大好きなガーデニングを楽しもうと庭に出たら・・・
え?!こんなところに苔が!と思ったのがつい先日です。
それから少しだけ放置してしまったところ・・・
室外機を置いている下の部分は緑のじゅうたんになっていました(T_T)
庭や芝生に生えている苔って何であんなにも繁殖力が高いんでしょうね。
苔があるだけでなんだか手入れをしていないように見えるから困りものです。
今回は、庭や芝生にコケが生えた場合の駆除方法をご紹介したいと思います。
一体コケの駆除に効果があるのは
- 石灰
- 熱湯
- 除草剤
- ハイター
のどれなんでしょうか?
注意点と共に比較していきたいと思います。
庭や芝生にどうしてコケは生えるのか?
別に、コケを育てているわけでもないのに、ある日突然「ひょっこり」あらわれて庭や芝生に住みついてしまうコケ。
困ったものです。
そもそも、コケはどこからやってくるのでしょうか?
コケは胞子を飛ばして繁殖します。
なので、胞子が飛んでくる環境にあればどこでもコケはできてしまうのです。
しかしコケにも好みの場所と言うものがあり、リタイヤしたあとのおじいちゃんおばあちゃんが同じ場所に行き話し込むようにコケも同じような場所で集団発生するのです。
コケが生えてしまいやすい条件は
- 湿度の高い場所
- 直射日光は当たらないが、日当たりの適度な場所
- 風通しのあまり良くない場所
- 近くに植物が多い場所
といったところです。
これってガーデニングをされている人にとっては揃いやすい条件だと思いませんか?
庭や芝生に生えやすいコケの種類
コケにはたくさんの種類があります。
そこでまずは庭や芝生に生えやすい苔の種類をご紹介しましょう。
まずはゼニゴケです。
苔の中でも繁殖力が強く、一気に土を緑に変えてしまいます。
背丈は低く、地面に沿うように生えるので剥がすのが難しいですね。
剥がしたとしても苔の根っこの部分にたくさん土がついていてそれを取り除くのも一苦労です。
続いてはギンゴケです。
このコケはガーデニングなどでも使われるほどメジャーだと思います。
この写真の方のようにあえて木の根元に敷き詰める人もいますね。
次はスナゴケです。
チクチクとした見た目が大量発生した時に、何とも言えない気持ちにさせてくれます。
しかしこの苔、直射日光にも強いという性質から、都心部の屋上などで緑化素材として使用されることもあります。
しかし繁殖力も高く、日光にも強いので、一度生えると大格闘をしなくてはいけなくなります。
最後にイシクラゲです。
まるで「ワカメ」のような見た目ですよね。
雨が降ると大量の水を取り込みますが、水分がない時にはカスカスになります。
この時に駆除しようと薬剤を撒いても、苔の退社が悪い状態でなかなか効果が見られません。
駆除するなら水分を吸収して「ワカメ」になっている状態の時がおすすめです。
庭や芝生に生えたコケの駆除方法
では、苔を駆除するために有効な方法は一体どれなのか?
しっかり比較していきたいと思います。
駆除方法①「石灰」
1番手は石灰です。
何故石灰かというと、苔は酸性の土壌を好みます。
なので、酸性になっている土壌に石灰を混ぜることでアルカリ性になり、コケが成長、繁殖するのを防ぐという役割があります。
しかしこの方法には欠点が1つあります。
それは周りの植物に影響を与えてしまうということです。
土に混ぜて使いますので、すぐそばにアルカリ性や中性では育たない植物を置いておくと一緒に枯れてしまいます。
ほとんどの植物は中性の土壌ではあまり良くないので、コケが花や芝生から離れた場所にある時に使うのをお勧めします。
ですが、この石灰というのはメリットもあります。
それは苔を除去した後、同じ場所にコケが生えにくくなると言うことです。
苔はどこにでも生えますが酸性の土壌を好みます。
なので、石灰を混ぜてできるだけ中性よりの土壌にしておけば生えにくい環境になっていると言うことです。
駆除方法②「熱湯」
熱湯の効果は抜群です。
苔を焼いているのと同じですので、すぐに枯れてしまうことでしょう。
しかし、熱湯での駆除はおすすめできません。
何故かと言うと、その持ち運びが危険だからです。
苔を駆除するほどの熱湯となると本当にカンカンに沸騰したものです。
持ち運びの時にこぼしてしまうと事故に繋がります。
更に庭に撒こうと思ったら大量の熱湯が必要になるでしょう。
冷めてしまっては効果が薄くなりますから何度も何度も沸騰させなくてはいけないのです。
このような事から、本当にごく一部分の苔を発見した時に応急手当として熱湯を使うのは良いです。
しかし庭や芝生に生えている苔を一斉に駆除する時にはおすすめできません。
特に芝生の中に生えたコケに使うと、周りの芝生も傷めてしまうことになります。
駆除方法③「除草剤」
雑草用の除草剤を苔にかける、と言う人もいると思います。
私もやったことがあります。
その結果。
全く効果はありません。
いやそれどころか、周りの雑草が枯れたので、苔が広がっていき酷い目に遭った事があります。
雑草などに効く「ラウンドアップ」などの除草剤は苔には全く効果がありません。
駆除方法④「ハイター」
ハイターというか漂白剤などですね。
この場合、原液のまま掛ける人はいないと思います。
大体、お風呂いっぱい分の水に対してキャップ1杯で十分効果が出ます。
しかし、この時も気をつけないといけないのが周りの植物への影響です。
ハイター入りの水をそこに流すことになりますので、土壌に侵食します。
あまり近くに他の植物があるとそちらまで枯れてしまうことになるんですよ。
そして撒く時は、目などを傷める可能性もありますので、十分に注意して下さいね。
一番良い駆除方法は?
庭や芝生に生えたコケを駆除するのに一番良い方法は、苔専用の駆除剤を使うことです。
最初にご紹介した苔の種類によって駆除剤の種類は違ってきます。
それぞれ、この薬剤はこの苔に効きますと書いていますので、お庭に生えている苔にあうものを選んでください。
そして芝生に生えたコケの駆除です。
これは気をつけないと、一緒に芝生もからしてしまいます。
そこでおすすめなのがこちらです。
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これを使えば芝にはダメージを与えずに苔を駆除することができます。
除草剤で苔をからした後は地道に取り除かなくてはいけませんが、綺麗な芝生が復活します。
除草剤を使った後は・・・
庭や芝生に生えたコケの駆除方法についてご紹介しました。
苔は駆除して終わり、というわけにはいかないのが困ったところです。
なんせ環境を変えないとまたすぐに復活してしまうからです。
でも、苔をはやさないためにリフォーム、なんてなかなかできないですよね。
そこで
- 土壌の環境を変えてみる
- 庭木の選定などをして少しでも風通しを良くしてみる
- 水はけのよい土に入れ替えてみる
などの対策を取ってみてはいかがでしょうか?
こちらの記事もあわせてどうぞ!
以上「庭や芝生のコケ駆除方法!苔の除去に効果的なのは石灰か熱湯か除草剤かハイターか?」をお送りしました。