朝礼というのは、伝えなくてはいけないことを伝えたり、これから何を目標に仕事をしていくのかを訴えていく場です。
そんな朝礼でのスピーチ。
緊張しますよね。
何回もスピーチの担当が回ってくると一体何を伝えればいいのか・・・。
もうネタも尽きたよなんてこともあります。
そこで今回は、朝礼のスピーチで使えること間違いないし!な雑学をご紹介します。
特に今回は仕事に関連するキーワードを使って行きたいと思います。
そのまま使える例文も一緒にご紹介しておりますので是非、参考にしていただけると嬉しいです。
仕事に関する雑学って一体どんなの?
仕事に関する雑学というのはスピーチのネタとして大きく活躍してくれる存在です。
いうなればスポーツ競技などにおける絶対的エースのような存在です。
大体、スピーチは雑学をうまくプレゼンする場所でもあります。
なのでそこに仕事に関する雑学をプレゼンすれば、会社的にも、上司的にも「よくやった!」となるわけなんですね。
では、早速、朝礼ネタに使える仕事に関する雑学をご紹介していきましょう。
仕事に関する雑学①「営業マンに必要なKKDH」
成績の良い営業マンと成績の振るわない営業マンの間には圧倒的に違いがあるんだそうです。
営業成績の良い営業マンが必ず持っているもの、それは「KKDH」というものなんだそうですよ。
これってなんだ?と思うかもしれません。
しかしこのKKDH、昔から言われているもので
- K・・・勘
- K・・・経験
- D・・・度胸
- H・・・はったり
という4つの頭文字をとったものなんだそうです。
この4つを持っていれば営業成績も上がるというんですから不思議ですよね。
では何故この4つが必要なのか?
それは営業というその職種に大きく関係してくると言えます。
営業マンと言えど、自分が売っている商品を全て試して全ての感想を買い手に伝えるというのは無理があります。
仕事をしているのに破産してしまうなんてこともありますよね。
なのでまず必要になるのは「勘」と「経験」です。
これは今まで自分が営業職として培ってきた「商品に対する売れるかどうか」という勘が必要になります。
しかしこの「勘」。
天才肌でない限り、「経験」をつまないとなかなか身につかないスキルでもあります。
職場で上司の人たちに質問できるのであれば意見を聞くのが一番良いかもしれません。
この「勘」と「経験」の上に成り立つのが「度胸」と「ハッタリ」なんですね。
どちらも商品への絶対の自信がないと持てるものではありません。
そこにはあなたが働いている会社の製品への絶対的な信頼というものも必要不可欠になってきます。
この4つのことさえあれば、営業にも自信が持て成績も飛躍していくんだそうですよ。
営業マンに必要なKKDHは新しいものへと変化?
昔から言われてきた営業マンに必要なKKDH。
しかし、最近では新しいKKDが提唱されつつあるのをご存知ですか?
商品の販売方法の変化などから、昔ながらの「KKDH」では営業不振になってしまうということも少なくないんだそうです。
そこにはネットを介した商品開発であったり、販売などが深く関係してきています。
そこで必要になってくるのは新しい「KKD」と言われています。
これは
- K・・・科学
- K・・・計画
- D・・・データ
の3つなんだそうです。
買い手が「今」何に一番興味を持っているのか?というデータを科学的に分析し、計画性を持って営業を行うというものです。
SNSなどの変化によって流行のモノというのは拡散するスピードが一気にあがりました。
なのでこれらのデータを活用しない手はないということですね。
しかしそれだけではやはり営業マンはつとまらないような気もします。
昔ながらのKKDHと新しいKKD。
その2つを組み合わせたハイブリットな営業マンこそこの時代を生き抜いて行ける人となるのではないでしょうか?
朝礼のスピーチ文例①「営業マンに必要なKKDH」
おはようございます。
皆さん、早速ですが営業職に必要な「KKDH」というものを知っていますか?
これは「勘」「経験」「度胸」「ハッタリ」というものを表すんだそうです。
まるで芸能人のような頭文字トークですね。
成績の良い営業マンは「自分の扱う商品が売れるということを経験から勘で分かり、それをハッタリを使ってでもお客様にすすめることができる度胸を持っている」んだそうです。
言われてみれば自信のない営業マンというのは、なかなか購買意欲をそそられません。
ですが、根拠のないハッタリというのはお客様をだましているような気持ちになるのも事実です。
そこで最近では営業の新しい三種の神器として「KKD」というものが言われるようになってきているんだそうですよ。
それは「データを科学的に分析に、計画性を持って営業を進める」というものなんだそうです。
お客様のニーズが何であるのかをいち早くデータ化し、分析し計画する。
これこそ一番論理的な営業方法だと言えるでしょう。
しかしこれだけでは完璧な営業マンではないような気もします。
そこで私は新旧兼ね備えた営業マンになりたいと考えます。
データを分析し、計画性を持つことでよりしっかりとしたハッタリを使ってお客様に商品を勧められるような、そんな度胸を持った営業マンになっていきたいと思いました。
仕事に関する雑学②「かりてきたねこ」
管理職の人なら聞いたことのある「かりてきたねこ」。
何も「おとなしい人」のことを表す意味で使っているわけではありません。
仕事上、どうしても部下を叱責しなくてはいけない場面はあります。
できることなら叱りたくないと思っていてもやらなければならないのが管理職の辛いところでもありますよね。
この時に、心がけたいのが「かりてきたねこ」という姿勢なんだそうです。
これは
- か・・・感情的にならない
- り・・・理由を話す
- て・・・手短にすます
- き・・・キャラクター(人格や人柄)に触れない
- た・・・他人と比較しない
- ね・・・根に持たない
- こ・・・個別に伝える
という7つのポイントを表しています。
管理職としてあなたが部下を叱るのは何のためでしょうか?
おそらく、勤務に対する態度などを改めて欲しいからですよね。
何もモチベーションを下げたいために叱責するわけではありません。
なのでこの7つを押さえておくと部下の心にも響き、パワハラだなんだと言われることもなくなるのかもしれません。
朝礼のスピーチ文例②「かりてきたねこ」
おはようございます。
この前、得意先を訪問した時に偶然、管理職の人が部下を叱責している場面に遭遇しました。
その方はまさに「かりてきたねこ」を実践されていたんです。
「かりてきたねこ」と言っても「初対面の人の前でおとなしくしている人」という意味ではありません。
ビジネス用語に「かりてきたねこ」というのがあるのです。
これは上司が部下を叱る時に心がけたい7つのポイントを表していて「感情的にならず、理由を、手短に話し、キャラクターに触れず、他人と比較しない。叱ったことを根に持たず、個別に叱る。」ということです。
これを言うと、管理職の人は「また感情を殺さないとだめなのか」とげんなりしてしまう人もいると思います。
確かに部下の失態は上司からすると歯がゆくもあります。
しかしそれはあなたが部下に期待をかけているからこそ大きく感情が揺れ動くのです。
なのでここで感情的にならないというのは、あなたのその思いを直接部下にそのままぶつけるということではないんですよ、という意味なんですよね。
子どもを叱る時も感情のままに大きな声を出してしまうのが「怒る」。
一呼吸おいて冷静に注意するのが「叱る」です。
自分の子どもになると更に難しくもなりますが。
つまりこれと同じことを部下にも行うのです。
何故、自分は部下に対して叱っているのか。
その理由を分析します。
そして手短にその事を相手に伝えるのです。
これだけで十分部下には伝わることでしょう。
手短に話すというのも重要なポイントです。
長々と話をしていると、言わなくて良いことまでついうっかり口をついて出てしまいます。
例えば、部下のキャラクターであるとか「お前はいつもだらしない!」なんて叱られた上に言われたりしたらそちらの方がショックで何で叱られたのか覚えてないなんていう本末転倒なことにも。
最後に一番重要なのは個別に叱るということです。
誰でも自分が叱られている姿というのは見られたくないものです。
部下を叱らないというのが一番よいことですが、やむをえない場合、この7つのポイントに気をつけて叱ってみてはいかがでしょうか?
仕事に関する雑学③「UFO」
仕事に関するオリジナルな言葉は結構たくさんあるものです。
「UFO」というのもその1つで、仕事で気をつけたい!とされているものなんだそうですよ。
それは
- U・・・うっかり
- F・・・不安
- O・・・横着
の3つです。
どれも仕事をする上ではあまり好ましくないものですね。
この3つが揃ってしまうと大きなミスや事故に繋がってしまうこともあります。
啓発の意味も込めて朝礼のネタにしてみてはいかがでしょうか?
朝礼のスピーチ文例③「仕事のUFO」
仕事というのは、気をつけないことも多く一瞬の判断ミスが大きな事故に繋がることもあります。
そこで今日は仕事で気をつけて欲しいUFOについて話したいと思います。
UFO、あーあー、あれね、結局正体はプラズマなんでしょ。
という未確認物体のことではありません。
仕事で気をつけたい「UFO」という存在です。
これは「うっかりミス、不安、横着」という3つのことを表しています。
この3つはそれぞれ分離しているようで実は繋がっている存在でもあるのです。
なので、もし全てが繋がってしまったら大きなミスや事故に繋がるという驚異でもあります。
うっかりミスというのは誰にでも起こるものです。
人間ですからいつでも完璧に!というのは心がけていても難しいでしょう。
そして不安。
これはストレスを引き起こす一因でもあります。
ストレスは大きくかかってくると人体にも影響を及ぼすほどの威力を持っている恐ろしいものです。
それが仕事中にかかるんですから、不安なまま仕事をするというのは精神上良くないことに違いありません。
最後に横着です。
これはなれてきた仕事をする時に起こります。
いつも点検しなくても大丈夫だろう。
今日はこの手順は飛ばしても大丈夫だろう。
こういった横着が後々、大きなミスや事故に繋がるかもしれません。
そしてこの3つが揃ってしまった時、まさに地球侵略にやってきたUFOのごとく、あなたの仕事を失敗という侵略で侵していくのです。
これを防ぐ方法はたった1つだけあります。
それはUFOを飛び立たせないということです。
仕事で慣れてきた時こそUFOの発動条件は高まります。
是非、あなたのこころがけ1つで離陸できなくなりますので今日も一日気を引き締めていきましょう。
仕事に関する雑学④「三配り」
同じように仕事の能力がある人でも、部下や同僚からの信頼が厚い人はいますよね。
これは何も同僚だけではなく、得意先の人との関係などにも言えます。
折角スキルは高いのになぜか信頼関係を築きにくい。
そんな人に足りないのは仕事に対する「三配り」かもしれません。
これは「目配り」「気配り」「心配り」のことを指します。
この三配りができている人ほど人としての魅力にあふれ仕事を簡単に成功に導くことができるのかもしれません。
朝礼のスピーチ文例④「仕事の三配り」
人としての魅力にあふれているというのは何物にも代えがたい「タカラ」だと思います。
人によってはそれは「生まれつきのものだ」という人もいるかもしれません。
確かにその人の個性というのはある程度、生まれた時に持っているものもあるでしょう。
しかし、言ってしまえばそうでないものもあります。
例えば「仕事の三配り」です。
これは「目配り」「気配り」「心配り」の3つを指します。
目配りとは、周りの状況判断ができ敏感に察知できる能力です。
気配りは、相手が何を望んでいるのか想像できる能力。
心配りは相手のために何かをしてあげるという優しさを持てる能力です。
この三配りを持っている人こそ、仕事での人望も厚いという個性を手に入れている人ではないでしょうか?
この三配りは何も今自分が兼ね備えていないからと言って一生手に入らないものではありません。
少し気をつけるだけで次第に身につくようになっていくのです。
ではどうすれば手に入るのか?
答えは簡単です。
同僚が困っている時に「何か手伝おうか?」と声をかける。
資料を作る時に「どうすれば相手が見やすくなるか」と想像力を働かせて資料を作る。
これらのことを積極的に行っていけば良いのです。
この仕事の三配り、大きなメリットは他にもあります。
それは家庭でもこのスキルは絶大な効果を発揮するということです。
パートナーや子どもに対して、三配りをするだけであなたの評価は爆上がり。
家庭での居心地も格段に良くなることでしょう。
是非、仕事でスキルを磨いて家庭でも実践してみてはいかがでしょうか。
仕事に関する雑学⑤「5S」
5Sは
- 整理
- 整頓
- 清潔
- 清掃
- 躾
の5つを表す言葉です。
この5Sを行うと職場環境が整い、作業効率もUPすると言われています。
どれも特別なことはなく普段からやっているような当然なことが多いというのも特徴の1つですね。
躾の由来って知ってる?
「躾」という漢字は中国由来ではないのは知っていましたか?
漢字の由来というと中国!というイメージが強いですが、「躾」は日本由来の漢字なんですね。
他にも
- 凪
- 働
- 畑
- 峠
なども日本由来の「国字」だと言われています。
象形文字が変化して漢字になって言ったとされていますが、「躾」は妊婦さんの姿かたちを表したものだとされています。
「身」が「美しい」で妊婦さんというのは何とも素晴らしい言葉の由来だなあと感心してしまったほどです。
現代社会では「しつけ」という言葉は
礼儀作法を身に付けさせることを意味し、また、それによって身に付いた礼儀作法
という意味で使われることが多いです。
では由来は?というと習慣性という意味を持つ「習気(じっけ)」という言葉から来ているとされています。
この言葉に「作りつける」という言葉の「しつく」が名詞になった「しつけ」が混ざっています。
と、同時に裁縫などで聞く「しつけ」という縫い付け方の方法もあわさってできた言葉だと言われています。
しつけ糸をつけることで着物などを綺麗に仕立てることができます。
身だしなみを美しくするために必要な「しつけ」。
この言葉の意味って本当に深いなあと感じました。
朝礼のスピーチ文例⑤「5S」
職場環境を整えるということで、5Sというものがあります。
「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾」というそれぞれの頭文字をとった言葉なんですね。
整理整頓、清潔清掃というとそれなりに職場環境を整えるには必要なことと思います。
しかし最後に出てくる「躾」。
その言葉で思わず、ん?となりませんか?
何故ここに「躾」という言葉が潜んでいるのか。
5Sでの「躾」の役割というのは「整理整頓、清潔清掃」を普段から誰もができるようになるという「躾の行き届いた環境」ということを表しているのです。
なんでも最初からできる人はいません。
ここではこんな風に整理整頓をしておきますよ、とか。
清潔にして身嗜みを整え、掃除をして清潔な環境にしておく。
そしてそれを保つことができる躾が必要だと言っているんですね。
躾と言うと子どものしつけのイメージがありますが、そうではなく職場環境を育てていくという点でも必要な躾なんですね。
皆さんも自分の机の周りからまずは整理整頓をしてみて、職場環境を一緒に育てていきましょう。
仕事に関する雑学⑥「コミュニケーションコスト」
コミュニケーションコストというのは、相手との意思疎通をするためにかかる時間のことを指します。
気心のしれた相手であればコミュニケーションコストは低く、初対面になるとなかなか時間がかかることも多いですよね。
コミュニケーションコストが低いと作業効率が上がり、複数人で取り組む仕事もスピーディに進みます。
逆にコミュニケーションコストが高いと、
- 業務効率の低下
- 部署間やチーム内での業務連絡が取りづらい
- チーム内の人たちの疲労
というデメリットが起こりやすいのです。
このコミュニケーションコストは人数が増えれば増えるほど高くなるという傾向にもあります。
しかしどうにかして押さえたいと思うものです。
そんな時に効果的な方法を朝礼で伝えておくことでコミュニケーションコストの削減に役立っているのかもしれませんよ。
朝礼のスピーチ文例⑥「コミュニケーションコスト」
意思疎通というのは仕事をしていく上では必要なことです。
しかし、その意思疎通をするためにかかる時間について気をつけているという人は少ないのかもしれません。
チーム内や部署内での意志疎通にかかる時間のことをコミュニケーションコストと言います。
当然のことですが、普段から何気ない会話をしている人とは「あれ」「それ」で伝わる言葉も個人的な付き合いがない人とではそうはいきません。
更に、人数が増えるとコミュニケーションコストは高くなるとも言われています。
一般的に人数の2乗分高くなっていくという法則もあるようです。
そんなコミュニケーションコスト、どうにか押さえる方法はないかと思いました。
そこで今回は3つの方法を提案したいと思います。
その1.「自分の役割をきちんと理解しておく」。
まずは自分のそのプロジェクト内での役割の理解です。
プロジェクトの目標はなんで、そこに至るまでに自分は何をどう動けば良いのか?というのを理解しなくてはいけません。
個人で理解することも必要ですが、時にはプロジェクトのリーダーがある程度、個々に役割を割り振るというのも良いですね。
特に新人の多いプロジェクトなら効果的です。
その2.「相手の話を最後まで聞いてから答える」。
一見時間がかかるように思うかもしれませんが、相手が話している途中で自分の言いたいことを言ってしまうというのは時間削減どころか時間泥棒になっているかもしれません。
なぜなら、相手の真意を理解しているとは言えないからです。
相手が一体何を伝えたいのかをしっかり最後まで聞いて、それに対して自分の考えを伝える。
これが後々のコミュニケーションコストを削除することに繋がるのです。
その3.「5W1Hを使う」。
最後に、相手とのコミュニケーションを図る時に、5W1Hを使って話を整理すると理解が速くなります。
いつ、どこで、だれと、なにを、どんな風に。
これだけのカテゴリーに分けると情報もスッキリしていきますね。
そして最後にコミュニケーションコストを低くする一番のポイントをご紹介します。
それは相手を尊敬することです。
尊敬できない相手の話と言うのはどうしても素直に聞くことができません。
私も心がけますので、誰かから尊敬してもらえるようなそんな働き方をしていこうと思います。
皆さん、今日も宜しくお願いします。
仕事に関する雑学⑦「もしもし」
電話がかかってきたとき、第一声はなんですか?
多くの人が「もしもし?」と答えると思います。
この言葉の語源や由来は知っていますか?
「もしもし」という言葉は「申します、申します。」という言葉を略した言葉なんですね。
昔から日本人と言うのは長い言葉を略す傾向にあったというのも興味深いところです。
最近の若者言葉に「なんでもかんでも略して!」なんて言っている人もいますが、言葉って生きてるんだなあと実感できる瞬間でもあります。
さて、そんな「もしもし」ですが、何故「申します、申します。」という言葉が始まりだったのでしょうか?
少し詳しく説明していきますね。
「もしもし」の歴史
「もしもし」という言葉は略語です。
昔は電話は1人に1台どころか1家に1台も贅沢という時代もありました。
とても高価なもので町に1台あるということも珍しくなかったんですね。
そしてその電話も相手先の番号を押せば直接その人に繋がる、ということではなく、まずは「電話交換手」というところに繋げて、更に話したい相手に繋いでもらうという方法だったんですね。
最初は交換手は男性であることも多く「おいおい」「こらこら」なんて呼びかけていたこともあったんだそうです。
その後、電話の普及(といっても贅沢品ですが)と共に電話交換手も女性が大半となっていきました。
この時に、電話交換手が使っていたのが「申します、申します。」という丁寧な言葉なんです。
意味は「これから言いますよ。」ということで、相手に聞きとりやすいように2回繰り返していたんだそうです。
昔の電話は今のようにクリアではなく、雑音も多く聞きとりにくかったんだそうです。
「申します、申します。」が「申し、申し。」に変わり、その後「もしもし」という形になったんですね。
ちなみに、「おいおい」と呼びかけられたあとは何と答えていたのかというと「はい、ようござんす。」という言葉だったんだそうです。
世界の「もしもし」知ってますか?
日本では「もしもし」ですが、所変われば言葉も変わるということで、世界の「もしもし」を一緒にご紹介します。
- 英語圏・・・「hello(ハロー)」
- 中国語・・・「ウェイ?」(誰?という意味)
- 韓国語・・・「ヨボセヨ」(相手を呼びとめる時に使う言葉)
- イタリア語・・・「プロント」(準備OKという意味)
- ドイツ語・・・「(自分の名前を言う)」
- ギリシア語・・・「Parakalo!」(どうぞ、という意味)
- イスラエル語・・・「Shalom!」(平和という意味)
- スペイン語・・・「Diga me!」(言って、という意味)
- セルビアモンテネグロ・・・「Molim」(どうぞ、という意味)
- メキシコ・・・「Bueno」(いいよ、という意味)
- トルコ・・・「Efendim」(電話に出る時の丁寧な言葉)
- インド・・・「Ram-ram」(宗教的な言葉)
なかなか面白いですね。
朝礼のスピーチ文例⑦「もしもし」
会社の電話が鳴った時、受け答えはどうしていますか?
「もしもし?」と言ってしまうこともありますよね。
しかし聞いた話によるとお客様コールセンターなどで働いている人からするとこの「もしもし」はビジネス用語としてはNGなんだそうです。
というのも、「もしもし」の由来は電話を交換手に頼んで繋いで貰っていた頃にあり、その時、電話交換手が「申します、申します。」と言っていたのが略された言葉だからです。
なので「お客様」からかかってきた電話に「申します、申します。」という意味の言葉を使うのはふさわしくないとされているんですね。
「もしもし」も紆余曲折を経て今の形になったんですが、更にモトを辿れば「おいおい」なんていう呼びかけをしていた時もあったんだそうですよ。
何とも横柄に感じる言葉ですね。
それは他の人も同じだったようで、「おいおい」という言葉は現在にも伝わっていません。
変わりに「もしもし」が伝わっているんですよね。
言葉1つで会社やあなたのイメージというのは大きく変わります。
電話に出る時も仕事の時はできれば「はい、○○会社の△△です。」などというように心がけておくと、相手にとって失礼には当たらないのではないでしょうか?
仕事に関する雑学⑧「キャリア」
仕事に付いて回る言葉として「キャリア」という言葉があります。
「あの人はキャリアが長いから・・・。」なんて使いがちですよね。
キャリアという言葉は「轍」という意味があります。
これは中世ラテン語の「車道」という言葉を語源としている言葉なんです。
馬車などが道に残した車輪の後を指して「キャリア」というんですが、現代ではキャリアはもっと多面的な使い方をすることが多いです。
例えばこんな使い方。
自分のこれからのキャリアについて考える。
ここで考えているのは「今」であり、これからのキャリアという「未来」のこととして言葉を使っています。
この使い方は違うんじゃないかと思うかもしれませんが、現代ではアリです。
またキャリアの意味の中には仕事に関することだけではなく、自分の人生そのものを表す場合もあります。
経験したことや、自分が感じたことなども全てキャリアという言葉で表現できるのです。
朝礼のスピーチ文例⑧「キャリア」
おはようございます。
仕事のキャリアは自分が今までどんな仕事をしてきたのかという証に違いありません。
仕事を通じて経験したキャリアは次の仕事へステップアップともなることでしょう。
皆さん、そこで一度英和辞典で「キャリア」という言葉を引いてみてください。
おそらくそこには「ラテン語の「車道」の意から」と書かれていると思います。
由来は「車道」なんですね。
これは馬車の時代に道についた轍のことを表すとされています。
なのでキャリアというのはまさにその人が歩んできた足跡のようなものを示しているのです。
しかし良く考えてください。
このキャリアって「仕事」「家庭」「趣味」「個人的なもの」など色々な種類があると思いませんか?
全てを細分化して完璧に分けているという人は少ないと思います。
どの轍もどこかで結びついたり、重なったりしていることもあるでしょう。
何が言いたいのかというと、仕事をしていく上で必要なキャリアというのは、どんな時に培われているのか分からないということです。
もちろん、目標があってそのために努力することも必要です。
しかしそうでない経験にも仕事に必要なものは培われている場合もあります。
充実した人生は豊かな未来を作ります。
今日も色んなことに興味を持って取り組んでいきましょう。
仕事に関する雑学⑨「サラリーマン」
♪24時間はたら~けますか~♪
それはビジネスマンでした(^^;
時代が時代であれば「企業戦士」とも呼ばれたサラリーマン。
この語源や由来についてはなかなか知られていないことでもあります。
サラリーマンという言葉は完全な和製英語です。
和製英語は他にも
- ノートパソコン
- ブラインドタッチ
- タッチパネル
- アポイト
- サイン
- アフターサービス
- クレーム
- キャッチフレーズ
- シンボルマーク
- プレイガイド
- ゴールデンアワー
- ベースアップ
などがあります。
ビジネスで使うことも多い和製英語は多いんですね。
サラリーマンの語源や由来は?
サラリーマンは和製英語で「サラリー」と「マン」が組み合わさった言葉です。
ネイティブな人には伝わらない言葉です。
「サラリー」には給料という意味があり、「マン」は「男性」という意味があります。
つまり「給料を受け取っている男性」という意味なんですね。
この事から会社員のことを指して「サラリーマン」と言うようになったと言われています。
ちなみに「サラリー」という言葉の語源は古代ローマにあります。
ラテン語の「塩の支給(Salarium)」が由来とされています。
古代ローマでは労働に対して払われる対価は「塩」でした。
塩はとても貴重なものだったんですね。
時代が進むにつれて「塩を買うための貨幣(塩金:Salarium argentum )」を給料にと変わっていき、このエピソードを持って「salary(給料)」という言葉が生まれたんだそうです。
サラリーマンは男性だけを指す?
さて、今度は「サラリーマン」の「マン」の方に注目してみましょう。
当然意味は「男性」という意味の「man」です。
これは当時の日本の時代背景が大きく影響していると言えます。
大正時代では会社などに行き働くのは男の役目だとされていました。
今のように女性が働くなんて考えられない!という時代だったんですね。
なので当然、この和製英語も「サラリーマン」となったわけです。
同じように「給料を貰って働く人」という意味では「OL(オフィスレディ)」という言葉があります。
最近では「サラリーマン」も「OL」もほとんど耳にしなくなりました。
サラリーマンを言いかえる言葉ってある?
サラリーマンは「給料を貰って働く人」を指します。
しかしそこには
- 公務員
- 専門職
- アルバイト
- 派遣社員
は含まれません。
民間企業に勤めていて、事務系の仕事をしている人というのがサラリーマンの定義だと思います。
この事から、サラリーマンを言いかえるとするなら
- ビジネスマン
- ビジネスパーソン
- 商社マン
- 営業マン
- 会社員
などがあります。
朝礼のスピーチ文例⑨「サラリーマン」
最近では耳にしなくなった言葉は結構あります。
例えば「サラリーマン」という言葉です。
大きく「会社員」という意味を持つ言葉ですが、なにも働いているのは「マン」だけではないということであまり使わなくなったなあと感じる言葉です。
そしてグローバル化が進むと共にサラリーマンという言葉が使えないので使われなくなったという一面もあるのです。
サラリーマンという言葉は和製英語なのです。
「サラリー」という言葉と「マン」という言葉が組み合わさった完全な和製英語なんですね。
なので、外資系の人たちと話す時には通じないこともあります。
「しがないサラリーマンなんですよ。ハッハッハッ。」
なんて言ったとしても「え?何?」なんて聞き返されてしまうかもしれないのでご注意を。
そんなサラリーマンの語源ともなっている「サラリー」には「塩を貰う」という意味が入っているんです。
古代ローマではお給料として塩を貰っていたんですね。
塩は古代ローマでは貴重品の中の貴重品。
まるで江戸時代のお米と同じですね。
それがやがて塩を買うための賃金へと変わっていき、今のお給料=貨幣を貰うという仕組みになっていったんだそうです。
世界から見れば日本のサラリーマンは「働き蜂」とも比喩されます。
本当に日本人って勤勉だなと思います。
ですが、働き過ぎはご法度ですよ。
時代は令和です。
頑張り過ぎず、今日も自分の精一杯を発揮していきましょう。
仕事に関する雑学⑩「イギリスのパブ」
仕事が終わった後にちょっと1杯・・・。
と考えるのは何も日本人だけではありません。
世界共通の楽しみと言っても良いかもしれませんね。
イギリスでもこの1杯を楽しみにしている人は多くパブもたくさんあります。
しかしイギリスのパブは平均的に照明が薄暗いのです。
これには理由があるんですよね。
それはイギリスの人たちが「自分だけの空間でお酒を楽しみたい」と感じる人が多いという理由があります。
日本では大衆居酒屋が多いのに対し、イギリスでは夏でもドアを閉め切り、窓にはカーテンを閉めているというパブが多いのです。
でも1人だけの空間を楽しみたいのなら何も薄暗くしなくてもと思うかもしれません。
そこにはもう1つの理由が隠されています。
それはパブで飲んでいるところを「ピューリタン(禁欲主義者)」の人に見られたくないからなんだそうです。
イギリスには色々な主義主張の人がいます。
友人の中にもピューリタンの人がいるという人も少なくないでしょう。
友人関係を守るためにも薄暗いパブを選ぶ人が多いんですね。
朝礼のスピーチ文例⑩「イギリスのパブ」
仕事終わりにちょっと一杯。
なんて思う日もありますよね。
さてどこに行こう、と思った時に思い浮かべるのはどんなお店ですか?
きっと賑やかで明るい店内の大衆居酒屋のようなお店である人が多いと思います。
酔っ払いに対してとても寛容な日本では、居酒屋に仕事帰りにいるのを見て咎める人はほとんどいません。
しかし、他の国になると話は別です。
例えばイギリスではピューリタン(禁欲主義者)の人のことを思って仕事帰りには薄暗いパブに行くことを好む人が多いんだそうです。
夏でもドアを閉め切って窓にはカーテンが引かれているんだそうですよ。
しかしイギリスのパブには日本のようなワンドリンクワンフードのようなルールやマナーはありません。
自分が食べたいものや飲みたいものを頼んで何時間でもゆったりとした時間を過ごすということでは素晴らしい空間となっているのです。
元々「パブ」という言葉は「パブリックハウス」の略語です。
これは「公共の家」という意味があります。
始まりは14世紀頃で「誰でも気軽に立ち寄れる酒場」ということから生まれたようです。
今ではイギリスには5万軒近くもパブがあるんだそうですよ。
イギリスのパブの楽しみ方は
- 1人でゆったりとした時間を楽しむ
- カウンターに座れば気の合う仲間とのおしゃべりを楽しむ
- 地元のビールを堪能する
といった3つの方法があります。
カウンターに座ればバーテンダーなどもいますので話をしたい人はカウンターに座るのがよさそうです。
日本では仕事帰りには気の合う同僚と一緒に・・・という意味が強いですが、イギリスではパブで出会った気の合う友達とその空間を楽しむということが強いのかもしれません。
今日も仕事終わりの一杯を楽しみに、頑張っていこうと思います。
朝礼のスピーチの最大の味方は雑学!
朝礼のネタがない!!
これは本当に困ったことです。
しかし、忘れているかもしれませんが、朝礼のネタのモトとなるのはあなたがこれまでに貯め込んできた雑学なんです。
何気ない情報や雑学が思わぬ朝礼のスピーチネタに化けるかもしれません。
どこで補給するのか?!
一番、手軽なのは漫画です。
漫画にはそのキャラクターの人生や、作者の思いがたくさん込められています。
読書が苦手な人でも漫画なら読めるという人も多いでしょう。
更に漫画には名言も多く含まれています。
この名言を紹介するだけでも朝礼のスピーチとしては形が整うでしょう。
マンガの名言についてはこちらの記事で詳しくご紹介しております。
あわせてご覧ください。
他にも、朝礼のスピーチの文例をご用意しております。
参考にしていただけるとありがたいです。