の別名についてです。
日本では「台風○号」と数字を発生した順につけていきます。
しかしこれとは別に、カタカナで名前のようなものがついているのを見たことはありませんか?
これは台風のアジア名と言うものなんだそうです。
気象庁によりますと台風には元々、アメリカが人名をつけていたんだそうです。
しかし2000年から、北太平洋または南シナ海の領域で発生した台風には、共通のアジア名をつけることにしよう!としたんだそうです。
その名前は、アメリカおよび日本を含むアジア各国で構成された台風委員会によって決められた名前を使用することにしました。
その総数は140個。
この140個を2000年から1から順につけていっているんですね。
そして140番目までいったらまた1番目に戻るというサイクルを繰り返しています。
このアジア名は年数によってリセットされることはありませんので、施行されてから順に140番目までをグルグルと繰り返してつけられているんだそうですよ。
文例⑧9月の朝礼のスピーチ「台風」
夏の暑さが和らいでくると、台風のニュースを良く耳にするようになりました。
台風は猛烈な勢いでやってきて、海が荒れたり旅行の計画が潰れたり・・・とマイナスイメージの強いものです。
台風なんて来なければ良いのに・・・と思ってしまうのも仕方のないことです。
しかし台風にも、台風なりに役割があるのをご存知ですか?
もちろん甚大な被害を与える台風を歓迎することはできませんが、台風が来てくれたことで潤う場所もあるわけです。
例えば、ダムです。
近年では、水不足の影響が深刻になってきています。
この水不足を解消してくれるのが、台風がもたらす雨なんですね。
水不足でどうにもならない!という時にでも台風がやってきて雨を降らせてくれれば貯水率は跳ね上がります。
取水制限にならなくても良い未来がやってくるわけです。
蛇口をひねれば当たり前のように水が出る現代ですが、私たち人間は色々な自然環境によって支えられているんだなあと再認識します。
更に言えば、台風には海や大気を循環させる役割も担っています。
地球上の生態系は台風によって保たれている部分も確かに存在するのです。
台風と言う「憂鬱」にしか感じられない存在も、多面的に見ることで良い面もみえてくると思いませんか?
今日も、一日、ポジティブシンキングで頑張っていきましょう。
9月の朝礼のスピーチ⑧「ディズニーシー開園記念日」
9月4日はディズニーシーの開演記念日です。
2001年に開演し、毎年、この日には『〇周年記念イベント』を開催してくれています。
ディズニーランドに次ぐ、新しいディズニーのテーマパークということで、とっても人気の高い場所ですよね。
更に、ディズニーランドが子ども向けのテーマパークであるのに対し、ディズニーシーは大人向けのテーマパークというのも面白いコンセプトでした。
そんなディズニーシーには様々な雑学ネタがあるのをご存知ですか?
有名なところで言えば『隠れミッキー』などでしょう。
そこでネタの宝庫であるディズニーシーの話題でスピーチをされて見てはいかがでしょうか?
文例⑨9月の朝礼のスピーチ「ディズニーシー開園記念日」
おはようございます。
9月4日はディズニーシー開園記念日です。
2001年に開園したので、今年で〇年ということですね。
ディズニーシーにはお客さんを楽しませるための仕掛けが随所に込められています。
中でもこんなトリビアはご存知ですか?
ディズニーシーのゲートをくぐると見えてくるものがあります。
それはデイズニーシーのシンボル、アクアスフィアです。
アクアスフィアとは「アクア(水)」と「スフィア(地球)」を組み合わせたディズニーシーのオリジナルなんだそうです。
しかもアクアスフィアは東京ディズニーシーにしかないシンボルなんだそうです。
アクアスフィアは地球の自転にあわせて左回りで、3分間で1周するんだそうです。
われ先に!とアトラクションに向かう前に3分間じっくりアクアスフィアが回るのを眺めるのも素敵ですね。
更に、アクアスフィアの周りも是非見てください。
アクアスフィアの周りの地面には8つの丸い円が描かれているんです。
しかも、全部模様が違っています。
これは月の満ち欠けを表しているんだそうです。
ハーバー側が満月を、リゾートライン側が新月を表しているんだそうですよ。
こういったところにもディズニーシーの細かいこだわりを感じます。
ここまで見つけたら最後に是非、アクアスフィアの近くにいウォルトディズニーとミッキーの銅像を見つけてください。
アクアスフィアを2人で見ている銅像は、ミッキーがバッグを持ってまるで旅行にでもでかけるようです。
このミッキーが持っているバッグ。
実はここに秘密があります。
ラゲッジタグには「111828」と書かれています。
なんだこの数字は?と思われるかもしれません。
これはミッキーがスクリーンデビューした1928年11月18日を並び替えて表現している数字なんだそうです。
19は省いていますが、並び替えるとそうなっているんですね。
11月18日はミッキーの誕生日でもありますので、なかなか面白いこだわりが詰まっているなと感じました。
こうして、見つけた人が幸せな一瞬を迎えることができるようにと考えつくされたのがディズニーの良いところです。
是非、今度行く機会がありましたら、色んなところに目を向けてみてはいかがでしょうか?
9月の朝礼のスピーチ⑨「清掃の日」
9月24日は清掃の日です。
掃除して清潔になるとなんとなく作業効率も上がるような気持ちになりませんか?
でも掃除ってなかなか腰の重いものです。
なんせやりはじめると、この次のエリアが気になり始め、そこが終わるとなんだかこっちもやっておきたい・・・なんて言うことになるからです。
そして加えて行いたいのは「断捨離」。
いつか使うかも?なんて思って持っているものが収納スペースを圧迫しているというのはよくある話です。
そこで朝礼では、清掃の話にひっかけて物を捨てるということについても話してみてはいかがでしょうか?
文例⑩9月の朝礼のスピーチ「清掃の日」
めっきり秋の雰囲気が強くなってきましたね。
季節の変わり目と言うのは、物事などを整理整頓するのに向いている時期と言えます。
9月24日は「清掃の日」なんだそうです。
皆さん、この日をきっけかに、部屋の掃除をしたり、断捨離をしてみてはいかがでしょうか?
よく断捨離をする時になかなか思うように捨てられず効果を実感できない、という話を聞きます。
確かに、収納の中から出てきた品物を見て「そう言えばこれにはこんな思い出があったな」とか「もしかしたらいつか何かの時に役に立つかも」なんて思ってしまうと手放しにくくなりますよね。
ですが、上手に断捨離をすると必要なものが残り、掃除も労力が減り、部屋もきれいなままという最大限のメリットを手に入れることができるのです。
そこで今回は、断捨離の効果的なポイントや方法をご紹介したいと思います。
まず、最初に用意して欲しいのは「捨てたつもりスペース」を作るということです。
断捨離をするぞ!と決心したら、ついつい捨てることに躍起になってしまい、必要なものまで一気に勢いで捨てて後悔してしまうという失敗が多くあります。
それを防いでくれるのがこの「捨てたつもりスペース」なんです。
このスペースは最初の断捨離の時に捨てるかどうしようか迷ったものを置いておくようにします。
そして目のつかないところで放置します。
後は自分で決めた期間、そこのスペースをどれだけ利用したのかということです。
1か月と決めたのなら1カ月。
そこにおいた品物を使わなかった、特に必要と感じることもなかった。
そういったものは処分するようにします。
こうして、一度迷ったものは「保留」にしておけば、自分の中でじっくり考える時間ができ納得して断捨離を行うことができるんですね。
断捨離には物への執着をなくすことができるという点があります。
しかし、その時の勢いだけで捨ててしまうと返って後悔を呼びこんでしまうといいうデメリットもあるように感じました。
皆さんも、是非一度保留状態を経験してから、素敵な断捨離を実行してみてください。
朝礼のスピーチって案外何でもネタになる
いかがでしたか?
9月に合わせた朝礼のスピーチネタを10個例文付きでご紹介しました。
朝礼のネタって本当に頭の痛いものですが、その時に自分が興味があることを伝えることでスピーチって完成するもんなんですよね。
話上手の人はそこにユーモアを混ぜ込んだりしますが、無理なことはしない方が無難です。
必ずユーモアも交えなければ良いスピーチにならないとは思いませんし、真摯にスピーチすることで、あなたの真面目な性格を感じてくれる人もいると思いますよ。
緊張するかもしれませんが、頑張ってくださいね。
ちなみに、今日は何の日?食べ物編ということで、9月に使えるネタをこちらの記事でもご紹介しております。
朝礼のネタ探しに是非参考にして下さい。