ヒアリは怖いものです。
小さい子どものいる家庭では、対策は何があるのか?と気になることでしょう。
刺されたら危険!といわれていますが、どうやって子どもを守れば良いのでしょうか?
今回は、
殺虫剤や虫除けの効果についてもご紹介します。
ヒアリの対策はどうすればいいの?
ヒアリが国内で確認されてから、環境省は国内の調査を強化しています。
それと同時にヒアリを駆除するために罠を仕掛けた、という情報もあります。
2017年7月7日の朝日新聞のデジタル版では、
「中国との航路がある63港湾に対し、殺虫効果があるえさを置くなどの対策を要請」
としています。
予防的な対策も取られているんですね。
そこで、この予防的な対策として置かれた殺虫効果があるえさというのは一体なにを使っているのでしょうか?
これと同じようなものを使えば、家庭でも安心して対策ができますね。
ではでは、何の殺虫成分がきくのか・・・。
ちょっと調べてみましょう。
ヒアリに効くのはこれだ!
環境省のホームページに行ってみると、こんな記載がありました。
それは
「フィプロニルという成分を含む市販(ホームセンター等)のアリ用殺虫剤(ベイト剤)を10~15m間隔にて設置し、1カ月をメドで交換することが望ましい」
とあります。
何と市販のアリ殺虫剤でヒアリ対策をすることができるんですね。
ヒアリは外来種なので、何か特別なものが必要かと思ったらそうではないようで、ちょっとだけ安心しました。
早速、アリの殺虫剤を買って対策です!
こういうタイプの殺虫剤がとても効果的なようですよ。
また他にも普通の状態であれば、虫除けスプレーも効果があるようです。
しかし、ヒアリのアリ塚をつついて怒らせた状態にすると、集団で襲ってきますので虫除けスプレーの効果はありません。
アリ塚を見つけたら決して近づかないようにしたいですね。
ヒアリ予防にはベビーパウダーが効くの?
ヒアリの予防策として、ベビーパウダーを足などにつけるといいらしいです。
これはどうしてかというと、ヒアリが上ってこられなくするためなんです。
ヒアリは怒ると集団でやってきて、肌めがけて噛みついてきます。
そしてその後、針でブスリ!なんですね。
この時、ヒアリは確実に肌までよじ登ってきます。
服の上から噛まれるとそこまで大きなダメージはありません。
なので、ハイキングなどに行く時には、肌の露出を押さえてものにするということが重要です。
それと同時に、ベビーパウダーを靴やズボンなどに振りかけておくというのがいいんですよ。
ベビーパウダーは、ヒアリを上りにくくしてくれます。
なので、入ってこられないようにするとともに、肌に触れさせないということも重要になってきます。
ヒアリを発見したらどうしたらいいの?
まずは、実際にヒアリに刺されたらどうなるのかというと、それはこちらの記事でご紹介しております。
画像もありますので、注意して閲覧して下さいね。
ヒアリはとても凶暴な性格なので、もし見つけたら刺激せず、すぐに逃げた方が安全です。
その後は、環境省に見つけた場所、大きさ(大体)などを通報しましょう。
先ほどご紹介した方法は予防法です。
ヒアリのアリ塚は触らないことが鉄則ですが、アリ塚って結構気付きにくいですよね。
知らないうちに踏んでしまったりしていたなんてこともあるでしょう。
そんな時は、この対策をしましょう。
刺された時の対策①「冷やす」
ヒアリはその強い顎でブスリ!と噛んできます。
そしてその後、針で刺してくるんですね。
なので、強い痛みと炎症が起こります。
そこでまずすることは、「冷やす」ということなんです。
冷やして患部の熱を取り炎症を抑えることが必要になります。
刺された時の対策②「洗う」
ヒアリの針には毒が含まれています。
このため、患部についている毒を洗い流す必要があります。
体内にはいる毒の量が少なくなればそれだけ被害も少なくなることでしょう。
刺された時の対策③「休む」
ヒアリに刺された状態でうろうろと動き回ると、それだけで体内に毒がまわります。
こうなると、アナフィラキシーショックを起こしてしまったりもしますので、安静にしておきましょう。
この時、周囲にいる人はじっくり見守り、危険な状態になっていないかを確認しましょう。
刺された時の対策④「病院へ」
刺されて重篤な状態であれば、救急車を呼ぶ必要もあります。
しかし、そうでない場合は少し状態が落ち着いてきたらすぐに病院へ行きましょう。
ここでは、ヒアリの毒に効果がある「抗ヒスタミン剤」などを処方されると思います。
お医者さんの言うことを良く聞いて、ヒアリ対策を万全のものにして下さい。
ヒアリに殺虫剤は効くの?
ヒアリに殺虫剤を拭きかけると言うのは、表に出てきているありにはある程度の効果があるようです。
しかし、アリ塚を発見した時にそこに殺虫剤をかけたからといっても、アリ塚の奥に潜んでいるヒアリにはほとんど効果がありません。
アリ塚を駆除するには特殊な方法で、最後までしなければ危険ですので、各地方の環境事務所に連絡が必要です。
また死んでしまったヒアリも針には毒が残っていることがありますので、素手では触らないようにしましょう。
ヒアリの見分け方につきましては、こちらの記事でご紹介しております。
あわせてご覧ください。
ヒアリにも天敵がいる?
ヒアリは外来種ではありますが、天敵がいます。
それは「ゾンビバエ」というハエです。
このハエも外来種で、日本ではまだ確認されていません。
しかし、だからと言ってヒアリの駆除にゾンビバエを・・・というのはどうでしょうか?
以前、沖縄でハブの駆除にマングースを使って生態系を変化させてしまったような事が起こりかねません。
ヒアリの数は少なくなるでしょうが、そこから起きる弊害は確かにあります。
更に、ヒアリが怖いからと言って何でもかんでもありを見つけたら殺す、というのは良くありません。
実はアリは縄張り争いが強く、在来種がヒアリを駆除してくれるかも、という説もあるのです。
それはどういうことかというと、在来種が侵入してきたヒアリ(女王アリ)をやっつけてしまうということがあるからです。
ヒアリは確かに強く、生態系を破壊してしまう力があるといいますが、女王アリだけではそうもいきません。
在来種が駆除してくれることを期待して、ヒアリには無闇に近づかないようにしましょう。
(P.N.オレンジ)
以上「ヒアリ対策グッズ&環境省による対策法まとめ!殺虫剤・虫よけの効果についても」をお送りしました。
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