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【実話?】映画ハウスオブグッチのあらすじをネタバレ!原作との大きな違いは?あの車=ランボルギーニも詳しく

世界的大スター「レディー・ガガ」演じるパトリツィア・レッジアーニを中心に、GUCCIグッチ)の富と名声に翻弄され、一族を崩壊に導いた衝撃の実話を描く話題作です。

本作は題材も含め関係者から酷評を浴びたことでも話題になりましたね。

しかし、デザイナーや映画監督としても評価されているトム・フォードはマウリツィオ・グッチを演じるアダム・ドライバーを「絶妙なニュアンスのある演技をする」と評価。
ガガには「本作の真のスター」と絶賛しているようです。

更に、衣装やセットを「申し分ない、美しかった」と評価していることからとてもクオリティの高い作品となっていることは間違いないでしょう。
筆者も予告が公開されてからミステリアスな雰囲気や美しい衣装に魅了されてしまいました。

この記事ではそんな、映画「ハウスオブグッチ」のあらすじからグッチ家が抗議したという噂の真相までご紹介していきます。

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映画「ハウスオブグッチ」のあらすじをネタバレ!

フィレンツェで創業され、現代のファッションブランドの元祖と呼ばれている「GUCCI」。
その創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオ・グッチが殺害された。

裏で画策しグッチ家を崩壊へと導いたのはマウリツィオの妻パトリツィアだった。
なぜ煌びやかなグッチ家で殺人が起こってしまったのか、一族に何があったのか…

レディー・ガガ演じるパトリツィアを中心にご紹介します

あらすじ1)運命の出会い

父親の経営する会社を手伝っていたパトリツィア
ある日パーティーでマウリツィオに出会い一目惚れしてしまいます。
次第にマウリツィオもパトリツィアに惹かれていきました。

マウリツィオは父ロドルフォにパトリツィアを合わせますが、「一族の財産目当ての薄汚い人間だ」と猛反対されてしまいます。
(筆者がロドルフォだとしても多分反対すると思います。笑)

しかし、2人の気持ちは揺らぐことなくグッチ一族の参列の無い結婚式を挙げました。
この結婚が後にグッチ家を崩壊へと招く事態へとなります。

あらすじ2)パトリツィアの支配

ロドルフォと決別していたマウリツィオ。
しかし、ロドルフォの兄アルドがパトリツィアを気に入ったことやパトリツィアが占い師ピーナから助言を受けて、マウリツィオを説得したことからニューヨークに引っ越しアルドと共に2人はGUCCIの事業拡大を進めていきます。

そうしていくうちに2人の間に子供が生まれました
子供はマウリツィオの亡くなった母親から名前を取り、アレッサンドラと名付けられます。

2人はイタリアのロドルフォの元へ出産の報告に戻りました。
親子の仲も回復していきましたが、ロドルフォが亡くなってしまいます。
これを機にパトリツィアの行動が徐々に支配的になっていきます。

パトリツィアは一族を経営から追いやろうと考えていました。
まず、アルドの息子パオロが漏らした脱税の情報によりアルドが逮捕されるように仕向けます。

その後、パオロ自身も著作権侵害で訴えるなどパトリツィアの策略により次々に経営から追い出されていきます。

しかし、世の中そう上手くばかりはいきません。
ロドルフォからの株相続の署名偽造が発覚し、2人にも財務警察から捜査が入ります。

マウリツィオは直ぐに国境を越えスイスに逃亡を図ります。
そして、かつての友人パオラと再会します。

直ぐにパトリツィアとアレッサンドラが到着しましたが、トラブル続きで2人の仲はすっかり冷え切っていました。
そんな時に再会したマウリツィオとパオラは急接近し体の関係を持ちます。
このことがきっかけとなりマウリツィオはパトリツィアとの離婚を決意します。

あらすじ3)最悪の結末へ...

イタリアに戻り離婚書類を渡されたパトリツィアは全てを失うことを恐れピーナに相談をします。
そして、ピーナから最終手段を伝えられます。

その後、パトリツィアはマウリツィオの元へ行き「戻ってきて」と涙ながらに懇願しました。
しかし、結果は変わらず冷たく追い返されてしまいます。
この対応がトリガーとなり、殺し屋にマウリツィオ殺害を依頼する決意をします。

そして運命の日、1995年3月27日自宅に帰宅したマウリツィオに殺し屋が近づき射殺しました。

あらすじ4)結末のその後

パトリツィア、ピーナ、殺し屋2人は逮捕され裁判にかけられました。
パトリツィアは懲役29年の有罪判決を受けました。

「シニョーラ・レッジャーニ」裁判官がパトリツィアの名前を呼び起立を促します。
しかし、彼女は起立せず凛とした表情で言います

「シニョーラ・グッチと呼びなさい。」

彼女は結果的に殺人を依頼してしまいましたが、最後まで気高く美しい女性でしたね。
筆者も皆さんと同じそんな彼女の姿に魅了された内の1人です。

「ハウスオブグッチ」の原作本を紹介!映画との違いは?

実は、映画ハウスオブグッチには原作があります。

作者はアメリカの作家サラ・ゲイ・フォーデンです
原作はノンフィクション小説の「ザ・ハウス・オブ・グッチ」です

原作と映画の大きな違いは様々ありますが大きく分けて2つご紹介します

原作との大きな違い1:登場人物とストーリーの内容

159分の上映時間に収める為に

  • 原作をカットし繋ぎ合わせ
  • 原作に無い部分を描き
  • それに伴い登場人物も大きく変更している

という点があります。
(これに関しては原作も元にしている映画ではよくある事です)

原作との大きな違い2:パトリツィア、マウリツィオの人物像

実は、パトリツィア、マウリツィオの人物像が大きく異なっています

例えば、2人が出会ったシーンでは原作はマウリツィオからアプローチをしています。
映画ではパトリツィアから積極的にアプローチしているように描かれています。

他にも、映画では一族を経営から追いやろうとしたのはパトリツィアでマウリツィオは拒否出来ずに仕方なく実行したように描かれています。
しかし、原作ではむしろマウリツィオから進んでアイデアを考え決意した様に書かれています。

なぜこの様に人物像が大きく変更されたのか?
恐らく映画ではパトリツィアを「グッチ家を崩壊へと導いた女」として描きたかったからでしょう。
確かにその方が話題にもなりますし、実際レディー・ガガの熱演は皆さんも心惹かれたと思います。

ご紹介した2つの大きな違いは人によって受ける印象が大きく違うと思います。
著者は原稿と同じような人物像でも十分素敵な作品になったのではないかと率直に感じました。

今回ご紹介した他にも映画には描かれていない部分も多くあります。
この映画を見て更に深く知りたいと思われた方は是非購入されてはいかがでしょうか?

「ハウスオブグッチ」はすべて実話?グッチ家が抗議しているって噂は本当?

結論としては、本当です。
冒頭でお伝えした通り賛否両論のある映画ですが、この映画を最も嫌っているのがグッチ家と言っても過言では無いでしょう。

実際にグッチ家からは「正確さからかけ離れている」といった声明が発表されています。
確かに、原作とも違う点がいくつかあるのでグッチ家がこのように感じるのも無理ないでしょう。

しかし、どうやらグッチ家が本作を嫌う理由は映画自体だけではないようです。
ガガはレッジアーニを演じたにも関わらず本人に会いに行かなかったそうです。
レッジアーニ本人は「腹が立った」と語っておりガガからの敬意を感じられなかったのでしょうね。

このようにグッチ家は各々が本作への嫌悪感を持っているそうです。

予告でも目を引くあの車はランボルギーニカウンタック!どんな車か解説!

予告編にも登場するあの車はランボルギーニカウンタックです。
こちらは1988~1990年にランボルギーニ25周年記念として生産されました

ランボルギーニ・カウンタック25Thアニバーサリーは、5.2リッターV12出力455馬力という高スペックなエンジンを誇ります。
また、この車は「80~90年代の上り調子だった時代」をテーマにした映画に起用されるシーンが見受けられることから、本作にもぴったりですね

 

今回は映画「ハウスオブグッチ」のあらすじや原作について、グッチ家との関係について解説していきました。

これから観ようと考えている方はあらすじを参考にしていただけたら嬉しいです。
また、一度観られている方も是非もう一度観ていただいて、その際に原作と違う部分では原作を想像して観てみたり。
観終わった後に「一族は映画を観てどんな感想を持ったのだろうか」と考えてみるのも新しい楽しみ方なのではないでしょうか?



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