お正月の風物詩となった箱根駅伝。
シードの10チームと予選会を勝ち抜いた10チームに関東学連選抜を加え計21の大学チームが箱根の峠を駆け抜けます。
2015年の箱根駅伝の優勝はどこの大学が勝ち取るのか!?
今回の記事は、もう間近に迫った箱根駅伝の
をお送りしたいと思います。
箱根駅伝2015の日程と出場校(大学)
日本で初めて駅伝が行われたのは1917年(大正6年)。
なんと京都三条大橋から東京上野まで516キロを3日間昼夜を問わずに行われたのが始まりです。
その後、1920年(大正9年)に箱根駅伝が誕生しました。
それから90年経ち、今回の箱根駅伝2015は第91回目の大会となります。
では、第91回箱根駅伝の詳しい日程とテレビ放送の時間、出場チームをご紹介します。
2015年1月2日(金)~3日(土)の2日間
あさ8時スタート!
両日とも日本テレビで朝7時からテレビ放送
毎年1月2日~3日に開催されている箱根駅伝ですが、2015年も同様です。
箱根駅伝2015の出場チーム(大学)
先程も書いたとおり、箱根駅伝の出場は
- シード校10チーム
- 予選会を通過した10チーム
- 関東学連の選抜チーム
の合計21校が出場し、優勝をかけて争います。
では、順にご紹介しましょう。
シード校(10チーム)
シード校とは、昨年の箱根駅伝10位までに入賞したチームで今大会の予選を免除され、無条件で参加権を獲得します。
※2015年はシードは10チーム共出場です。
- 東洋大学(昨年の箱根駅伝優勝 10:52:51)
- 駒澤大学(昨年の箱根駅伝2位 10:57:25)
- 日本体育大学(昨年の箱根駅伝3位 11:03:51)
- 早稲田大学(昨年の箱根駅伝4位 11:04:17)
- 青山学院大学(昨年の箱根駅伝5位 11:08:53)
- 明治大学(昨年の箱根駅伝6位 11:10:09)
- 日本体育大学(昨年の箱根駅伝7位 11:12:52)
- 帝京大学(昨年の箱根駅伝8位 11:13:06)
- 拓殖大学(昨年の箱根駅伝9位 11:13:06)
- 大東文化大学(昨年の箱根駅伝10位 11:14:43)
予選会勝ち抜き(10チーム)
2014年10月18日(土)に行われた箱根駅伝2015の予選会をみごと突破した10チームです。
予選会の選考基準は
- 全ての参加ランナーが20kmの距離を走行
- 各チームの上位10名の合計タイム
で競います。
今予選会トップ通過の神奈川大学をはじめ国学院大、東海大など以下の10チームが顔を並べました。
- 神奈川大学(予選会合計タイム10:07:11)
- 国学院大学(予選会合計タイム10:07:18)
- 東海大学(予選会合計タイム10:07:57)
- 山梨学院大学(予選会合計タイム10:07:57)
- 中央学院大学(予選会合計タイム10:09:17)
- 上武大学(予選会合計タイム10:10:20)
- 中央大学(予選会合計タイム10:11:37)
- 順天堂大学(予選会合計タイム10:11:55)
- 城西大学(予選会合計タイム10:12:09)
- 創価大学(予選会合計タイム10:14:03)
この20チームに加え、その他の大学からの選抜の関東学連連合チームが結成され合計21チームで競技が行われます。
箱根駅伝2015のスタート地点、中継所とコースについて
今回の箱根駅伝は、若干のコース変更や距離の訂正もあったそうです。
改めてコースの説明をしたいと思います。
スタート地点は東京のど真中!
箱根駅伝のスタート地点は、大手前町の読売新聞社前(標高5m)です。
ここから往路107.5km、復路109.6kmの上り有り、下り有りの過酷なレースが2日間に渡って繰り広げられます。
今大会変更されるコース
今回の箱根駅伝は、これまでより800メートル短い217、1キロと発表されました。
これは変更というより訂正があったということなんです。
山上り5区と山下り6区のコース変更の際に全区間が再計測されました。
その結果、1、2、3、8、9、10区がそれぞれ100メートルずつ短いことが判明したからです。
ということで、発表された距離は短かくなったものの走行区間は同じ。
そこで、区間記録はこれまでの記録がそのまま有効になるそうです。
※但し、5区、6区はコース変更のため参考記録になります。
で、話が前後したかもしれませんが、コースも確かに変更になっています。
箱根駅伝の中継で「山の神」としておなじみだった函嶺洞門が老朽化のため閉鎖され、今大会からバイパスを通るコースに変更されました。
具体的なコースの説明
それでは第1区から順に、最終ゴール第10区までを見てみたいと思います。
(往路)第1区:大手前~鶴見 21.3km
第1区はレースのペースを決める重要なポイントです。集団からどのように抜け出すかが鍵となります。
(往路)第2区:鶴見=戸塚 23.1km
各チームのエースが集うことが多い区間です。ラスト3キロは「権太坂」という難所が待ち構える距離の長いコースです。
エースの体力と精神が競い合う見所です。
(往路)第3区:戸塚~平塚 21.4km
海沿いを走るコースで風の影響を受けやすい区間です。
ゆるやかな下りが続き、正面からは日差しが照りつけ走者の体力を徐々に奪っていきます。
(往路)第4区:平塚~小田原 18.5km
平坦で短いコースですが、次の5区のために少しでも良いポジションを取りたい重要な区間です。
(往路)第5区:小田原~箱根・芦ノ湖 23.2km
通称「山登り」!
標高差864mを一気にかけ上る難関コースで、箱根駅伝の看板コースです。
体力・精神力に加えコーナーのライン取りなどテクニックが必要な難しいとなります。
(復路)第6区:箱根・芦ノ湖~小田原 20.8km
第5区の「山登り」とは真逆で「山下り」と呼ばれるコース。
100メートルを平均16~17秒でかけ降りるハイペースなコースとなり、ランナーの膝への負担は半端なものではありません。
(復路)第7区:小田原~平塚 21.3km
比較的平坦なコースですが、全10区の中で一番、温度の変化の激しい区間です。
晴れた日は丁度、気温が一気に上がる時間帯にランナーたちが走ります。
(復路)第8区:平塚~戸塚 21.4km
レースは終盤に入り、必然的に冷静では走れないコースとなります。
9キロ辺りから徐々に上りに入りラストの遊行寺の坂が最大の難所です。
(復路)第9区:戸塚~鶴見 23.1km
走りはじめてすぐに下りに入るペース配分の難しい区間。
ゴールを狙う重要な区間となり、近年でも多くのドラマが第9区で生まれています。
(復路)第10区:鶴見~大手前 23.0km
泣いても笑っても、後のない最終区間!
逃げ切り、逆転。
この区間でチームみんなの二日間、いや!一年の結果が出る最大の見せ場です。
それぞれの区間で、責任をおったランナーたちがすべての力を出しきって、たすきを繋ぎます。
最初にゴールにたすきを運ぶのは、とのチームでしょうね?!
コースマップの紹介
ちなみに、こちらが箱根駅伝公式WEBサイトのコース紹介。
平坦コースから、5区、6区の標高差をみると、箱根駅伝の過酷さがよくわかりますね。
コースをしっかり覚えて、中継を見ると、面白さがかわりますよ。
また、こちらが東海大学の陸上部によるコースマップ。
同ページには、応援ポイントなんかも書いてあるので、参考になるかもしれません。
そして、中継所を正確に確認するには、こちらの箱根駅伝コース地図が参考になるかもしれません。
左側のコース内のポイントをクリックしてもらえば、そちらの周辺地図が表示されますので、参考にしてください。
優勝チームを予想!注目の対決は?
次に、優勝チームについての予想です。
本命に上がっている大学の1つは、2014年の箱根駅伝の覇者・東洋大学。
はたして、2連覇が見られるのか。
実は、東洋大は実は昨年優勝の立役者の設楽兄弟が抜けたのは正直、大きな痛手でした。
しかし、変わって今度は服部兄弟がタスキをつなぎ、見事な実力を見せています。
ここで一つ、ダークホースを。
優勝レースに絡む可能性があるとして、気になるのは駒澤大学ではないでしょうか?
日本駅伝では
- 4連覇と好調なうえ
- 1区の村山選手は後続を寄せ付けず区間賞
という完勝。
実は村山選手は1万メートルでは日本人大学生最速タイム保持者なんです。
箱根駅伝2015は駒沢大学の選手たちの走りも見逃せませんよ♪
また、早稲田の山本選手、田口選手や大東文化の市田兄弟など有力選手もどんどん力を発揮しています。
これらの大学も、当然優勝争いに関わってくる可能性がありますね。
しかし、もう一つの大本命は、箱根駅伝予選会で48校の強豪を抑えて見事トップ通過した神奈川大学!
このまま波に乗り、見事優勝するんでしょうか。
ただ、神奈川大学の他にも、今回の箱根駅伝予選会では優秀な選手をたくさん見かけました。
よろしければ、こちらの予選会の動画をご覧になって、気にある選手・大学をご自身でチェックしてみてくださいね。
注目選手をご紹介!
正直言って、どの大学が優勝してもおかしくない今回の大会ですが、なかでも注目の選手をご紹介しましょう。
田口雅也(東洋大学4年)
連覇を狙う東洋大の注目選手です。
1年、2年で4区、1区の区間賞を獲得、3年で1区の区間3位とこの3年間東洋大の要となっている選手です。
中村匠吾(駒沢大学4年)
前回の箱根駅伝では東洋大の田口を上回る成績を残しています。
中村選手の活躍なしでは駒大のVは難しいほどの高評価です。
村山紘太(城西大学4年)
城西のエースの村山紘太。
なんといっても10月の箱根駅伝予選会では日本人最高記録を大幅に塗り替えています。
そして、村山紘太選手は、優勝候補駒沢大学の村山健太選手の双子の兄弟!
駒大、城西の双子対決が見ることができるのか楽しみです。
大六野秀敏(明治大学4年)
今回の明治大学は大六野選手の他にも文元慧選手、有村優樹選手など強者揃いです。
エノック・オムワンバ(山梨大学3年)
前回右足腓骨を疲労骨折し、無念のリタイヤしましたが、順調に回復。
2013年2区12人をごぼう抜きした時の軽快スピード走法を完全に取り戻しているようです。
その他にも、まだまだ注目選手がたくさんいます。
さて、年明けすぐに始まる箱根駅伝2015!
最初に大手前のゴールに帰って来るのは、どのタスキなのでしょうか!?
以上、箱根駅伝2015の日時・コースと優勝予想!区間や中継所も地図でチェック!でした。