おせちの主役とも言えるえび。
お正月だから、と大きなえびを使う人も多いですよね。
食べるともちろんおいしいえびですが、そもそも、おせちの中になんで入っているのかをご存知ですか?
おせち料理には、縁起を担ぐ意味を込めて詰めているものばかりです。
そこで今回は、えびの縁起の良い意味を解説したいと思います。
えびの種類に決まりはあるのか?頭はなくてもOKなのか?についてもご紹介します。
おせち料理は20~30種類?!
昔々のお母さんたちはお正月のおせち料理を作るのに、1日かかって作っていました。
というのも、おせち料理として作るのは一般的に20~30種類詰めると言われています。
これだけの種類を作るんですからそりゃ1日かかるわ!と妙に納得もしました。
最近では、全部を手作りにしているという人は少なくなり一部を手作りで一部を買って来たものを詰めると言う人が多くなっていますね。
この中でも「えび」は特に色も形も華やかで、多くの家庭でおせち料理の中に入れるという食材でしょう。
今回は、えびのおせちの由来についてご紹介していきましょう。
えびのいわれは何?
えびは長いひげを生やしていて、調理すると腰が曲がるということから、老人に例えられています。
ここから、腰が曲がるまで長生きしますように、という願いを込めて「長寿祈願」の意味になっているのです。
また、えびは脱皮を繰り返して成長することから「出世祈願」も込めていると言われています。
更にその色の鮮やかさから魔よけの意味もあるとも言われています。
さらにさらに!
目が飛び出していることから「目出度い」という意味もあるんです。
えび1つでたくさんの意味がこめらているんですね。
だからおせちには必ずと言っていいほどえびが入っているのかもしれません。
おせちに入れるえびの種類は何が良いの?
いわれを考えると、えびは調理したら腰が曲がるものがよいですね。
そして少し大きめのえびをほとんどの人が選ぶということです。
なので種類は
- 車エビ
- ブラックタイガー
- 赤えび
- ぼたんえび
- 伊勢えび
などがあります。
特に車エビはおせちに欠かせない食材ということで、年末になるとおがくずに入って生きたまま売られるなんてことも珍しくありません。
この中の種類であればどれでも大丈夫なので、好きなえびを選んでくださいね。
えびの頭はなくても良いの?
答えから言うと、ダメです。
その理由はえびのいわれのところに全ての答えがあります。
えびは髭があって腰が曲がることから老人に例えられ、そこから転じて「長寿」となるのです。
なので、頭を取ると「ひげ」がなくなってしまいます。
更に、「目出度い」の意味も頭がなくなると台無しです。
そして見栄えの点でも、頭のないえびを使うと見劣りがします。
普段とはちょっと違う贅沢なおせちなので、えびにも頭つきの方が豪華に見えますよ。
おせち料理はやっぱりちょっと特別
お正月におせち料理を食べなくなる人は増えました。
しかしそれでもおせち料理は特別なものであることに違いはありません。
なので、えびも大きなものを選びますし、頭付きのものを入れる人が多いですね。
是非、楽しいお正月を迎えてくださいね。
高齢者や、赤ちゃんにおすすめのやわらかおせちについてはこちらの記事でどうぞ。
以上「おせちのえびの縁起のよい意味を解説!種類に決まりは?頭なしでもOK?」をお送りしました。