今度のおせちはどうしますか?
手作り?お取り寄せ?お店で買う?
色んな方法がありますよね。
中でも手作りをされる人には盛り付けをどうすればおいしそうなおせちになるんだろう?!って悩んだりしませんか?
そして通販などのお取り寄せの人にもこの問題は実は関わってきます。
通販のおせち、実は盛りつけは自分でして下さいね、っていうタイプも存在するんですよ。
そこで今回は、おせち料理の詰め方について詳しくご紹介しましょう。
手作りでもおしゃれに見せる盛り付けや並べ方など、絶対に失敗しない9つのコツについても伝授いたします。
おせち料理には種類で分けるのが吉
昔ながらのおせち料理には種類ごとに分けることができます。
それは
- 祝い肴
- 口取り
- 焼き物
- 酢のもの
- 煮物
の5種類です。
それぞれにどんなものがあるのかご紹介しますね。
いわゆる、お酒の肴になるようなものです。
かまぼこ・栗きんとん・伊達巻・田作り・黒豆・数の子など
<焼き物>
タイやぶりなどの焼き魚・エビなどの海の幸など
<酢の物>
紅白なます・酢蓮根など
<煮物>
サトイモやクワイの煮物・筑前煮など
この5種類をお重などに詰めていくことになります。
そこでまず基本的に何をどこに詰めていくのが良いのかご紹介しましょう。
お重の段数によって詰めるものが変わってくる
正式な重箱は4段です。
しかしそこまで大きな重箱を持っていないという人も多いでしょう。
最近、スーパーなどで売られているお重は3段や2段が多いですね。
ですが、何段になろうとも、大体どこに何を詰めるのかという基本がありますので、まずはそちらを押さえていきましょう。
<2段の場合>
まずは、2段の重箱です。
この場合、1の重(上側)には祝い肴や口取りを入れます。
2の重(下側)には煮物を入れましょう。
<3段の場合>
3段の重箱では更に多くのものを入れられるようになりますね。
1の重・・・祝い肴と口取り。
2の重・・・焼き物と酢の物
3の重・・・煮物
<4段の場合>
最後に4段です。
1の重・・・祝い肴と口取り
2の重・・・焼き物
3の重・・・酢の物
4の重・・・煮物
家庭や地域によって詰めるものの順番が違う場合もありますが、基本的にはこの流れを押さえておくと良いですね。
おせち料理をおしゃれに見せる9つのコツ!
では、早速、盛り付け方のコツを伝授いたしましょう。
たった9つのコツを押さえていくだけで、SNS映えするおせちが完成しますよ。
コツ①「お重の詰め方を決める」
おせち料理を詰める重箱には詰め方にいくつかパターンがあります。
それは
- 市松
- 田の字
- 段詰め
- 升掛け
- 七宝
- 末広
- 八方
- 扇
です。
市松はこんな感じ。
市松模様のようにお重を9つに区切って詰めていく方法です。
一方で田の字はお重を4つに区切って四角く詰めていきます。
段詰めはお重を長方形に3つ区切るやり方です。
段の幅は均等でなくても良いのです。
また段詰めのアレンジとして段の中を斜めに区切ったりして詰める人もいます。
升掛けはこんな感じです。
おせちのお煮しめ by 叡山菫
お重を斜めに区切って詰めていきます。
七宝詰めはこちらです。
真ん中に大きなひし形を作りその周りも三角で詰めていく詰め方です。
真ん中にエビなどを置くので一気に華やかになりますね。
末広は、真ん中に小鉢のようなもので丸を作り、その周りを4つに仕切って詰めていきます。
八方は、お重の半分より下部分に「八」を作るように詰めていきます。
最後は扇です。
扇は、お重の隅から波紋のように外側に向かって広がっていく詰め方です。
どの詰め方にも良いところと悪いところがあります。
なので自分がおせちにいれるものを見て、どの詰め方が一番詰めやすそうかということを考えていくのも良いですね。
そしてここでポイントを1つ。
お重が何段であろうと、その段ごとに詰め方を変えるのももちろんアリ!です。
しかし、市松などは統一感を出すために同じ詰め方で揃える、というのもアリ!
一度自分で色合いなどを絵にして書いてみてバランスを想像するというのも大切な作業の1つです。
コツ②「仕切りにはあしらいを」
詰め方を決めたら次は食材ごとに詰めていきます。
この時に、まずは仕切りを決めていくんですが、ここで使うのはお弁当カップやアルミホイルでは台無しです。
じゃあ何で詰めるのか。
他の人の方法を見てみましょう。
こちらの人は、小さなカップに食材ごとに分けて入れて仕切っています。
こうしておくと味移りがしなくて安心です。
こちらの人は笹などのグリーンを使って仕切っていますね。
こういった食材の下や上にのせる「あしらい」を上手に使ってワンポイントをつけていくと良いですね。
おせち料理に使うおすすめのあしらいは
- 葉らん
- 枝笹
- 南天
- 松葉
- ヒノキ葉
です。
みずみずしい緑や赤などとっても映えますよ。
竹筒をお弁当カップの替わりに使うのもおすすめです。
コツ③「形崩れしにくいものから詰める」
詰め方の順番としては、詰めた時に形がしっかりしているものから詰めましょう。
何故かというと、その方が詰めやすいからです。
そしてできるだけ重箱の奥から手前に詰めていく方がやりやすいです。
形が崩れないもので周りを固めて、その間に柔らかいものをいれていくことになりますよね。
そうなると、柔らかいものの形がダラリとならずにピッシリと詰めることができるのです。
コツ④「お重はぎゅーぎゅーに」
おせちに入れる食材は、できるだけすき間ができないように詰めます。
食材やカップの形などでどうしてもすき間ができてしまう場合は、そこにあしらいを添えたりすると良いでしょう。
お重の底の色が見えないようにするのがおしゃれな詰め方の第一歩です。
コツ⑤「食材の高さを揃える」
おせちの食材は色んなものがありますよね。
当然、高低差ができてしまうこともあります。
ですが、ここではできるだけ、食材の高さを同じにしましょう。
お重の淵ギリギリぐらいまでを目安に揃えるとやりやすいですね。
このように、重ねたり少し斜めにしたりするようにして揃えると良いですよ。
コツ⑥「隣り合う色に注意する」
どうしても煮物などが多くなるので、食材の色が似たり寄ったりになってしまいます。
ですが、できるだけここでは同じ色が隣同士にならないようにしてみましょう。
例えば、えびといくら。
卵と栗きんとんのように似た色の料理を少し話すことで華やかになります。
よりおいしそうに見えますね。
コツ⑦「立体的に!を意識する」
詰める料理によっては立体的に配置することが必要になります。
エビや数の子、クワイ、たけのこなどはたてて入れるとよさそうです。
食材の1つ1つがまるで模様のように見えて華やかです。
コツ⑧「食材の向きは揃える」
エビやぶりなどの食材は向きを揃えることで統一感が出ます。
揃っているので食材ごとに動きも出ますし、食欲も倍増していきます。
コツ⑨「飾り切りを多用する」
最後に、煮物などの飾り切りをおすすめします。
紅白なますも形を変えるだけでこんなにも可愛くできますよ。
飾り切りって時間がかかるんだよなあと思う人も、大丈夫です。
この紅白なますは、大根とにんじんを先に型抜きで切り抜いてあとはなますの作り方と同じです。
更にこちら。
花蓮根もそんなに難しくありません。
こういった動画も大変参考になります。
https://youtu.be/xlr2cLuXp8s
かまぼこの飾り切りもバッチリですね!
色んな食材の飾り切りを紹介してくれているので、助かります。
かまぼこは扱いやすそうですね(^^)
やってみて納得いかなかったら・・・
元旦に食べるおせち。
手作りおせちだからこそ綺麗に詰めて家族をあっと言わせたいものです。
もし、詰めてみて納得いかない。ちょっと違う・・・。
なんてことになったら一度リセットしてみてはいかがでしょうか?
是非、自分の納得のいくおせちを目指してみてくださいね。
以上「おせち料理の詰め方のルール!手作りでもおしゃれに見せる盛り付け・並べ方の9つのコツ」をお送りしました。