10月のイベントと言えばハロウィンです。
ハロウィンに向けて、準備や製作などをしていかなくてはいけません。
しかし、0~2歳児という乳児期には製作もできる範囲が狭く何をどう製作に取り入れれば良いのかと悩んでしまいます。
そこで今回は、0~2歳児でも無理なく製作に取り組むことができる!しかも楽しい!
そんなハロウィン製作をご紹介したいと思います。
説明動画つきなので、保育にもバッチリ!ですよ。
0~2歳児向けの製作には何が必要?
乳児期というのは自分でできることも少なく、生活面でもサポートが必要です。
生活面でサポートが必要、ということは、製作においても子供が1人でできることは限られているんですよね。
例えば0歳児に絵を描いてと言っても無理です。
じゃあ、0歳児には製作は無理じゃないの?!と思うかもしれませんが、そうではありません。
確かに自主性は少ないかもしれませんが、0歳児には0歳児なりの表現方法があります。
できることは少ないですが、それでも子供の製作を目指すのであれば、保育士はあくまで子供のサポート係として一緒に寄り添うことが必要になります。
どこまでなら子供ができるか。
少しチャレンジだけど、ここまでやってみよう!という見極めが必要になるのです。
そしてそれは一緒に働く同僚や先輩たちとたくさん話して製作を進めていくのがベストです。
しっかりコミュニケーションをとって今回はここまでやってみよう、という目標をもって取り組むことが一番大切なんですね。
それでは早速、0~2歳児におすすめのハロウィン製作をご紹介していきましょう。
0~2歳児におすすめのハロウィン製作9選
では早速、0~2歳児におすすめのハロウィン製作をご紹介します。
説明動画もついているので、できるだけわかりやすく簡単に説明していきますね。
0歳児におすすめのハロウィン製作
まずは0歳児です。
0歳児はほとんどのことを自分ですることができません。
しかし同時に生まれてからたった1年で個人差はありますが立って歩くようになるまで成長します。
これは驚異的な成長ですよね。
そんな驚異的な成長を遂げる大切な時期でもあるんです。
ですが、まだまだできることは少なく、製作となると保育士としては頭を悩ませる時期でもあるんですよね(^^)
そこで人気な製作があります。
それが手形足形です。
スタンプでペタっと足形や手形を取るだけなのでとっても準備も簡単です。
ですが、気をつけなくてはいけないのは、子供によってはのけぞるほど嫌がる作業であるということです。
あの独特のひんやりした感触が嫌なのか、それとも初めてのことに恐怖を感じるのか・・・。
嫌がる子もいるので、心構えだけはしておきましょう(自分の)。
まずおすすめはこちらです。
<準備するもの>
- 画用紙
- スタンプ台
手形を画用紙の上に押して、コウモリを作ります。
手形を取るだけでこの製作は完成しますので、あとは飾り方次第、ということですね。
はさみは使えませんから、保育士さんの作業がたくさんになります。
しかしこの手形はこの時だけの大きさです。
家庭では頻繁に取ることのできない手形なので、保護者からすれば嬉しい製作なんですよ。
他にも足形や手形を使った製作はこちら(YouTube)に。
これだけバリエーションがあれば楽しいハロウィンになりそうですね。
そしてもう一つはこちら。
ジャック・オー・ランタンです。
<準備するもの>
- オレンジの破れやすい紙
- ビニール袋
- 目や口のパーツ
- リボン
子供が作業するのは、ビニール袋の中に入れる紙を破くところです。
ビリビリと破くのはお手の物。
破かなくてもぐしゃぐしゃにするのもたのしいですよね。
ただ、注意しなくてはいけないのは、折り紙だと手や指を切ってしまうということです。
なので、できれば花紙などの少し柔らかい素材が良いですね。
破った紙はビニール袋の中に入れてリボンで口を結び、目や口を貼りつければできあがりです。
なかなかおすすめですよ(^^)
1歳児におすすめのハロウィン製作
続いては1歳児です。
1歳児というのは0歳児よりできることや理解することが増えます。
例えば簡単な語りかけであれば理解してそれに沿った行動をすることができます。
なので0歳児より少しだけ難しい製作を用意しましょう。
まずはこちらです。
<準備するもの>
- 乳酸菌飲料の容器
- クッションテープ
- スタンプ台
- 画用紙や折り紙
スタンプを作るところまでは保育士さんの仕事です。
そしてそのスタンプを使っておばけの顔を作るというところが子供の製作になります。
少し小さめなので指先を器用に使う必要がありますが、1歳児ならできるでしょう。
もし失敗しても良いように少し多めに作っておくと良いですね。
更にこちらもおすすめです。
<準備するもの>
- 白い画用紙
- 他の色の画用紙
- たんぽ
- スタンプ台や絵の具(水性)
たんぽを使ってステンシルのようなお絵かきを楽しみます。
たんぽの作り方はこちら(YouTube)。
たんぽを使ってポンポン、と白い画用紙の上に色を付けていきます。
最初にカボチャの形を黒いペンなどで描いていても良いでしょう。
「できるだけこの中にポンポンしてみてね。」
というと良いかもしれません。
できあがりは、このカボチャの形に切り取るので少々はみ出していても大丈夫です。
ただ、手や顔にたくさんインクが付いたりするので、事前に保護者に説明しておく必要があるかもしれませんね。
続いてはこちら(YouTube)。
<準備するもの>
- 紙皿
- おばけのパーツ
- 両面テープ
- スズランテープ
基本的に顔のパーツを紙皿に貼っていくだけなので難しさはそんなにありません。
しかし貼りつける場所や向きなどによって個性が出てきますね。
少し物足りないな、と感じたらシールなどで飾りつけをしていくのも良いですね。
シールをはがして貼るというのも、なかなか指先を使う作業です。
しっかり集中力が付きますね。
2歳児におすすめのハロウィン製作
最後に2歳児です。
2歳になると指先もしっかり使うことができ、ハサミも簡単な形であれば切ることもできます。
しかしまだまだサポートは必要です。
とくにはさみを使う時は1対1で取り組めるようにしたいですね。
<準備するもの>
- 割り箸
- スポンジ
- 絵具
- 画用紙などで作ったパーツ
- 両面テープ
- 画用紙
絵筆を使うのは難しいかもしれません。
なのでスポンジで作った筆でお絵かきを楽しみます。
1つとして同じものはできないオリジナリティ溢れる製作になります。
目や口のパーツも両面テープを剥がすこともできるかもしれません。
できそうなところはまずやってみることのできる製作ですね。
更にこちら。
<準備するもの>
- 画用紙
- 折り紙2色
- のり
これはちぎり絵ですね。
まずは画用紙に分かりやすい色でカボチャやコウモリなどの縁取りをしておきます。
次に子供に折り紙を1色渡し、小さくちぎって貰います。
そしてカボチャならオレンジをコウモリなら紫や灰色を縁取りの中にだけ貼っていくようにと伝えます。
あとは子供がのりで貼っていくのです。
中が貼れたらあとは外側です。
黒などの濃い色で貼っていくと中の色が映えますね。
そしてこちらも。
<準備するもの>
- 白い画用紙
- クレヨン
- 水性絵具
- 筆
2歳児になると、自分で描きたいものを描くようになります。
導入としてハロウィンの絵本や話などをしておくと、更に製作を進めやすくなりますね。
作り方はまずクレヨンでカボチャやおばけを描いて貰います。
そして最後に黒や紫の絵の具で画用紙全体を塗ります。
クレヨンの部分ははじかれるので、背景だけが塗れるんですね。
背景色は、黒などを使うので少し薄めにしておくと良いですね。
続いてはこちら。
<準備するもの>
- 紙皿
- 折り紙や画用紙
- 毛糸などの飾り
ハロウィンリースを作ります。
まずは紙皿の内側の円を切りぬいておきましょう。
ここは保育士さんの仕事ですね。
そしてここに子供たちにデコレーションして貰うのです。
今回ははさみをつかうことをメインにしたいので画用紙や折り紙を細長く切っておきます。
そしてこの折り紙や画用紙を子供たちの好きな大きさに切っていくんです。
細長くしたのは一度のきれば切りおとせられる幅にしておくためです。
普段の製作などでできた画用紙の切れはしなどを使うのも良いですね。
好きなように切ってもらい、それを紙皿の上に貼っていきます。
1つ見本のようなものを用意しておくと子供たちもイメージしやすいですね。
リースの土台ができたらそこに、おばけやカボチャなどのモチーフを付けるのも良いですね(^^)
保育士が手を出せば早いのだけど
乳児期の製作ってできることが限られているのでなかなか難しいこともあります。
更に、時間がない!!と焦っていると保育士がついつい手をだして製作を完成させてしまうこともあります・・・。
私にも経験がありますが、やっぱり保育士が手を出した製作というのは綺麗にはできますが自主性はなくなります。
これってもったいないことなんですよ。
折角、子供のために用意して製作をしたのにでき上がりには子供らしさが見られない。
一体何のための製作だったんでしょうか。
できあがりを綺麗にすること、ではないですよね。
手を出したくなる気持ちもわかりますが、ぐっと我慢して時間に余裕のある時に製作を進めてみてくださいね。
以上「0~2歳児むけの簡単なハロウィン工作・製作9選!説明動画ありで保育にも使える♪」をお送りしました。