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日本から海外への食品の安全な送り方まとめ!送れないもの・禁制品リストも要チェック

日本から海外にいるあの人に食品を届けたい!と思ったら実は注意が必要なんです。
国が違えばそこでのルールも随分と様変わりします。

日本では当たり前のように食べられているものでも、海外では禁止!なんていうこともあります。

そこで今回は、日本から海外に食品を送る時にはどうすれば安全に送ることができるのか。
送ってはダメなもののリストもご紹介したいと思います。

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海外に送る時は禁制品に注意しよう

日本 海外 食品 送り方 送れない 禁制品

まず、日本から海外に食品を送る時は税関で検査されます。
この時に出てくるのが禁制品です。

禁制品とは
ある地域や国などによって制限されているもの
です。

こちらは絶対にダメ!という場合ばかりではないので手順を踏めば届けることができることもあります。

しかし、禁止品と呼ばれるものもあります。

それは
万国共通で配送することが禁止されているもの
です。

なのであの国だからダメ、ということではなく、どこに送っても必ず送り返されたり没収されたりするものです。
これは普通の食品などには含まれませんので、そんなに関係ないかと思います。

禁止品は

  • 違法薬物
  • 児童ポルノ関連
  • 不正競争防止法を違反しているもの(偽ブランド品など)

です。

これらのものを輸出しようとすると、法律によって罰せられます。

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禁制品にはどんなものがある?

禁制品はその国や地域によって線引きが違ってきます。
特にアメリカやヨーロッパでは細かく決められていて送るのに苦労するかもしれません。

食品を送る時に気をつけなくてはいけないのは原材料のチェックです。
ここでも、禁制品が含まれていると止められてしまったり送り返されたりします。

食品以外では

  • 植物や動物
  • 爆発物や武器
  • その他法律に違反するもの(中古車など)

があります。

日本から海外に食品を安全に送る方法は?

いくら気をつけていても、うっかり、ということがあります。
そんな時にはどうしたら良いのかというと、2つ方法があるので、ご紹介します。

方法①日本郵便局のホームページでチェックする

日本郵便局には国際郵便というシステムがあります。
ここでは食品はもちろん海外に送ることができるようになっています。
https://www.post.japanpost.jp/

ここで、禁制品のリストをチェックし、送れるかどうかを確認しましょう。
国別に調べることができたり、サポートもしっかりしていますので、できるだけ確認しておきましょう。

方法②日本貿易振興機構(JETRO)で聞く

日本貿易振興機構というところでは専門家との個別面談をして輸出できるかどうかの相談をすることができます。
https://www.jetro.go.jp/

他にも海外での販売のサポートもしてくれるので、ビジネス展開を考えている人には嬉しいですね。

具体的にどこの国に何が送れないの?

禁制品があるということは理解してもらえたと思います。
だけど、一体どこの国にどんなものが送れないのか?

それが一番気になるところですよね。
そこで問い合わせの多い国別に主な禁制品をご紹介します。

アメリカ合衆国の禁制品

アメリカでは大きくは特定産地、特定品目の農林水産物や化粧品、医薬品は米国食品医薬品局(FDA)という機関の許可なしでは送れないというのが大前提です。
その上で全世界共通の禁制品に加えて

  • たばこ
  • アナボリックステロイド(タンパク質同化ホルモン)
  • オリーブオイル
  • 鋭利な器具
  • 牛肉
  • 酒精飲料
  • 弾薬、マッチ
  • 電子ニコチンデリバリーシステム(電子タバコ)
  • 動物製品 ・肉(生肉及び冷凍肉。燻製又は乾燥肉)
  • 避妊用品等
  • 富くじ
  • 腐敗しやすい物質等(魚、果実及び野菜)
  • 包装用物質(草又はこれに類する物質)
  • 動物の腸

となっています。

中華人民共和国の禁制品

続いては中華人民共和国です。
出版物への取り締まりも厳しくなっていますね。

  • 兵器等
  • 写真、フィルム、印刷物等 中華人民共和国の政治、経済、文化及び道徳に害を及ぼすようなもの
  • 毒物、麻酔剤 すべての種類の猛毒
  • 病原菌、害虫等 病原菌
  • 硬貨、銀行券、持参人払有価証券 硬貨、銀行券、紙幣、各種の持参人払有価証券及び旅行小切手
  • 貴重品
  • 食料、薬 伝染病の被害を受けている地域からの食料、薬
  • たばこ
  • ねじ 木ねじ、セルフタッピングスクリュー、その他のねじ及びボルト
  • ラジオ送受信機等
  • ワイン
  • 個人用物品
  • 動物を使用した製品
  • 希少な動植物
  • 植物(米などの穀類、果物、野菜その他植物防疫法で定めるもの)
  • 植物を使用した製品
  • 税関輸入制限の対象となるその他のもの

大韓民国の禁制品

お隣の国、韓国に荷物を贈りたい人もたくさんいるようで、結構問い合わせ件数が多いんだそうですよ。

  • あへん吸飲用の物品
  • たばこ製造用品
  • 偽造貨幣等公共の安全に反する物品
  • 刺激剤度量衡器弾薬、マッチ
  • 昆虫類
  • 果物 (梅、グレープフルーツ、リュウガン(ロンガン)
  • 武器特許権畜産物穀類
  • 通貨 紙幣、銀行券、硬貨郵便切手
  • 野菜
  • 録音又は録画媒体
  • 麻薬 あへん、モルヒネ、コカインその他の麻薬
  • たばこ
  • 朝鮮にんじん
  • ニコチン溶液
  • 家畜等
  • 植物(米などの穀類、果物、野菜その他植物防疫法で定めるもの)
  • 毒物、病原菌
  • 無線装置
  • 繊維製品
  • 肉・肉製品 豚肉及び豚肉製品
  • 蜜蜂、水ひる、蚕の卵 蜜蜂
  • 貴重品
  • 通信機器酒類・・・個人使用又は贈り物の場合にのみ1本(1リットルまで)

フィリピンの禁制品

フィリピンにも問い合わせをする人は多いんだそうです。

  • と博用品 ルーレット盤及びその付属品
  • 公序良俗に反する物品
  • 動物 生きた動物、鳥類、は虫類及び魚類
  • 反国家的文書
  • 圧縮ガス
  • 富くじ等
  • 放射性物質
  • 書留通常郵便物 硬貨、銀行券、紙幣、各種の持参人払有価証券、旅行小切手
  • 有毒物質
  • 植物
  • 火器、武器
  • 爆発性の物質
  • 生きた動物
  • 発火性の固体
  • 発火性の液体
  • 肉類 牛肉、牛肉のくず肉、牛、羊、及び山羊から作られた動物用のえさ
  • 腐食性の液体
  • 著作権
  • 貨幣、銀行券 偽造若しくは変造し又は損傷した硬貨、偽造した国債
  • 貴金属
  • 避妊用品等
  • 酒精飲料 蒸留酒、ぶどう酒、ビールその他すべての種類の酒精飲料
  • 酸化物質
  • 食料品、医薬品
  • 麻薬
  • セルロイド
  • フィルム 写真用フィルム、映画用フィルム
  • 不燃性液体
  • 刃物
  • 書籍
  • 植物(米などの穀類、果物、野菜その他植物防疫法で定めるもの)
  • 武器 ダイナマイト、火薬その他の爆発物並びに火器
  • 粉 インクの粉、こしょう、かぎたばこ、これらの類似物品で爆発性のあるもの
  • 糊、軟膏等 容易に液化しない糊
  • 避妊用物品等

オーストラリアの禁制品

最後にオーストラリアです。
ここも日本人留学生がたくさんいたりと禁制品の問い合わせの多い国です。

  • あへん用パイプ
  • たばこ・葉巻 紙巻たばこを含むすべてのたばこ製品
  • マッチ
  • 乳製品、卵 チーズ、牛乳及びその他の乳製品
  • 乾燥植物素材
  • 動物製品等 蜂の巣、動物性の肥料(グアノを除く)
  • 収集用切手類
  • 囚人によって製作された物品
  • 紙幣 地金
  • 実験用品 医療用動物サンプル、診断器具及び微生物
  • 容器
  • 寝具等
  • 手工芸品
  • 果物、野菜
  • 植物、種子及び土
  • 植物製品 米、小麦、穀物類、食用の種子類、種実類及び豆類
  • 武器、弾薬
  • 生物 すべての生物(卵の状態を含む)
  • 結核予防薬
  • 肉、肉製品
  • 茶がら
  • 貨幣 偽造の貨幣
  • 貴重品 宝石、貴金属、珠玉、証書、硬貨、その他譲渡可能な有価証券
  • 銀行券
  • 銀行券の模造品
  • アプサントオイル
  • フィルム等
  • 中古のじゅうたん及びその類似品
  • 中古の衣料
  • 中古の麻袋
  • 体温計
  • 催淫剤、グリコール
  • 公衆に対して危険、かつ、有害とされる商品
  • 内服薬及び外用薬
  • 動物、動物製品
  • 動物の毛
  • 動物由来のペットフード
  • 印刷物、衣類等
  • 危険な化学物質で作られた衣類及び布
  • 昆虫及び昆虫の寄生虫植物
  • 水ひる
  • 治療用品 電気、超音波、磁気又は放射性元素の作用により治療効果をもつ物.
  • 液体
  • 爬虫類及び魚の皮
  • 犬の電子式首輪
  • 生きた魚及び魚の卵
  • 病原菌、細菌及び病原体など
  • 科学上の目的で使用される人間の骨及び組織
  • 種痘用ワクチン、乳剤及び血漿
  • 紋章等
  • 練った物
  • 羊毛及び羊毛の見本
  • 肉製品 生肉、冷凍肉、乾燥肉、燻製の肉、塩漬けの肉及び缶製品
  • 腐りやすい食品
  • 菓子 酒精飲料入りの菓子
  • 蜂蜜
  • 解毒剤
  • 貨幣、貴金属 硬貨又はすべての持参人払有価証券、白金、金、銀、珠玉、宝石
  • 錠剤
  • 非伝染性物質、医薬品等
  • 魚及び鯨で作られた家畜用飼料
  • 麺類、卵を含むもの、酪農製品
  • 麻酔剤、幻覚剤など

禁制品に注意して安全に食品を送ろう

もし、禁制品を送ってしまったらどうなると思いますか?
通常であれば税関で止められ、通知が来ます。

しかし、ここから減滅処分されて配送した荷物が返ってこない場合もあります。
更に悪質なケースになると法律で処罰されることもあります。

これは「密輸をしようとしたケース」なので普通に食品を送る時には当てはまらないでしょう。
ですがこのような事態にならないためにも、送る前に専門機関やリストをチェックして安心安全に送れるようにしましょう。

以上「日本から海外への食品の安全な送り方まとめ!送れないもの・禁制品リストも要チェック」をお送りしました。



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