2014年の秋も深まってきました。
いよいよ紅葉の時期ですね!
そして、京都の紅葉名所といえば、なんといっても「永観堂(えいかんどう)」です。
この記事では、美しい紅葉を見逃さないように
をお送りしたいと思います。
永観堂について
永観堂は「もみじの永観堂」とも古くから言われている京都の寺院。
実に千年以上の歴史を持つ由緒正しいお寺です。
一般人からすると観光名所!というイメージですが、実は「勧学院」というものらしいです。
「学問研究所」という意味らしく、今も学問が盛んに教えられているらしいんですね。
お坊さんの学校ってイメージでしょうか?
また、「永観堂(えいかんどう)」とは通称です。
本当の名前は「聖衆来迎寺山無量寿院禅林寺(しょうじゅらいごうさんむりょうじゅいんぜんりんじ)」。
うーん、長い!w
永観堂の見どころ
まずは、紅葉ではない見どころを一つ。
永観堂というお寺の名前なんですが、これは7代目住職の「永観(ようかん)」にちなんだもの。
永観は11歳から仏道に入門したらしいんですが、50歳のときにこんなエピソードがあるんですね。
それは・・・。
永観が日課の念仏を唱えながら本尊の周りを行道しているとき、なんと阿弥陀如来が共に行道を始めたらしいんです。
まさかの出来事ですよね。
そして永観が思わず驚いて立ち止まると、阿弥陀如来が「永観遅し!」といって振り返ったとのこと。
まあ、お寺にはこういった謎なエピソードが多々あるんですよね。
現代人の一般の感覚からすると、「なんだそれ?」という感もあるかもしれませんが、修行に集中している状態なら、けっこう多くのお坊さんが体験することなんでしょうか?
永観堂に行ったら、お坊さんをつかまえて聞いてみたい気もしますww
さて、話を戻しまして。
実はこれ、有名なご本尊の「みかえり阿弥陀」のエピソードです。
「みかえり阿弥陀」という名前でわかるように、ご本尊の阿弥陀如来像が振り返った形で立っているんですね。
珍しい!
ぜひ一度拝見したいもんです。
ただ、「みかえり阿弥陀」は一般の方も拝観できますが、写真撮影ができないようです。
ご注意ください。
永観堂へのアクセス
では、ここで永観堂の基本情報をまとめておきましょう。
【住所】京都府京都市左京区永観堂町48
【交通アクセス】
・車:名神高速京都ICから三条通経由7km(約30分)
・電車バス:JR京都駅からバスで40分南禅寺永観堂下車
【駐車場】
30台ほどの駐車スペースあり
ただし、紅葉のシーズンは制限あり
※11/8~12/4は利用不可
基本的には、一般の交通機関を使ってのアクセスがおすすめです。
永観堂周辺だけでなく、紅葉の時期の京都市内の車の混雑はなかなか半端ないですから!
永観堂の紅葉の見どころと見頃の時期の予想【2014】
まず、永観堂の紅葉の見頃です。
2014年はズバリ「11月中旬~下旬ごろ」だと予想されています。
案外、期間が短いのでご注意くださいね。
次に、見どころです。
個人的には、なんといっても永観堂の紅葉の見どころはライトアップだと思っています。
もちろん、邪道だって声もあるとは思うんですよね。
確かに、普通に昼間の紅葉も素晴らしいんです!
でも、ライトアップは見たことがないという人も多いのでは?
そして、ライトアップの中でも、特におすすめなのは、「極楽橋」「放生池周辺」「画仙堂付近」です。
メインはやはり放生池。
ただ、個人的なベストは、極楽橋の水面に映る紅葉かもしれません。
しばし、そこで佇んで、ゆったりとして時間を味わってほしいと思います。
気になるライトアップの時期は、「11月8日(土)~12月4日(木)」。
時間帯は17:30~20:30です。
よろしければ、こちらのライトアップ動画も御覧ください。
最後に紅葉の豆知識を一つ。
一般的に紅葉は、
- 晴天が続き、葉が十分な日光を浴びる
- そのあとに、最低気温が8度を下回る
ことで始まるらしいです。
さらに最低気温が5~6度になると、一気に紅葉が進みます。
つまり、永観堂の紅葉を楽しみにしているあなた!
京都の天気予報の最低気温もチェックですね♪
あと心配なのは、台風ですね・・・。
⇒台風19号の進路予想!御嶽山の火山灰への影響と米軍と気象庁の予測【2014】
以上、永観堂(京都)の紅葉の時期はいつ?見頃をズバリ予想!【2014】でした。
すばらしい2014年の紅葉が見れるといいですね。