とっても優しい漫画をご存知ですか?
それは高野苺作、「orange」です。
青春を題材にした少女マンガのようでもありますが、実はもっともっと奥深い作品なんですよ。
そんな「orange」が今回、アニメ化決定だそうです。
前回、実写映画化の時のちょっとモヤモヤした感じをアニメでは払拭することができるのでしょうか?
今回は したいと思います。
アニメ「orange」のあらすじは原作と一緒?
まず、アニメ化になるについて、気になるのは原作との違いです。
原作の「orange」が大好き!という人もたくさんいますよね。
でもこういった原作がある物語ってアニメ化したり、実写化したりする時は色んな事情が複雑に絡み合って違っちゃったりするものです。
いや、これは仕方ない。
そこで、アニメとの違いはあるのかどうかを見ていきましょう。
まずは原作「orange」のあらすじについて少しご紹介します。
原作「orange」のあらすじ①「始業式」
主人公は高宮菜穂。
高校二年生の彼女にある日、自分と同じ筆跡の手紙が届く。
それは10年度の自分からのメッセージ。
一度に読むにはたくさんの量が入っているその手紙には、未来の自分の後悔と、未来を変えてほしいという願いが綴られていた。
未来から手紙がやってくるなんてとても信じられない菜穂は、手紙の忠告に耳を傾けない。
しかし、手紙の通り始業式には東京からの転校生、成瀬翔がやってくる。
しかも、手紙の通り自分の隣の席に座る。
信じられないことの連続に菜穂は迷い始める。
それでも、手紙に書いてあった
「この日(始業式の日)だけは翔を(一緒に帰ろうと)誘わないでほしい。絶対に。」
と書かれてあることを実行に移せないのです。
最初は断ってた、翔でしたが、菜穂の友だちの
- 須和弘人
- 村坂あずさ
- 茅野貴子
- 萩田朔
たちに誘われ、結局一緒に帰ることになるのです。
何がいけなかったんだろうと疑問に思いながらもその日、翔との仲を急速に近づけます。
しかし、翔はこの日から球技大会の日まで休むのでした。
原作「orange」のあらすじ②「球技大会」
久しぶりにきた翔に休んだ理由を聞いても
「ただのサボリ」
と言います。
この球技大会の日も、未来の自分からのメッセージは届いていて、ソフトボールで代打になって欲しいということでした。
そして手紙の最後には
「この日、翔のことを好きになる」
と書かれていました。
手紙の通りまたしても、ソフトボールで代打をお願いされる菜穂ですが、もともと控えめな性格の菜穂は代打を受けることができません。
しかしそれでも皆がしつこくお願いしてきます。
そんな時、あずさが菜穂の代わりを言いだします。
しかし手紙には
「代わりにアズが三振して負けた」
と書いてあったのを思い出すのです。
このままだと、ソフトボールが負けてしまうのは、友だちのせいにしてしまう!と思った菜穂はやっぱり自分が打つ!と言いだすのです。
その結果。
菜穂はホームランを打ち、見事優勝することができるのでした。
試合が終わると翔が救急箱を持って菜穂の前に現れます。
実はこの日、菜穂は靴のサイズを間違えて少し小さいのを履いてきてたのでした。
靴ずれしているのを翔に見透かされ、手当てをうけます。
そこで翔の優しさに触れ、手紙通り菜穂は翔に恋をするのです。
家に帰り、手紙の続きを読みます。
これからはできるだけ、未来の自分の後悔を少なくしてあげようとしたのでした。
しかしそこには、
「10年後の今、翔はここにはいません。
大切なものを失わないで。
翔のことをしっかりみてあげて下さい。」
と綴られているのです。
このいないというのが一体何を意味しているのか?
衝撃に耐えながらも菜穂は、未来を変えようと手紙を読み進めていくのでした。
アニメ「orange」の放送日程は?
この「orange」、実はTOKYOMXでは放送が開始しています。
他にも、色々な放送局で放映日が決まっていて、それはこちら。
テレビ愛知・・・7月3日毎週日曜日25:05~
朝日放送・・・7月6日毎週水曜日26:14~
テレビ信州・・・7月14日毎週木曜日26:14~
BS11・・・7月3日毎週日曜日24:30~
AT-X・・・7月3日毎週日曜日24:00~
となっています。
ちなみに、アニメ「orange」のPVを見つけました。
結構イラストも原作に忠実に再現されていますね。
全部で12話になるようで、2016年8月15日までに7話放送されています。
もしここまで放送を見逃しちゃった、または、自分の放送局がない!という人はamazonのプライムビデオで視聴できるようですので、御利用下さい。
アニメ「orange」は原作との違いはあるの?
2016年8月15日の時点で7話まで放送され、今のところ原作との違いは大きくないようです。
漫画は全部で22話あり、その内容をアニメでは半分程度の12話でやるとのことですので、若干不安が残ります。
それでもまあ、順調に進んでいる感じがしますね。
結構アニメは原作に忠実です。
アニメ化に当たっては原作者の高野苺さんも
今日24:00〜アニメorange始まりますね!ワクワク!萩田、どうしても描くスペースなくなって申し訳ない。 pic.twitter.com/k5uitFhwAX
— 高野 苺 (@ichigo_takano) July 3, 2016
とコメントしています。
そして
もう泣いた
— 高野 苺 (@ichigo_takano) July 3, 2016
早っ!
アニメの出来栄えに感動して、どうやら一度見た後もう一度BS11でも見たようです。
観ました第1話!今度はBS11でもう一回観てるから!
— 高野 苺 (@ichigo_takano) July 3, 2016
原作者がこんなにも感動するアニメってなかなかないですね。
実写映画「orange」と原作との違いはあった?
「orange」という作品はとても不思議な魅力に囲まれている作品で、実写映画化もされています。
公開は2015年12月12日でした。
主なキャストは、
成瀬翔・・・山崎賢人くん
須和弘人・・・竜星涼くん
茅野貴子・・・山崎紘菜ちゃん
村坂あずさ・・・清水くるみちゃん
萩田朔・・・桜田通くん
いったフレッシュな配役でした。
キャストは実際に見ると、あってる!と思う人が多かったようです。
そして原作との違いですが、ここからはネタバレにもなりますので、嫌な人はご注意して下さいね。
映画と原作の変更点①「手紙」
物語のキーポイントとも言える「手紙」
未来から奇妙な手紙が届いたことでこの物語は進んで行きます。
漫画のネタバレをしちゃうと、この未来からの手紙、友だち5人全員に届いてるんですね。
もちろん、それぞれ10年後の未来の自分から。
内容は菜穂に届いたのと同じです。
「翔を救ってほしい」という内容なんですね。
しかし、映画では手紙が届いたのは、菜穂と須和の2人になります。
他の三人には未来の自分からこんな手紙が届いた、だから一緒に協力して翔を救おう!という話になるんですね。
ちょっと信じられないことですけど、ここで5人が団結するのは漫画と一緒です。
何故、手紙が二通しか届かなかったのかというと、菜穂と須和が一緒に手紙を書き、公園に埋めていたからでした。
漫画では5人がそれぞれに考えて10年前の自分に手紙を出していたのが、パラドックスになり届く、ということになるんですけどね。
まあ、それでも翔を救おうという5人の気持ちに嘘はありません。
映画と原作の変更点②「翔の運命の日」
更に、一番大切な翔が事故にあう日です。
漫画ではバレンタインデーの次の日に事故にあっています。
しかし、映画では大晦日に変更されていたんです。
大型トラックに自転車でぶつかってしまうというエピソードは一緒ですが、映画の公開時期に合わせて大晦日にしたのかなあ?って感じですね。
このことで、バレンタインデーのエピソードがガッツリカットになってました。
原作では、チョコをあげたいけどあげられないウジウジ菜穂ちゃんのエピソードだったんですが。
そんなウジウジを打開していく菜穂が結構好きだったこともあり、ちょっと残念ですね。
映画と原作の変更点③「母からのメッセージ」
翔のお母さんは離婚して長野に引っ越してきていました。
そして精神を少し病んでいたというところもあります。
それは思春期にさしかかった息子との付き合い方や離婚での心のすり減り方が大きかったのかもしれません。
その辺の事についてはあまり詳しくは書かれていませんよね。
でも、原作でも一番感動的なシーンの翔の母が残したメッセージ。
母親の死後、母の部屋を翔が片付けていた時に発見するんです。
漫画では、携帯電話に残されたメール(送信できなかったもの)でしたが、映画では動画になっていました。
自殺しようとしている母親の最後のメッセージとしてとても感動的で、更に涙を流しちゃった人も多いことでしょう。
母親は森口瑤子さんが演じていて、漫画よりも重要なシーンでたくさん登場しています。
映画では、母親の最後のシーンも追加されていて、車内で大量の薬を服用したといった描写でした。
何とも切ないシーンですね。
また、母親エピソードとしては松本の夏祭り「松本ぼんぼん」に6人で来た時に、翔が母親を思い出すシーンも追加されてましたね。
翔にとって母親は一番近い身内ですから、こういった思い入れを強く描きたかったんだろうなあ・・・・と思えます。
映画と原作の変更点④「ちょっとしたエピソード」
漫画「orange」は本当に日常の出来事の積み重ねが、つもりにつもって運命の日に繋がっていくのです。
現実の世界でも、そういうものですよね。
思い返してみれば何ともないエピソードでも、結果によって次の出来事への受け取り方が違ってきます。
そういった日常をタイムパラドックスを使って見事に表してくれていました。
確かに、映画で全てをするのは無理です。
でも、エピソードを切っちゃわないでほしかったなあ・・・というのがファンの意見です。
例えば、カットされちゃったのは、
- 菜穂が翔からヘアピンを貰うシーン
- 翔の元クラスメイトと会うシーン
どっちも確かに、何ともないエピソードかもしれませんが、この出来事があったからこそあの運命の日があるんですよね。
こういったエピソードをカットされるのは残念でもあり、悔しくもありますね。
実写映画化でちょっとモヤモヤしたって本当?
実はこの実写映画「orange」。
公開を機にちょっと原作者とのモヤモヤがあったようなんです。
それはこちら
「orangeの実写映画ですが、私は観ないことにしました・・・色々辛いことがあり、観る勇気が出ないので。」
とツイートしています。
現在このアカウントは削除されていて新しいアカウントで今はツイートしています。
一体何があったの?!ということですよね。
それまでもツイートで映画化に関して積極的な姿勢を見せています。
「厳しい目で取り組みます!」
と宣言していたのに、一体何が?!ですよ。
そこで映画「orange」のスケジュールを見てみましょう。
すると、映画化決定が決まってキャスト発表が2015年7月20日。
クランクインが同じ年の9月1日でクランクアップが10月11日。
そして公開は12月12日。
ここまで何ともスピード公開ですよね!
この強行スケジュールで原作者としては納得のいかなかったことも多いのではないかと思います。
時期的には、高野苺さんも最終巻の発売や、色々なことで忙しかったでしょうし。
心身的におもわしくなかったんでしょうね。
というのも、こういったツイートがあります。
来年1月12日に発売を予定していた高野苺先生の『夢みる太陽』第3巻は発売を延期させていただきます。
楽しみにしていた皆様に深くお詫び申し上げます。
現在、高野先生が体調を崩されている事もあり、新しい発売日については決まり次第お知らせいたします。
今後ともよろしくお願い致します。— 高野苺コミック情報公式 (@orange_comics) December 25, 2015
体調を崩しての発売延期ということで、無理がたたったのかもしれません。
とにかく、高野苺さん的には、「観る勇気」が持てないという状態だったんですね。
アニメは上々?!
アニメについては原作者の高野苺さんもツイートで応援メッセージをあげています。
更に、ネットでの反応も
orangeは話の展開知ってるけど、アニメ見てもやっぱ泣く…
— 麗芽 (@skythecross) August 18, 2016
https://twitter.com/100th8/status/766172271740235776
とのことです。
確かに、あの菜穂ちゃん可愛いですよね(^^)
これはちゃんと観なくてはいけません!
ということで、見逃しちゃった!!という人は今からでもamazonで見れますし、DVDも発売が決定しているようです。
それを観て、もう一度世界にはまっちゃいましょう!
あっ!くれぐれも、ハンカチの準備はお忘れなく!
(P.N.オレンジ)
以上「アニメorangeのあらすじ完全ネタバレ!原作漫画との違いは?」をお送りしました。
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