女の子の初節句といえば「桃の節句」です。
有名すぎる節句なので、言葉を聞いただけでピンときますよね。
しかし、自分が親になって初めて分かることもあります。
それは桃の節句って一体どうやってお祝いすればいいのか?ということです。
食事会を開くのが一般的ですが、それって一体誰を呼んだらいいのか?
また、お祝いを貰ったのならそのお返しとなる内祝いは誰まであげればいいのか?
この2つを知っておかないと、つつがなく親戚関係を続けられなくなってしまうかもしれません。
そこで今回は、この2点についてご紹介しましょう。
桃の節句の食事会はしなくてはいけないもの?
まず、初節句となると、両親を呼んで自宅やお店で食事会をするものだ、と思っている人もいるかと思います。
しかし実際は、しなくてもいい、という選択肢も当然のことながらあるのです。
それは何故かというと、初節句の時期にもよります。
赤ちゃんが1月や2月生まれだったら、小さすぎて自宅でするにも、お店でするにも難しい場合があるからです。
また、マンションなどで食事会をするには場所が小さすぎる、という場合もあります。
こんな時には無理せず、初節句に無理に食事会を開かなくてもいいのです。
ただ、初節句のお祝いとしては無理かもしれませんが、できることなら一年後に延ばして行うのもいいかと思います。
おじいちゃん、おばあちゃんは孫の「初節句」に実は興味がある人が多く、食事会をしないとなるとガッカリしてしまう人もいるからです。
この辺りはそれぞれの家庭事情がありますので、どの選択肢をとっても正解です。
注意するのは、事前に話し合うことなんですね。
桃の節句の食事会は一体誰を呼べばいいの?
桃の節句の食事会というのは、基本的には初節句のお祝いを頂いた人を全員を招待するものです。
宴会とまでは行かないまでもお雛様を見ながらお膳を食べるというのが昔ながらの風習なんですね。
しかし、これはあくまで昔ながらの風習です。
地域によって初節句のお祝いを盛大に行うところもあるでしょう。
そういった場合は、そこのならわしに従っておいた方が無難です。
ですが、そうでない場合。
最近では、盛大な初節句のお祝いをしないのがほとんどなんです。
女の子の両親が食事会を主催して、両家の両親だけを招待するというのが主流です。
それより、もう少し人数をと考えるのなら夫婦の祖父母まで呼ぶのも楽しいですね。
他にも、家が近い親戚でお祝いを貰っている人や、友人なども招待した方がいい場合もあります。
しかし、どうしても呼ばなくてはいけない!という場合を除いては赤ちゃんも小さいですし、無理して大勢を呼ぶ必要はないんですよ。
桃の節句の食事会で揉める原因は?
桃の節句の食事会で一番揉める原因は、両家の両親を呼んでいるかどうかということです。
お母さんの方から考えると、自分の親は雛人形をくれているし食事会でお返ししたい。
でも、義理の両親の方はお祝いもくれないし、呼びたくないという人もいます。
実は、これが一番揉める原因なんです。
やはり、孫というのは、どこの家庭でも想像以上に可愛いものです。
片方の両親だけ呼んで、もう片方は呼ばないというのは必ずもめます。
そうは言っても、主人の方の両親は遠方に住んでいるからどうせこられないし・・・。
といった場合でも、一応、招待はするようにしましょう。
声もかけないとなると、気分を悪くします。
招待した上で、参加不参加は任せるようにしましょう。
また、どうしても許せない場合にはご主人に頼んで、ご両親にお祝いを持ってくるように言ってもらうのも1つの手です。
桃の節句の食事会は3月3日に決定してるの?
桃の節句は、3月3日で固定しています。
何故この日になったのかというと、桃の節句の由来などにつきましてはこちらの記事でご紹介しております。
しかし、3月3日というのは祝日ではありません。
招待する人の予定を全て合わせるということは、とても難しいですよね。
なので、食事会に参加する人の予定が合わせやすい日にちを選ぶことになります。
できることなら、3月3日より前に行った方がいいですが、どうしても都合が合わないということなら、あまり遅くなり過ぎないうちにあわせましょう。
きっと、都合の合う人もなると週末になることが多いかと思います。
お店で行うのなら、きっと予約が埋まりやすくなっていると思いますので、早めに準備をしておいた方がよさそうですね。
桃の節句のお返し・内祝いはどうすればいいの?
初節句のお返しや内祝いは、基本的にしなくてもいいものです。
しかし、食事会に参加できなかった人や、招待しなかった人にはお返しや内祝いを贈らなくてはいけません。
というのも、初節句の食事会それこそが、お祝いを貰ったお返しの役割を果たしているからです。
当然、食事会を近しい人だけでした場合は、それ以外にもお祝いを貰った人へ返さなくてはいけないのです。
お祝いを貰ったら返すという流れは初節句に関わらず、どんなお祝いにも共通するマナーですね。
桃の節句のお返しや内祝いを贈る時期はいつ?
桃の節句の内祝いですから、月をまたぐのは失礼とされています。
なので、遅くとも3月中には相手に届くように手配をしておきましょう。
この時に、赤ちゃんの写真や雛人形の写真を一緒に添えると、とても喜ばれますよ。
お返しの金額の相場は、頂いた金額の三分の一から半額程度のものを返せばOKとなっています。
お返しにおすすめのアイテムをご紹介している記事はこちらです。
桃の節句のお返しは食事会だけでは足らない?
地域によっては食事会だけではお返しが足らない、と考えるところもあります。
そういった場合は、後日、内祝いを贈るようにします。
この時の金額は、食事会+内祝いですから貰った金額の半額、と考える必要はありません。
心ばかりのものを・・・と礼状を添えるなどして、「赤飯」や「紅白の角砂糖」を贈ると喜ばれます。
昔の風習では、桃の節句のお返しは「赤飯」や「紅白の角砂糖」、それに「桜餅」と決まっていました。
このどれかを贈っていれば、無難です。
桃の節句のお返しは両親にも必要?
地域にもよりますが、食事会を開くことでお返しをしているため、内祝いは両親には必要ありません。
赤ちゃんのおじいちゃんおばあちゃんなので、食事会に参加した上、お返しがない、と怒る人はごく稀だと思います。
食事会を開いて楽しかった~となった後は、その日の写真を手紙と一緒に贈っておけばいつまでも思い出に残ります。
おじいちゃんおばあちゃんはお返しの品よりも、孫と一緒の思い出が欲しいものなのですよ。
赤ちゃんの成長を皆で見守りましょう
桃の節句は、赤ちゃんが初めて迎えるお祝いです。
確かに、仲が悪い人は呼びたくないなあ、と考えることでしょう。
しかし、主役は赤ちゃんであってあなたではありません。
赤ちゃんのお祝いの席が気まずい雰囲気で終わらないように、是非マナーを守って和やかに過ごせるようにしてくださいね。
(P.N.オレンジ)
以上「桃の節句のお祝い・食事会には誰を呼ぶ?お返し・内祝いの時期や注意点もチェック」をお送りしました。
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