来年を素敵に迎えるためにおせちを手作りするぞ!!と決心した皆さん。
素晴らしいです。
おせちってお正月にキッチンに立たないためのものなので年末に頑張っておけば新年にグータラできますよ(^^)
でも、その作ったおせち盛り付けてみると意外に・・・という結果になったりしていませんか?
それは盛り付けのポイントを知らないからです。
今回は、おしゃれにお重に盛り付けるコツをシュフがお伝えします!!
おしゃれにおせちを盛り付けるのが難しい?
確かに、お重の中におせちを盛り付けるのは難しいこともあります。
それはやっぱり四方を囲まれているから圧迫感があるんすよね。
そこで、まず初心者の皆さんは今流行りのワンプレートおせちに挑戦してみてはいかがでしょうか?
これはその名の通り1つのお皿におせちを盛り付ける方法なのですが、お皿を選んで上手に盛りつければそれで十分なんです。
それぞれ1人前ずつ盛り付けることができるので簡単でしかも片付けも楽ちんなんです。
例えばこんな風に。
華やかで食べやすいですよね。
では、ワンプレート以外にお重での盛り付けのコツをご紹介していきます。
お重におしゃれにおせちを盛り付けるコツ!
では、早速コツを伝授いたしましょう。
簡単なコツを覚えておけば、お重だけでなく普段の盛り付け方にも応用できますよ。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ①「お重」
まずは、お重の種類です。
最近では、おせちはそこまでたくさん作る家庭が少なくなってきているので、2段だったり1段だったりという人が増えてきています。
しかし、おせちのお重で一番良いとされているのは3段重です。
『三』という数字は昔から『完全である』という意味が込められているので縁起が良いとされてきたためです。
このため、おせちを詰めるお重は3段のものを選ぶのが良いでしょう。
3段もあってもそんなにたくさん詰められないと思うかもしれません。
しかし最近では、容量の少ない三段重もありますので、あなたの家庭にあわせて容量を選んでみてはいかがでしょうか?
もちろん、三段重がないからと言って新たに買う必要はありません。
もしなければ三段重の方が良いですよってだけで、二段でも一段でもおしゃれに盛り付けるコツはきちんと適応できます。
片付けるスペースなどを考えてお重を選ぶようにして下さいね。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ②「食材は十分に冷ましてから」
おせち料理の代表的なものと言えば、焼きものであったり煮ものであったりします。
それもそのはず、お正月にお買い物に行けない主婦のために考案された保存食でもあるので火を通している食材が多くなるのです。
なので、こういった食材にはしっかりと火を通したあとはしっかりと冷ますようにしましょう。
これはお弁当での時と同じです。
暖かいまま詰めると、食材が傷みやすくなってしまいます。
お正月から医療機関にいかなくてはいけなくなりますので、十分に冷ましましょう。
また、熱いものを入れると漆塗りのお重は色落ちをしてしまう心配もあります。
是非、気をつけてくださいね。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ③「詰める方向は奥から」
お重に詰める時は、必ず奥から手前に向かって順番に詰めていくのが鉄則です。
お重の淵(?)を利用して起き場所が動かないように固定しながら詰めていくと良いでしょう。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ④「食材は崩れにくいものから」
次に詰める順番ですが、形がしっかりしたものから詰めていくようにしましょう。
柔らかいものを先に詰めてしまうと、形が崩れてしまったり、スペースがなくなったり空きすぎてしまったりします。
動きにくいものから詰めていくようにしましょう。
それと同時に大きめの食材はできるだけ一口大に切り、大きさを揃えておくのもおしゃれに詰めるコツです。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ⑤「仕切り方に気をつける」
お重には、仕切りがついているものもあります。
これはしっかり活用し、更に汁気が多い煮ものなどは竹筒などの器に入れて盛り付けるようにしましょう。
他にも、どうしてもおせちは緑色が取り入れにくくなりますので、葉らんなどで緑色を入れていくのもおしゃれに見えるポイントです。
もちろん、庭に生えているウラジロなどを使って緑を取り入れる人もいます。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ⑥「食材の高さを揃える」
盛り付けていく上で、全ての食材は同じぐらいの高さに盛り付けるのがコツです。
こうすることでお重を開けた時に統一感が出て、見た目が鮮やかになるのです。
なので、厚みのあまりない食材は重ねて高さを調節すると良いです。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ⑦「隣との色合い」
おせちに詰める食材は色が似通っている傾向にあります。
なので、一番難しいかもしれませんが、隣り合う食材の色はできるだけ重ならないように工夫しましょう。
煮ものの隣に、煮ものをおいてしまうと『茶色』の印象が強くなってしまいます。
できるだけ明るい色の隣に暗い色、という感じになれるようにしましょう。
どうしても色がない!というときには、器などで色を調整するのもポイントです。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ⑧「方向は同じに」
海老や田作りなどを盛り付ける時に気をつけて欲しいのは、頭の向きを同じにするということです。
これだけで統一感が出ると共に、お祝いの気分も盛り上がってきます。
海老の頭はできれば左向きに置くようにしましょう。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ⑨「水引なども活用」
料理を詰め終わったら、最後に水引などをワンポイントとしてのせるのも良いでしょう。
松の飾りや「寿」のものなど、最近では色んな種類がありますよね。
こういった小物をのせることでお正月の雰囲気にピッタリになります。
おしゃれにしたいのなら、水引がおすすめです。
お重におせちをおしゃれに盛り付けるコツ⑩「無理しない」
おせちのお料理って結構量ができますよね。
お重の中に入りきらなかった!!なんてのもアルアルです。
でも、これって無理に全部を詰め込もうとすると、失敗してしまいます。
残ったお料理はタッパーなどに入れて保存しておけば良いんですよ。
全てはバランスを見て適度に増やして下さい。
分からなければ真似から始めてOK!
コツをご紹介しても、何をどんな風に盛り付ければ良いのかって難しいですよね。
でも、大丈夫です。
その悩みはあなただけではありません。
私も最初の頃はグタグタでなんだか茶色いおせちができあがりました(^^;
そこで取り組んだのは他の人の真似から始める!ということです。
センスの良い人はたくさんいます。
そのセンスを真似することで、あなたの中に眠るセンスも磨かれていくんですよ。
では、早速センスの良い人の盛り付け方をご紹介しましょう。
おしゃれな盛り付け方①「市松」
まずは、伝統的な詰め方です。
良く見かけるかもしれません。
市松模様のようにお重を9つに区切って盛り付けています。
お重の中には市松で盛りつけられるように仕切りがついているものもあります。
そういったものを持っているとこの盛り付け方は簡単にできますね。
おしゃれな盛り付け方②「手綱」
続いてはお重に対して斜めに仕切って盛り付けていくタイプです。
真ん中にメインが来るようにすれば華やかさもまし、豪華にも磨きがかかります。
おしゃれな盛り付け方③「七宝」
お重をひし形に区切り、周りの4ツ角にも料理を詰めていく方法です。
(画面キャプチャ)
この詰め方だとど真ん中にメインの料理が来ることが多いので、目を引きます。
周りにも詰めていくので、市松の時よりは色の偏りが少ないですね。
おしゃれな盛り付け方④「八方詰め」
これも七宝と似ています。
真ん中にメインの料理があり、あとは八方から料理が真ん中に向かっているという詰め方です。
(画面キャプチャ)
お正月には喜ばれる詰め方です。
おしゃれな盛り付け方⑤「段どり」
お重に対して平行に料理を盛り付けていく方法です。
仕切りなどを上手に使うことですっきりとした印象に仕上がります。
おしゃれな盛り付け方⑥「末広」
お重の中心に1つ料理がきてその周りを詰めていく方法です。
メイン料理の周りを他の料理が彩りますので華やかでおいしそうです。
この6つの詰め方を基本にして、おせちを詰めていくと良いですよ。
おしゃれ上級者は組み合わせている!!
おせちの詰め方になると、どれか統一してしまいがちです。
しかし、上級者にもなると詰め方をミックスして一段目はこれ、二段目にはこれ、三段目はこれ!と決めていたりもします。
そこで、おしゃれな詰め方をもう少しご紹介しますね。
おしゃれ上級者①
とっても合理的でおしゃれな詰め方です。
量がかさばる煮物を一段に入れてあとは他のお料理を市松に並べています。
統一感があってこれだけの料理が入っているのにごちゃごちゃとしていないのが良いです。
おしゃれ上級者②
実は、この盛り付け方が一番簡単でおしゃれに見えると人気です。
お重よりも少し小さめに盛り付けることで、空間ができおしゃれに見えるんです。
ぎゅうぎゅうに詰めたおせちも良いんですがね。
おしゃれ上級者③
赤い実の南天やあしらいを上手に使って色のバランスを整えています。
こういったアイテムを使うと葉蘭が整うのと同時に高級感も出てくるので良いですね。
おしゃれ上級者④
発想の転換で、1人分ずつのおせちをお重に詰めていくという方法です。
簡単に食べることができますし、かわいらしくて良いですよね。
食べ残しも出にくいので次の日のおせちが汚い現象も防げる方法です。
おせちの料理は飾り切りも忘れずに
いかがでしたか?
ほんのちょっと意識するだけでおせちの盛り付けは劇的に変化します。
後は、煮物や蒲鉾などで飾り切りをすればもう立派なおせちです。
是非、おせちを作ったりつめたりすることを楽しんで楽しいお正月を過ごして下さいね。
以上「シュフが教える!おせち料理のおしゃれなお重の盛り付け方20のコツ!これで失敗なし」をお送りしました。