現在、日本で花粉症にかかっている人は、2,000万人以上と言われています。
さらに、子供の花粉症も増えていて、5歳から9歳までで約14%、10歳から19歳までは、なんと30%以上に!
花粉症には薬が欠かせませんが、症状が出る前に少しでも予防ができたらいいですよね。
数年前から、花粉症には乳酸菌が効果があると言われてきました。
果たして、ヨーグルトやカルピスなどの乳酸菌は、本当に効果があるのでしょうか?
子供の花粉症の特徴も含めて、予防対策について検証します。
今回は
をお送りします。
子供の花粉症と大人の花粉症に違いは?
子どもの花粉症と大人の花粉症に違いはあるんでしょうか?
花粉症の一般的な症状には
- 鼻水
- 鼻詰まり
- くしゃみ
- 目のかゆみ
などがあります。
子供に出る多い症状は、鼻詰まりと目のかゆみといわれています。
子供の花粉症の症状①:鼻詰まり
子供の花粉症に鼻詰まりが多いのは、子供は鼻が小さく詰まりやすいからです。
鼻水の場合、そのまま花粉が鼻の内部に入り込み、それによってくしゃみが出ます。
しかし、子供の場合、鼻が詰まることによって花粉が奥まで入りません。
また、鼻水も大人はサラサラとした水状ですが、子供はネバネバした粘着質のものが多いんだとか。
よって大人よりも鼻が詰まりやすいようです。
子供の花粉症の症状②:目のかゆみ
目のかゆみは大人と同じ症状ですが、子供はなかなか自分からうまく症状を訴えるということができません。
目を頻繁にこすっていたり充血していたり、加えて鼻水や鼻詰まりなどの他の症状がないかを注意しながら、早めに対処することが大切です。
子供の花粉症を防ぐにはどうしたらいいの?
花粉症になるかならないかは、元々もっている体質に関係しています。
- アトピー性皮膚炎
- そば
- 牛乳
- 甲殻類
などの食物アレルギーなどをはじめ、世の中には様々なアレルギーが氾濫しています。
そのようなアレルギー因子を持っている子は、花粉症になりやすいと言われています。
また、遺伝も大きく影響されるので、両親が花粉症の場合は注意が必要です。
花粉症を絶対に発症しないということは難しいので、花粉症の時期に、いかに花粉を体内に取り込まない様にするかが大きく関わってきます。
身近にできる対策としては・・・
- 外出するときはマスクをつける。
- 洗濯物に花粉が付かない様に、部屋干しをしたり、取り込む前に花粉を十分に振り落とす。
- 外から家の中に入るときは、一度玄関の外で花粉を落としてから入る。
などが有効でしょう。
また、風邪の予防同様に外から帰ったら、うがい・手洗いは必須です。
子供の花粉症予防にヨーグルトは効果的なの?
数年前から、花粉症の予防に効果があると言われているヨーグルト。
そもそも、なぜヨーグルトにそのような効果があるのでしょうか?
もともと、ヨーグルト自体には花粉症を予防する力はないようです。
では、なぜヨーグルトに効果があると言われるのか?
免疫力を上げて、アレルギーの改善に効果的な善玉菌
花粉症の人には、腸の状態が良くない・荒れているといった人が多い傾向があるんだとか。
ヨーグルトに入っている乳酸菌は腸の調子を整えるため、腸内環境が整います。
その結果、
- 花粉症になりにい
- 花粉症の症状がやわらぐ
と言われています。
花粉症は、アレルギーの症状です。
アレルギー体質の人は、体の中の免疫機能が十分に働いていないと考えられています。
免疫力を上げることに重点をおくと良いでしょう。
そして、免疫力をあげるのに効果的な方法のひとつが、腸内環境を整えることです。
腸内環境を整えるには欠かせないもの、それは善玉菌です。
ヨーグルトにはビフィズス菌がたっぷり!
善玉菌の代表格としてよく耳にするのが「ビフィズス菌」。
ヨーグルトであればなんでも良いと思いがちですが、実はビフィズス菌はすべてのヨーグルトに含まれているわけではありません。
ビフィズス菌の含まれているヨーグルトは、
- 明治の「ブルガリアヨーグルト」
- 森永の「ビヒダス」
がスーパーでも一般的に取り扱いがあり、購入しやすいです。
この2つの商品は、
- 「腸内細菌のバランスを整える」
- 「おなかの調子を良好に保つ」
という観点から、「特定保健用食品」に認定されています。
このように、ヨーグルトは花粉症に効くということはわかっていますが、残念ながらこれには個人差があります。
「試しに継続的にヨーグルトを摂った」という人の中には、全く効果がない人もいれば、少しずつ改善されたという人もいます。
すべての人に必ず効果があるとは言えませんが、腸内環境が良くなることには間違いありません。
花粉症の時期に限らず、常にその良い状態をキープできるといいですね。
カルピスは花粉症予防に効果はあるの?
アレルギー反応の原因とは?
花粉症をはじめとする、アレルギーが起こる要因として考えられているのが、lgE抗体。
lgE抗体はタンパク質の一種で、このタンパク質を体内で作りやすい体質がアレルギー体質と言われています。
そして、このlgE抗体と関係してアレルギーを起こすのは、ある細胞のバランスの崩れにあるんだとか。
その細胞とは、Th1細胞とTh2という2つの細胞。
- Th1細胞はlgE抗体を抑える
- Th2はlgE抗体を作る
という働きをします。
この、2つの働きのバランスが崩れると、アレルギー反応を起こすのです。
アレルギー改善には乳酸菌!
この2つの細胞のバランスを保つのが、ビフィズス菌の他にも花粉症予防に効果がある乳酸菌。
それが「L-92乳酸菌」と呼ばれるもの。
なんとこの乳酸菌は、カルピス社が独自に発見したものだそうです。
詳しくはこちら
そして、このL-92乳酸菌に特化した商品もあるのです。
何とも頼もしい商品名ですよね。
商品は情報はこちら
そして、購入した方のレビューはこちら
なかなかの高評価!!
1度試してみる価値あり!かもしれません(*^^*)
日本人に、昔から愛されてきたカルピス。
そのカルピスが、現代病となった花粉症に効果があるなんて不思議ですよね。
子供の頃から比べると、大人になってカルピスを口にする回数は減りました。
だけど、昔から愛され続けるものの中には、きっと体にいいものがたくさんあるのかもしれませんね。
以上、「子供の花粉症の予防対策!カルピスやヨーグルトは効果があるのか?」をお送りしました。