4月からスタートする月9ドラマ「極悪がんぼ」(フジテレビ)。
もともとは漫画で、原作者は田島隆氏。
「ナニワ金融道」のアイデア提供者、「カバチタレ!」の原作者として
実力と豊富な知識の持ち主なんやって!
「カバチタレ!」もドラマ化(主演:常盤貴子)されて、痛快な作品やったなぁ。
でも、「カバチタレ!」と「極悪がんぼ」は対照的な作品!
(実は、漫画「極悪がんぼ」には「カバチタレ!」の登場人物も少しだけ出るという)
表の法律相談が「カバチタレ!」。主人公は弱者を救おうとする熱血行政書士。
そこではさばけない裏の法律相談が「極悪がんぼ」。
法律すれすれの裏をかく探偵事務所に勤務する神崎が主人公なんやね。
何故そこを変える?漫画とドラマ最大の違い。
実は、ものすごーく大きな点が違う!
漫画原作の主人公・神崎は男性。神崎守くん。
でも、ドラマの主人公は女性。神崎薫さん。
ん。そのパターンって・・・と思ったあなたは鋭い!(^^)
そう。
実は「カバチタレ!」も原作の主人公は男性。
でも、演じたのは常盤貴子。
実はほかにもそういう作品は意外に多いねんよね。
一部あげてみよう。
「弁護士のくず」
主役(豊川悦司)とコンビの準主役「武田真実」
・原作は女性
・ドラマは伊藤英明
加藤弁護士
・原作では男性
・ドラマでは高島礼子が演じる加藤徹子
「野ブタをプロデュース」
野ブタ
・原作は信太って男の子
・ドラマは信子って女の子。演じるのは堀北真希。
「富豪刑事」
主人公
・原作は男性
・ドラマは深田恭子
映画「リング」
主人公・浅川
・原作では父親
・映画では母親。松嶋菜々子。
謎解き役の高山との関係も友人じゃなくて元夫婦という設定に変更。元っていうところがそれっぽい。
映画「チーム・バチスタの栄光」
主人公の一人・田口先生
・原作では男性
・映画では竹内結子演じる美人女医。
ドラマの田口先生は男やけどね。
あと、少し違うパターンとしては
「ガリレオ」
主人公・湯川の相棒役
・原作では男性。
・ドラマでは柴咲コウ。次作では吉高由里子。
こういう風に新たに登場人物を付け加えるパターンもある。
メインじゃないけど登場人物の性別が変更されてるものには
- 半沢直樹
- 医龍
- カイジ
- 鹿男あをによし
なんかもあるね。
きっと他にもあるんちゃうかなー。
なぜ登場人物の性別を変更するのか?
こういう変更には、原作から離れる!別物じゃないか!という批判はつきもの。
なのに、変更するのはなぜやろう?
理由はいくつかあるかな。
男性・女性両方の視聴者にアピールするため
単純に男性ばかりの出演だと、女性視聴者にはアピールできるけど、男性は見ないかもしれんよね。
例えば、「イケメンパラダイス」の主人公が女性じゃなくて男性で、演じるのが堀北真希や前田敦子じゃなかったとする。
ジャニーズやイケメン好きな女の子たちは見るやろうけど、僕は見ない!ww
まぁ、そんな設定だとそもそも「イケメンパラダイス」の話が成り立たんけど(;'∀')
ただ、このパターンの例外もあって。
原作では男性+女性なのを、あえて男性2人にするというパターン。
上記の「弁護士のくず」。
男性と女性のコンビだと恋愛モノに見えるというのが理由らしい。
なるほど-。
確かに「ガリレオ」とか見ると恋愛色が入ってくるもんなあ。
(それはそれでいいんやけど)
あくまで設定を借りた別作品であることをアピールするため
おおまかな設定は同じでも、ストーリーやキャラ設定が原作と異なるドラマは意外に多い。
その場合に、いっそ「これは原作とは違う作品として楽しんでください」というメッセージを伝えるために、もっとも大きな設定ともいえる性別を変えるということがあるみたいやね。
新しい登場人物を加えたりするのも、このパターン。
ははーん。この手のパターンの悪い例があれかw
これは、むしろいい例?w
最近はあまりないけど、漫画原作がまだ連載中でありながらドラマやアニメが同時に作られるような時にも、こういうパターンがとられることがあったみたいやね。
出演する俳優がすでに決まっていたため
先に主演俳優・女優が決まっていて、それにあわせて作品が選ばれる場合。
まあ、これはわざわざ性別を変えなくてもいい話なんやけど、そのとき選ばれる題材として面白い作品は他になければ、性別を変えてしまおう、というパターンもあるのかな?
本当のところは、テレビ局の中の人に聞かないとわからんねw
あなたはどう思う?(^^)