近年では、日本のどこにいても自然災害にあってしまう、という状況があります。
この地域は大丈夫!なんてところはほとんどありませんよね。
もし災害にあってしまったら取引先の相手などからお見舞いメールが送られてくることもあります。
自分のことを心配してくれているのですから『今はこんな状況です!』とすぐに返信したいですよね。
でも、ビジネスメールの返信ってどんな風に書けばよいのでしょうか?
今回は災害時のお見舞いビジネスメールへの返信の方法をご紹介すると共に、文例をまとめてみました。
災害時のお見舞いメールへの返信はどうすれば良いの?
災害の規模にもよりますが、ライフラインなどに大きな影響を与える場合もあります。
こんな時は、メールを受け取ることはできても、なかなか返信するのが難しい場合もありますよね。
相手の気持ちを考えればすぐにでも返信しなければなりませんが、状況がそれを許さないこともあります。
こういった時は状況が落ち着くまで返信は無理にしなくても構いません。
なぜならお見舞いメールを送った相手もそれは分かっているからです。
お見舞いメールに仕事上の緊急事態を書いて送ってくる人はそうはいないでしょう。
なので、まずは自分の周りが落ち着くまで待つ、というのも必要になってきます。
返信のポイントは相手を安心させること
お見舞いメールを送ってくれた相手はあなたのことを心配しています。
なので、返信するのならあなたの状況をきちんと説明して、「大丈夫ですよ。」と伝えることが必要になります。
中には、今の会社の様子などを写真に写して添付するという人もいます。
目に見えて状況が分かるので、安心してもらうには効果的な場合もありますね。
そして返信のメールは事細かに書く必要はありません。
災害にあって話を聞いてもらいたい、というのは理解できますがやはりビジネスメールですので、用件は短くしておきましょう。
災害時のお見舞いメールの返信例文
返信メールの内容は
- 気遣いへの感謝
- 大まかな被害状況
- 自分の身の回りの状況
といったところですね。
被害状況などは、相手に心配させまいと過少に書いてしまいがちですが、大きな被害を受けた場合は正直に書くべきです。
そうすることでこれから先の仕事の運び方も違ってくると思いますよ。
災害お見舞いメールの返信1
まずは、台風や地震など災害にあったときの返信内容です。
○○株式会社 営業部
T様
平素より暖かいお引き立てをいただきまして、心からお礼を申し上げます。
株式会社◎◎商事、総務部のYです。
さて、去る3月15日の関西水害に際しましては、ご丁寧にお見舞いを
頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。
現在では、電気や通信などもおおむね復旧しております。
弊社も一部社屋が床上浸水の被害を受けましたが、幸い大事には至らず、
5月15日には一部業務を再開することができました。
今後とも完全復旧に向けて、皆様のあたたかい励ましにお応えできるよう、
社員一同努力しております。
しばらくは何かとご不便をおかけすることもあるかと存じますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。
まずは取り急ぎ、お礼申し上げます。」
とても簡潔で読みやすいですね。
災害お見舞いメールの返信2
基本的に、返信はすぐに送らなくても大丈夫です。
しかし、業務上のことなどで急いで送らなくてはならない相手もいますよね。
そんな時にはこんな風に返信をしておきましょう。
株式会社Y商事
Y様
平素よりお世話になっております。株式会社◎◎のAです。
この度の大地震につきましては
早速心強いお心遣いをいただき、心より感謝いたしております。
当地では交通の遮断や停電などのライフラインの被害が発生し、
甚大な被害を受けております。
現段階は後片付けに追われておりますが
一日も早く通常業務に戻れますよう努めています。
貴社の皆様におかれましては、どうかご心配なされないようお願い申し上げます。
メールにて取り急ぎ御礼申し上げます。」
自分たちの状況を説明して、迷惑をかけることになるかもしれない、と伝えておくことも必要ですね。
災害お見舞いメールの返信は手書きでも良いの?
手紙でお見舞いの返信を書くというのは決して失礼にはあたりません。
しかし、被災していて復興に向けて時間を惜しんでいるわけですから、手紙で書くよりメールで送った方が早いですよね。
相手もあなたのことを心配しているでしょうから、少しでも早く「大丈夫ですよ!」ということを伝えるためにもビジネスメールを送ることをお勧めします。
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以上「災害時のお見舞いメールへの返信の例文!お礼の文例まとめ!」をお送りしました。