シルバーウィークは9月の大型連休のことを指します。
ゴールデンウィークのように毎日休めるっていうのは、ウキウキする期間でもありますよね。
だけど、あれ?去年ってシルバーウィークってあったっけ?
あれ?今年のカレンダーを見ても大型連休・・・9月にはなさそうなんだけど。
なんてことになっていませんか?
そこで今回はシルバーウィークについて
- 由来
- 定義
- 時期
- 2022年のシルバーウィークは?
をご紹介します。
シルバーウィークの定義って?
シルバーウィークは、秋の祝日が多い期間のことを指します。
日付の並びなどで2009年に初めて発生した9月の大型連休のことを指すのが今では一般的です。
しかし、シルバーウィークには「秋分の日」が含まれています。
秋分の日は毎年変動する祝日なので毎年必ず大型連休になるとはならないものでもあります。
更に、シルバーウィークには「敬老の日」も含まれます。
敬老の日は高齢者に感謝をする日なので、「高齢者=シルバー」となってシルバーウィークと定義づけられているとも言われています。
シルバーウィークの由来は?
シルバーウィークの由来は古く、1950年代に作られた映画の宣伝文句でもある「ゴールデンウィーク」の遂になる言葉として登場しました。
この時の「シルバーウィーク」というのは、秋の文化の日を中心とした期間だったそうです。
でも、11月3日の文化の日の近辺って・・・ちょっと離れたところに23日の「勤労感謝の日」があるだけですよね。
そもそも大型連休ということで制定されたものではなかったんではないでしょうか?
11月の祝日が少ないということもあり「シルバーウィーク」という言葉は「ゴールデンウィーク」ほど定着しなかったんですね。
年月が経つごとに残念ですが、忘れられていった言葉でもありました。
シルバーウィークの時期は?
最近ではシルバーウィークは9月にある大型連休を指します。
しかし、「9月、または10月末から11月の祝祭日が多い日」をシルバーウィークとしています。
シルバーウィークの歴史は?
突然出てきた「シルバーウィーク」という言葉。
しかし言葉自体は随分と昔からあったようですね。
そこでシルバーウィークがこれまで辿って来た変遷をご紹介したいと思います。
シルバーウィークの黎明期
まずは、初期です。
これは上でもご紹介しましたように、映画会社が作った映画の宣伝文句として誕生しました。
しかし一般的には定着しなかったんですね。
シルバーウィークの転換期
しばらく姿を消していたシルバーウィークですが、2007年に当時の自公連立政権が「秋の大型連休案」というものを作ります。
ここでは、本来のシルバーウィークの期間に合わせて「10月末から11月初旬」までの大型連休を作ろう!としていたんです。
体育の日を11月1日に、勤労感謝の日を11月5日に移動させよう!というものでした。
こうすると、この時にも施行されていた「祝日法」では『祝日と祝日の間の平日は祝日となる』という制度を使うことができます。
つまり
- 11月1日・・・体育の日
- 11月2日・・・国民の休日
- 11月3日・・・文化の日
- 11月4日・・・国民の休日
- 11月5日・・・勤労感謝の日
となり、最低でも5連休は確保されることになるんですね。
そして11月1日が月曜日になれば最大で9連休となる、というものだったようです。
しかし、『勤労感謝の日』を動かすということろで自民党の内部から反対が上がったようです。
勤労感謝の日は宮中で「新嘗祭(にいなめさい)」が行われる日です。
この祭祀は天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇(てんじんちぎ)に供えて感謝の奉納をすることです。
宮中祭祀の中でも最も重要なものということで、日にちを動かすことに反対がでてしまったんですね。
しかも、世論調査の結果でも、「必要ない」という人が多く、この案は一旦立ち消えとなりました。
シルバーウィークの定着期
公務員や企業、学校を中心に週休2日制が導入されたことにより、月曜日を国民の祝日とするハッピーマンデー制度が制定されました。
2003年には9月15日で固定されていた「敬老の日」が9月の第3月曜日となりました。
これと、祝日と祝日の間の平日が国民の休日となる制度をあわせれば9月の大型連休が完成するんですね。
そして2008年に三菱電機ビルテクノサービスが行った「2009年9月の連休に名前をつけるとすれば?」という質問に
「シルバーウィーク」
という言葉が1位となったんですね。
これを受けて国内外のツアーを企画する旅行代理店が使い始めて一気に定着していきました。
ゴールデンウィークの時もそうですが、というか、元々の「シルバーウィーク」もそうですね。
どちらも、企業の宣伝文句のために生み出され、それが定着していったというのが面白いですね。
2022年のシルバーウィークは一体いつ?
では、2022年のシルバーウィークについてご紹介します。
2022年は大型連休とはなりません!
というのも、このシルバーウィークならではの性質があるのです。
まずはそちらをご紹介していきましょう。
シルバーウィークは毎年必ずあるものではない
シルバーウィークの柱を担っているのは
- 敬老の日
- 秋分の日
です。
敬老の日は日にちは固定されていませんが、曜日は決まっています。
一方、秋分の日です。
秋分の日は、季節の分かれ目です。
しかも昼と夜の時間がほぼ同じになる日です。
なので、大体の日にちは決まっていますが、必ずこの日!と固定されているわけではありません。
9月21日~24日のいずれかになるというんですね。
一方、敬老の日は月曜日で動きませんから、秋分の日が水曜日の時だけ5連休になるんですね。
2022年のシルバーウィークは?
では、2022年のカレンダーを見てみましょう。
今年の秋分の日は金曜日です。
なので5連休にはなりません。
しかし、ちょっと見方を変えてみると、3連休+3連休となっています。
間の20日(火)~22日(木)を有休にすれば9連休になります。
3日間全て有休を取れると言う人は少ないと思いますが、大型連休に自分ですることがしやすい期間になっています。
もし、少しずらして取るのなら9月16日(金)や9月26日(月)を有休として休んでみてはどうでしょうか?
モデルケースとして
- 9月16日(金)有休
- 9月17日(土)
- 9月18日(日)
- 9月19日(月・祝)
となり、4連休が完成します。
と、同時に9月26日(月)も有休にすれば
- 9月23日(金・祝)
- 9月24日(土)
- 9月25日(日)
- 9月26日(月)有休
となりここでも4連休。
4連休が2回となるんですね。
どちらも、職場の関係などによって違ってきますので、休みやすい方法を考えてみてはいかがでしょう。
次のシルバーウィークは一体いつ?
2022年のシルバーウィークはありませんが、秋分の日が水曜日になれば5連休が完成します。
秋分の日が水曜日になるのは2026年だそうです。
前回のシルバーウィークが2015年だったので久しぶりのシルバーウィークとなりそうです。
2年連続でシルバーウィークとなることはないので、貴重なシルバーウィークを存分に楽しみたいですね。
シルバーウィークって言わないこともある
シルバーウィークはゴールデンウィークと違って毎年大型連休がやってくるものではありません。
なので、シルバーウィークのことを「プラチナウィーク」と呼ぶ人もいます。
2026年の次は2032年とも言われているのでレアであることを考えると「プラチナウィーク」というのもイメージにぴったりです。
何はともあれ、敬老の日は必ず9月の第3月曜日なので3連休は毎年必ずやってきます。
そう考えると秋分の日が金曜日の今年は、いつもよりお得なシルバーウィークとなっているのではないでしょうか?
シルバーウィークにお出かけするのならこちらはいかがですか?
是非参考にして下さいね。
以上「シルバーウィークの由来や定義や時期!今年(2022)はある?次はいつで何連休?」をお送りしました。