大晦日の定番と言えば除夜の鐘です。
108つは煩悩の数だ!なんて聞いたことはありませんか?
今年一年の煩悩を洗い流して、2019年をまっさらな気持ちで迎えてみませんか?
今回は、東京で聞いたり実際についたりできるおすすめの穴場スポットをご紹介します。
東京で除夜の鐘を聴ける穴場スポット
ゆく年くる年などを見ていると、すごい人だなあ、と思った事はありませんか?
除夜の鐘はやはり一年に一度なので人気の高い寺院はやはり並んでしまいます。
実際につける場所でもすぐに108個済んでしまう、なんていうこともあるでしょう。
除夜の鐘をついたあとは、新年を迎えます。
寺院などには出店があったりしますので、お雑煮などを食べて帰ったりも良いですね。
ではでは、できるだけ穴場スポットをご紹介していきます。
穴場スポット①「大本山 増上寺」
浄土宗の七大本山の1つです。
東京タワーのすぐ近くにあり、ライトアップされた東京タワーと増上寺のコントラストが美しいですよね。
徳川家の菩提寺としても有名なお寺です。
新年が明けてから除夜の鐘をつくことができます。
鐘つき券は12月1日から配布されているようです。
もしかすると、もう付けれないかもしれませんのでご確認をお願いします。
しかし、混雑時でも行列が動かないということは少なく、すぐに参拝することができます。
参拝客は多いですが、長時間待つのが苦手な人にはおすすめのポイントです。
- 混雑時:元旦0時から3が日の14時頃まで
- 最寄駅:都営地下鉄三田線「御成門駅」か都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」
- 御利益:勝運
穴場スポット②「品川寺(ほんせんじ)」
真言宗派のお寺で、弘法大師が開いたお寺になっています。
真言宗派の中では最古のお寺で、除夜の鐘は徳川家綱が寄進されたと言われています。
大梵鐘は一時、海外に流出していましたがスイスのジュネーブの美術館で見つかり返還してもらいました。
そんな逸話のある鐘を基本的に誰でも無料でつくことができます。
日付が変わる0時頃から除夜の鐘をつき始めます。
最初は関係者の人たちがつきますが、その後参拝者さんたちがつきます。
回数は108回と決まっているので早めにいった方が確実につけます。
帰りにはお餅の供養があるので、終わるまで残った方が良いですね。
- 混雑時:元旦~3が日
- 最寄駅:京急青物横丁駅
- 御利益:金運上昇
穴場スポット③「麻布山善福寺」
こちらも、真言宗派のお寺で弘法大師によって開山されました。
浅草寺に次ぐ古いお寺で、最初は真言宗寺院でしたが、今は浄土真宗になっています。
本堂は徳川家康が建立した東本願寺を大阪から移築したものです。
他にも、福沢諭吉の墓所があったり、境内には樹齢700年以上のカエデが天然記念物としてあります。
こじんまりしたお寺で浅草寺と同じ歴史があっても、穴場スポットになっています。
除夜の鐘をつく人は大晦日の23時ごろから並びますが、無料で人数制限なくつくことができるので、行けば必ずつけます。
除夜の鐘は大晦日の23:45~つき始めます。
- 混雑時:元旦
- 最寄駅:東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」
- 御利益:諸願成就
穴場スポット④「池上本門寺」
池上本門寺は東京都大田区にある日蓮宗の大本山です。
日蓮聖人入滅の霊場で歴史の古い寺院です。
除夜の鐘は元旦0時から打ち始めます。
大晦日の23時ごろから、住職さんたちが登場し、お焚きが始まります。
鐘をつけるのは大晦日の23時から配られる整理券を持っている人のみで、600人の人数制限が設けられます。
参加料は無料ですので、鐘をつきたい人は早めに並ぶようにしましょう。
大晦日から3賀日までは境内周辺や境内では交通規制がかかります。
車での参拝は混雑に巻き込まれますので、注意しましょう。
- 混雑時:元旦~3が日の午前中
- 最寄駅:京急池上線「池上駅」か都営浅草線「西馬込駅」
- 御利益:眼病回復・良縁祈願
穴場スポット⑤「護国寺」
徳川綱吉の生母・桂昌院の祈願寺として建立された真言宗のお寺です。
観音堂や月光殿など重要文化財も多く、大隈重信など多くの著名人の墓所としても有名です。
また、本堂に向かって右側に釈迦如来坐像が鎮座しており、都内でも最大級です。
是非拝顔して下さい。
護国寺には大晦日から参道に屋台も多く、人出は少なくありません。
しかし、護国寺の境内は広大なのでギュウギュウになっているという感じが少ないのです。
除夜の鐘は予約制になっていて、大晦日の15時ごろから整理券が配られます。
事前予約はなく、料金は1000円かかります。
しかも、先着108名なのでどうしても除夜の鐘をつきたい人は早めに行きましょう。
除夜の鐘は大晦日の23:30~つきはじめます。
- 混雑時:大晦日23時~三が日の14時ぐらいまで
- 最寄駅:東京メトロ有楽町線「護国寺駅」
- 御利益:開運招福・諸願成就
穴場スポット⑥「五百羅漢寺」
当初は黄襞宗でしたが、今は浄土宗になっています。
500体以上の羅漢(お地蔵さん)を祀っていていました。
重要文化財で今は300体以上が祀られています。
参拝されると驚かれる人も多いかと思いますが、近代的なビルがメインの寺院です。
しかし、霊廟なども完備されていてしっかりとした作りになっています。
除夜の鐘としてつかれるのはこのビルの屋上にある「平和の鐘」です。
有料ですが、人数制限はないので穴場スポットです。
除夜の鐘をつくにはそれぞれ料金メニューがあり、あなたの好みで買うことができます。
メニューと価格は
- 除夜の鐘と年越しそばセット1000円
- 除夜の鐘のみ500円
- 年越し蕎麦のみ500円
となっています。
除夜の鐘と年越しそばのセット以外は当日券になっていて、大晦日の22時頃から販売されます。
元旦の0時に行っても例年ならつけるので少しゆっくりでも大丈夫ですね。
- 混雑時:大晦日22時から元旦午前中ぐらいまで
- 最寄駅:JR「目黒駅」か東急目黒線「不動前駅」
- 御利益:再起・水子供養・慈悲
穴場スポット⑦「妙法寺」
日蓮宗の本山寺で堀之内の「おそっさま」(お師祖様)と言われています。
落語の演目にも登場する昔から地域の人たちに愛されてきたお寺でもあります。
厄除けの御利益が有名で、全国各地から厄除祈願で参拝客が訪れます。
お正月の三が日には「太歳三が日大祝祷会」が開催され
- 厄除け福茶(祈祷を申し込んだ人のみ)
- 御屠蘇の儀(干支盃が貰える)
などが行われます。
除夜の鐘は大晦日の23時半から開門され並んだ順番で鐘をつくことができます。
除夜の鐘に人数制限はありませんが、2時間という時間制限があります。
もし、つきたいと思うのなら早めに並んだ方が良いですね。
- 混雑時:大晦日22時ごろ~三が日の午前中
- 最寄駅:東京メトロ 丸の内線「東高円寺駅」かJR中央線「高円寺駅」
- 御利益:厄除け
穴場スポット⑧「業平山 南蔵院」
天台宗のお寺で在原業平に縁の深い寺院です。
そのため、業平山とも名づけられています。
境内には「しばられ地蔵尊」が安置されています。
これは南蔵院の境内で盗難事件が起こった時に、大岡越前が「見ていただけの地蔵も同罪」といってお地蔵様に縄をかけたことが起源です。
その後、無事盗賊が捕まったということで、「願いごとをする時に縛り(元旦に)、叶えば(大晦日に)解く」として祀られています。
なので、願かけをする時にはこのしばられ地蔵尊に縄をかけます。
南蔵院での御利益は大きく、ここで御祈祷された人が宝くじに高額当選した!ということもあったようです。
大晦日はダルマ供養や地蔵の縄ときなどの行事が行われますので、賑やかです。
除夜の鐘は大晦日の22時ごろから整理券の配布がありますので、この時がにぎわいは最高潮になるのではないでしょうか?
除夜の鐘は108名限定なので、どうしてもつきたい人は早めに行きましょう。
また、鐘をついた人に「景気がつきますように」ということで、特性の「しばられているんだモン」というモンブランケーキが振る舞われます。
しばられ地蔵に見立てたケーキでかわいらしく嬉しいですよね。
- 混雑時:大晦日から三が日の午前中
- 最寄駅:JR常盤線「金町駅」か京成金町線「京成金町駅」
- 御利益:金運・願かけ
大晦日の天気も考慮して・・・
今回は、東京で除夜の鐘を聞いたりついたりできるおすすめの穴場スポットを8つご紹介しました。
どこに行っても人が多いというのは疲れてしまいますよね。
混雑を回避する方法をしっかりと考えておくことも必要です。
しかし、それ以上に気をつけてほしいのは、大晦日から元旦の天気です。
どうやら暖冬の今年は、クリスマスを越えたころから寒波がやってくるようです。
是非、寒さ対策もしっかりと考えてお出かけして下さいね。
よいお年をお迎え下さい。
以上「東京都内の除夜の鐘スポットのお寺&神社まとめ!おすすめの穴場もコソッと紹介」をお送りしました。