自分が若いころには出さなかった、というか出す機会の少なかった暑中見舞いも、年齢を重ねてくるとその機会が増えます。
付き合いが深くなったり、遠方に行ってしまったお友達にハガキで連絡をとるというのもレトロで素敵です。
しかし、この
ハガキを出す正しい期間って色んな説があるようですので、今回はそれをご紹介しましょう。
暑中見舞いを出すタイミングは3パターンある?
暑中見舞いのハガキを送るのは
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1.夏の土用~立秋の前日
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2.小夏~立秋の前日
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3.梅雨明け~立秋の前日
といった3パターンがあるとされています。
どのパターンも、〆切は立秋の前日になっていますね。
立秋と言うのは8月7日のことで、何故ここで区切られるのかというと、立秋からは暑中見舞いの代わりに送るものがあるからです。
それは「残暑見舞い」ですね。
そこで、一体どの説が正しいのでしょうか?
1.夏の土用から送る場合
まず、夏の土用ですが、ご存知ウナギを食べる日です。
この日は毎年変わります。
2017年は、7月19日とのことですね。
この夏の土用から送るといいと言うのには、やはり暑中見舞いの意味が大きく絡んできます。
暑中見舞いというのは、暑さ厳しい時期に相手の健康や状況を気にかけるという習慣です。
夏の土用はうなぎを食べるのは平賀源内が始めた習慣で、この暑さ厳しい時期にウナギを食べて精をつけよう!というものですよね。
また、大暑という暦が7月23日ごろにありますので、それに近い夏の土用から送るというのが1つのパターンです。
2.小夏から送る場合
小夏というのは7月7日のことです。
この日は七夕ですよね。
七夕というのは、節句の1つだって知ってました?
七夕についての意味や由来につきましては、こちらの記事でどうぞ。
小夏の頃から送るといいとされるのは、この七夕の節句が関係しているのでしょう。
というのも、七夕は昔から秋の豊作を祈ってお祭りをするという宮中行事の1つでした。
このため、小夏を過ぎてから暑中見舞いを送るのは相手のおうちが「変わりないですか?困ってないですか?」ということを確認するためなんですね。
梅雨明けから送る場合
梅雨明けの頃と言うと、毎年変わります。
しかし梅雨が明けるとやってくるのは、夏本番!
このため、暑中見舞いを送るのに一番適しているのはこの梅雨明けからではないか、とされています。
梅雨が明ければ暑さが厳しくなるのはどこの地方でも同じ事です。
暑中見舞いはやはり、暑いですが元気ですか?と尋ねるハガキなので大体送る相手の一番暑いであろう時期に送るのがいいんですね。
そうなると、梅雨がない北海道はどうしたらいいの?!と思われるかもしれません。
大体、大暑(7/23ごろ)を過ぎてから送れば失礼には当たりませんよ。
最後の最後に注意!!
ということで、梅雨明けごろから8/6日ぐらいまでに送ればマナー違反にはならない暑中見舞いですが、だからと言って8/6日に投函はいけません!
電子メールなら一瞬で相手の元に届きますが、暑中見舞いというハガキは投函してから相手の元に着くまでに大体3日ぐらいはかかります。
もちろん、遠方へのハガキならもう少し余裕を見た方がいいかもしれません。
なので、暑中見舞いのはがきは相手が受け取るためにも7月中には投函するようにしたいですね。
暑中見舞いの文例のご紹介は、こちらの記事でご紹介しております。
また、ビジネス向けの暑中見舞いの一言につきましてもこちらの記事でどうぞ。
更に、お中元の予約はお済ですか?
まだの方はこちらの記事で詳しくご紹介しております。
あわせてご覧ください。
(P.N.オレンジ)
以上「暑中見舞いの時期はいつからいつまで?ハガキを出す正しい期間ってあるの?」をお送りしました。
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