2014年10月29日の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の新コーナー・ニッポンの天才を探す旅に、東京大学の魔法使い、落合陽一が登場します。
「は?東大の魔法使い?」って人もいるでしょうけど、この記事を読めば「すごい!魔法使いだ・・・!」となるに違いないです。
そこで本記事は、
をお送りします。
なぜ落合陽一は魔法使いと呼ばれるのか?
そもそも、落合陽一がなぜ現代の魔法使いと呼ばれるのか?
その答えを最初に紹介してしまうために、この動画を見ちゃってください!
ね。浮いてます!
これは「魔法」って感じでしょう?
じゃ、この魔法がどんな風に生まれてるのか?それを生み出している落合陽一とはどんな人物なのか?に迫ってみましょう。
落合陽一のプロフィール
まず基本的なプロフィールから紹介します。
(1987年,3の二乗月,4の二乗日,足して5の二乗)
血液型:AB型
出身:東京都
高校は名門・開成高校。
そして、筑波大学を経て、東京大学大学院学際情報学府修了し、同博士課程在学中です。
天下の名門・・・東大ですよ!
名前の由来も面白いんですよね。
『Yoichi Ochiai (落合陽一)』によると、陽一という名前の由来は、「プラス(陽)」と「マイナス(一)」。
そのせいか、小さい頃から電気が好きだそうです。
そして、主な肩書きは
- メディアアーティスト
- IPA認定スーパークリエータ
- 日本学術振興会特別研究員DC1
- 魔法使い
と紹介されています。
この「魔法使い」を自称するあたりにも落合陽一氏のビジョンがあるんですよね。
それは後ほど。
落合陽一の家族。父も兄もすごい!
また、落合陽一の親族には、このような方々がいらっしゃいました。
- 父 国際ジャーナリストの落合信彦
- 叔父 空手家(和真流宗家)の落合秀彦
- 従兄弟 Lady Gagaの主治医を務めたデレク・オチアイ
華麗なる一族です!
まさかの・・・落合信彦の息子。
あのダンディな小説家でジャーナリストが父だとは予想外でした。
キャラクター的には全然違う気がしますが、自分の信念に生きる感じは父親譲りなのかも?
魔法使い・落合陽一が生まれるまで
そして、air LOVEST 木村直人 オフィシャルブログ で、こんなエピソードを見つけました。
共に「BLOG HOMME」ブロガーで彼の様々な活動を見てきた木村直人は、ある動画を見ていてこう思ったんだそうです。
↓動画で見た落合陽一
“「違う…彼はこうじゃない…」と…
彼の強烈な個性を活かす髪型はこうじゃねんだよっ!!!
と勝手に思い…
髮切りました。
その結果がこの変身!
おお。華麗なる変身!
このアニメキャラのような髪型・・・確かに魔法使いっぽい。
さらに、カット後の全身写真。
服装も個性大爆発なのですね・・・。
確かに魔法使いっぽい!
Yoichi Ochiai (落合陽一)のプロフィール画像は変身後ということですね。
でも、この変身が落合陽一の魔法使いキャラを完全に定着させる大きな一歩だったんじゃないですかね?
テレビに最初の人物が出てくるのと、この最後の写真が出てくるのでは、お茶の間の反応は絶対大きく違うでしょうから!
魔法使い・落合洋一のすごい動画!
落合陽一のYoutubeチャンネルを見てもらうのがいいんですが、ここでいくつかご紹介します。
Three-Dimensional Mid-Air Acoustic Manipulation [Acoustic Levitation] (2014-)
こちらの動画は、この記事の冒頭で紹介したものをもう一度。
2014年元旦に「物体を超音波で浮遊させる不思議な動画」として話題になり、現在では再生回数が310万を超えています。
(浮かすことのできないものを)超音波を使って浮かせるという研究で、「上下左右から超音波を発して空間上に物体を固定」させています。
まさか、音の力で、ネジ・ナット・マッチ棒、さらには水滴が空間に浮いて固定されるなんて!
この動画が話題になった直後、ほぼ日刊惑星開発委員会のインタビューで、この研究の元になった研究として紹介されているのが次の動画です。
A Colloidal Display: membrane screen that combines transparency, BRDF and 3D volume
こちらは、シャボン玉で作った膜に超音波を当てて「磨りガラス状」にしてスクリーンに変え映像を映すというものです。
光が通過する透明な表面に映像が映し出されるだけでなく、正面と側面で見え方を変えられるという動画になっています。
この動画はBBCでも取り上げられ、専門家の間でも話題になりました。
また、この研究でよく見かける青い蝶(モルフォ蝶)については、ツイッターで
モルフォ蝶を出したのは共感出来る.ディスプレイにモルフォ蝶は宗教的な意味があるのだ. 僕もモルフォ蝶大好きだ. pic.twitter.com/Poxyh0Z0Du
— 落合陽一 / Yoichi OCHIAI (@ochyai) 2014, 9月 9
とツイートするほどお気に入りのようですね。
確かに幻想的で綺麗な蝶。
こういうツイートを見ると、単に魔法使いぶってるわけじゃないのがよくわかりますよね。
実際、自然への畏敬などを口にしている文もあったはずです。
アリスの時間 / looking glass "time"
モナドロジー/monadology
落合陽一氏は
アートの場合は心の赴く方に,デザインの場合は状況の許す方に,研究の場合は,みんなが好きそうなことと必要そうなことと知りたいことをミックスして考えます.
アート的なコンセプトの場合でデザインする場合は,一度研究を経由するとわかりやすくなると思います.
なんて風に語ってました。
確かに、研究を通してアートに昇華された作品たち。
研究発表の動画ですが、幻想的な世界を楽しむ為に作られた映像を見ているように、心から楽しめます・・・。
日本にこんなすごい人がいたんだな・・・。
その他の動画については、上にも書きましたが、落合陽一のYoutubeチャンネルからどうぞ。
落合陽一の目指すもの
HORIEMON.COMで、落合陽一とホリエモンが対談しています。
例えば、その中で出てきた「8ディメンションリフレクションディスプレイ」なるものが興味深いんですよね。
変に引用すると間違ってはいけないんので、ちょっと長いですけど引用します。
窓から外の世界を覗いている状態になります。
窓の中に自分がいる側の世界から光が入って、そして出てくる。
自分の体を動かしたり、光源の位置を変えたりしてもそれに追従してデジタルの窓の向こう側の世界が変化する。
ある3次元上にある一つの窓から出てくる光の情報(光線情報)は4次元分なんです。
それが、窓の向こうから見ている側に出てくる分(ディスプレイとして出力される出力光)で4次元分、見ている側から窓に入っていく光(こちらから当てる入力光)で4次元分あわせて、8次元分の光記述ができると、それは本当の窓になるんです。
覗きこんだら向こうの方まで見えるようになるんですね。
こっちから光を入れたら、もちろん窓の向こうの水や金属が煌めいたりする。
もちろん質感が変わる。
文章にすると難しいですが、ものすごーく簡単に言うと、映像なのに現実と同じ状態に見えるということですかね。
触れられないだけで、体感できると表現すれば良いのでしょうか。
これと音や匂いを組み合わせたら、本当に映画の世界にいるような感覚で映画を観たりで
きるようにうになりますね。
そうなると、もう観るって次元じゃないな。
しかも、
たぶん、あと10年くらいすると8次元ディスプレイとか、モバイルでもでき始めるんじゃないかなと。
iPhoneが8ディメンションになったら、画面を覗くと向こうの様子が綺麗に見えるわけですからね。
マジですか・・・!
ホリエモンも「俺、ディスプレイに投資したいな(笑)」と盛り上がってましたが、その気持ちもわかります。
こんな風に、開発したもので僕らの気持ちをワクワクさせてくれるなんて、確かに魔法使いですね。
目指しているのは「思想を作ること」
ただ、最終的に落合陽一は自分のモチベーションは「思想を作ること」という言い方をしてるんです。
そして、こう語っています。
今、我々は明らかにデバイスに覆われて生きている。
デジタルネイティブという言葉は、けっして良い意味ではないと僕は思っています、あれは不自然さの表出です。
本来はこの世界にネイティブである、ただそれだけでデジタル世界にもネイティブであるべきだと。コンピュータを捨てて生きるんじゃなくて、もっともっとエンジニアリングを頑張って、人間が人間らしく生きられるようにコンピュータはもっともっと進化するべきだと思うのです。
そんなところを見つめてるんですね。現代の魔法使い・落合陽一氏は!
僕みたいな一端のユーザーにできる事はたいしてないかもしれませんが、この思想には共感します。
確かに「デバイスに覆われて不自由」なのが現代。
これからは、一端のユーザーであっても思想を持って選択していくことが必要なことかもしれませんね。
いや、現代の魔法使い・落合陽一氏。
創りだすものだけでなく、思想が本当に未来的で魅力的な方です!
以上、落合陽一の高校などのプロフィール!東京大学の魔法使いのすごい動画でした。