今までは当たり前のように飾ってきた雛人形も、自分がお嫁に行っちゃったり、自分に子どもが生まれたりするとなかなか飾る機会もなくなってきますよね。
このままここで飾らずに置いておくのも何だかもったいない。
でもだからって捨てちゃうのは、なんかできないなあ、と困ってませんか?
ということで、今回は、
についてご紹介したいと思います。それでは早速、いってみましょー!(^^)/
雛人形ってそのまま捨てちゃうとダメなの?
人形にはよく、魂が宿ると言いますよね。
そのため、人形供養のお寺も各地にあります。
これと同じように雛人形にも魂が宿るんですね。
しかも、雛人形、何のために飾るのかご存知ですか?
そう、女の子の「健やかな育ち」を願っているんです。
そのため、お内裏様とお雛様には、女の子の御守りとしての役割もあるんですよ。
厄除けといった役割を果たしてきてくれた雛人形ですから、そのまま捨てちゃうというのは、ちょっと気がひけますよね(^^;
@kanai1970 先週末に撮れなかったので、隣の市立図書館へ。雛人形の横に今日の日経等の新聞が置いてあるが、先着がゆっくり読んでて読めず。
今年に入って相次いでGパンに穴が開き、大金をはたいて2着のGパンを購入。20数年振り。 pic.twitter.com/5fcIRGse9q— Kenichiro KANAI (@kanai1970) February 23, 2016
雛人形を気兼ねなく処分する方法!
人形を捨てるのって本当に気がひけますよね。
これってやっぱり顔が付いているからだと思います。
まるで自分の分身を捨てるようでなんとなくできないなあというのが大部分の意見ではないでしょうか?
でも、いつまでも飾らない雛人形を持っているのはストレスにもなりますよね。
メンテナンスをしなくてはボロボロにすぐなってしまいます。
そこで、処分方法、5つご紹介します。
雛人形の処分方法 その1「人形供養に出す」
誰にも飾られることなく、そのまま放置するのなら人形供養に出すのが良いでしょう。
最近では、宅配便で送ることもできますし、オンラインで受け付けていることもあります。
自宅の近所に供養を受け付けている所があるのなら、そこに直接持っていくのも良いでしょう。
ちなみに、参考サイトはこちらです
本日は供養された人形の大量引き取りにいってまいりました。
色々な思いのこもった人形を丁寧に処分させてもらいます。このような仕事もございます。
— Naoya(Fpro) (@delsol7081) February 23, 2016
こうして、処分してくれる人がいるからこそ、安心して供養に出すことができるんですね。
雛人形の処分方法 その2「譲る」
自分には娘がいないから、譲れないなあ、と思っていませんか?
実は、最近では、親戚や知人に自分の雛人形を譲る人が増えているようです。
1人1飾り、という考え方の人もいますが、幸せな家庭を築けたのもこのお雛様のお陰ということで「幸せを受け継いでくださいね」ということから譲る人も多いようです。
相手がいることなので、クリーニングなどが必要になってくるかもしれません。
トラブルになりそうな時は、無理に譲らず、供養してあげた方が雛人形にとっても幸せかもしれませんね。
ちなみに、こちらでは修理なども請け負っているようです。
少しでも状態の良いものを譲ると相手も気持ちが良いかもしれませんね。
雛人形の処分方法 その3「ネットオークション」
リサイクルショップなどでは、雛人形はほとんど取り扱いがありません。
身内や知り合いの中では「譲る」というのがあっても、他人になるとそれは受け入れられないのかもしれませんね。
そこで、一番見つけやすいのは、ネットオークションです。
中古でもいいから雛人形を買いたい!という人が見つけやすいので、利用してみるのもいいですね。
また、雛人形で歴史の古いものは価値がありますので、骨董屋さんに相談してみるのもいいですね(^^)
雛人形の処分方法 その4「寄付する」
なんと!雛人形を海外の国に寄付するという団体もあるようです。
雛人形に限ったことではなく、古着や絵本などを海外の発展途上国に贈っている団体があるんですよ。
ここでは、雛人形はとても人気が高いようで、子どもたちに喜ばれるようですよ。
確かに、綺麗な十二単の着物を来たお雛様はお人形遊びでは主役級の人形ですよね。
雛人形の処分方法 その5「イベントに寄付する」
各地で、雛人形に関するイベントをしている所も最近では良く見かけますね。
「雛めぐり」なんかもその一つではないでしょうか?
柳川のひなまつり「さげもんめぐり」開催中!柳川市一帯が艶やかな雰囲気に包まれる期間。ときめきひな灯りと巨大さげもん、恵美須ひな小路、還り雛祭りなど。詳細→ https://t.co/pNmSxNKLC8 pic.twitter.com/tUEG693gZt
— 福岡のニュース (@TwitFukuoka) February 21, 2016
しかし、こういったイベントで雛人形を募集しているかどうか確認しなくてはいけません。
保管が大変なので、あまり扱っていないかもしれませんが・・・。
そう言った時は、「ビッグひな祭り」に向けて贈ってみるのはどうでしょうか?
https://t.co/O6G04irMlt 3万体のひな人形があつまる「ビッグひな祭り」が徳島県勝浦町で始まりました。 pic.twitter.com/C5noDH3Is0
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) February 22, 2016
これはどういったイベントなのかというと、徳島県勝浦郡勝浦町では毎年、2~3月にかけて贈られてきた雛人形を一挙に飾って供養するというイベントをしています。
供養料として5000円必要ですが、これで供養してもらえるのなら、しまいっぱなしの雛人形も喜ぶかもしれませんね。更に、徳島県だけではなく、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町でも「南紀勝浦ひなめぐり」、千葉県の勝浦市でも「かつうらビッグひな祭り」という同様のイベントを行っていますので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?
\60段の石段に1,000体以上のお雛様/
「かつうらビッグひな祭り」が2月26日から開催されます♪
TAKEおじさんの旅行記⇒https://t.co/JpoxB0TXO5#フォートラベル #ひな祭り pic.twitter.com/hIZaRhXM4Y— フォートラベル (@4travel) February 23, 2016
公式サイトはこちらから(徳島)
千葉
http://www.city.katsuura.lg.jp/
和歌山
http://www.nankihinameguri.com/
雛人形を処分しよう!・・・でもちょっと待って
雛人形を処分しよう!と決めたのは良いものの、色々と気になることもありますよね。
- 処分の時期
- 道具の処分の方法
- 無料でできないのか
などなど。
それら全ての分からないこと、不安なことがなくなるように今回は更に詳しくご紹介していきます。
雛人形の処分には時期がある?
雛人形を処分するには時期というものは、はっきり言ってしまえばありません。
神社で供養をしてもらうのにも、人形供養の受け付けは年中受け付けているところがほとんどです。
自分の都合の良い時に神社に持って行って供養の受け付けをしておけばよいのです。
しかし神社では毎日、もしくは人形が持ち込まれた都度、人形供養をしているわけではありません。
大体、年に1回人形供養の日や、人形感謝祭などでお焚き上げを行ってくれます。
いつが人形供養の日と決まっているわけではないので、神社によって人形供養の日は違ってきます。
あなたの近くの神社がいつ人形供養をしているのか、事前に確認しておくのが良いですね。
ちなみに、東京近辺の神社なら
開催される神社 | イベント名 | 開催日時 |
所澤神明社(埼玉県所沢市) | こいのぼり感謝祭 | 5月 第4土曜日 |
不動が丘不動尊總願寺(埼玉県加須市) | 人形供養祭 | 6月 第1日曜日 |
明治神宮(東京都渋谷区) | 人形感謝祭 | 10月 中旬の日曜日 |
天獄寺(埼玉県越谷市) | 越谷人形供養祭 | 10月 最終日曜日 |
岩槻城址公園(埼玉県岩槻市) | 人形供養祭 | 11月3日 |
勝願寺(埼玉県鴻巣市) | 鴻巣人形感謝祭 | 11月14日 |
といったところですね。
道具も一緒に処分できる?
雛人形には一緒に台所道具や桃の木や牛車がありますよね。
人形供養祭に一緒にこれらを納められるのか?というとほとんどの場合、断られてしまいます。
人形供養なので、人形以外は受け付けていない、というのが大きな理由ですね。
なので受け入れられないものは
- 人形の道具類
- 段飾りの骨組み
- ガラスケース
などとなっています。
ですが、これらの道具には供養の必要がない、というのが一般的です。
お住まいの自治体のルールに従ってゴミとして出すことができます。
雛人形をどうにか無料で処分できないかな
人形供養に出したり、粗大ごみとして出したりするのも良い方法なんだけど・・・。
これってどちらもやはりお金がかかりますよね。
どうにか無料で・・・という時にはどうしたら良いのかというといくつか方法があります。
それは上でもご紹介したように
- 誰かに譲る
- 寄付する
- ネットオークションに出品する
といった方法です。
これに加えてもう一つ方法がありますので、ご紹介します。
それは自治体が運営しているリサイクルセンターに引き取ってもらう、ということです。
自治体が運営しているリサイクルセンターでは年中ゴミの持ち込みを受け入れています。
自分でそのセンターまで持ち込むことで、粗大ごみなどのリサイクル料金を100円単位で請け負ってくれていたりもします。
ここでは、持ち込まれた粗大ごみなどをリサイクル品としてオークション形式で必要な人に譲渡しているというシステムがあります。
遜色ない家具などが並んでいることもありますよね。
というのも、ここで出品される家具などは、リサイクルセンターの職員さんが修復してくれたり、掃除をしてくれたりしているんです。
なので普段から人気が高いんですね。
ここには雛人形もまた例外ではありません。
引き取りの時期などは指定されますが、雛人形の持ち込みも受け付けていられます。
自治体にまずは問い合わせてみてはいかがでしょうか?
この方法であれば、人形供養などしなくてもOKですので実質タダで処分することができますよ。
今までの感謝をこめて・・・
雛人形の意味について深く知ることができるのは、もしかしたら処分の時かもしれません。
飾ってる時は、自分の御守りだとは、私は思いもしなかったことです。
しかし、こうして改めて自分の厄払いをしていてくれたんだと思うと、今さらながら、愛着もわいてきますよね。
処分する時は、「手放す」というのではなく、「今までどうもありがとう」という気持ちを込めて雛人形を送り出したいものですね。
(P.N.オレンジ)
こちらの記事もあわせてどうぞ!
>>雛人形の飾り方!五人囃子の順番やお内裏様の刀など小物について
>>1段の雛人形の飾り方!7段飾りをコンパクトに親王飾りにする方法!
以上「雛人形の処分方法や供養について」をお送りしました。
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