今、世界がギリシャのデフォルト問題で騒いでいる最中に、突如プエルトリコがデフォルト宣言をしました。
デフォルトとは、債務不履行のことで、借金が返せないという状態です。
二国が同時期に「お金無いので、返せません。」と言っているのです。
などをお伝えしていきます。
プエルトリコの現状！デフォルト宣言に至る債務額はいくら？
プエルトリコは、カリブ海の北東にあるのですがアメリカの自治領です。
長年にわたり経済低迷状態だったのですが、限界まで来てしまってデフォルト宣言という結果になりました。
じつにその借金は720億ドル！
日本円にして、約8兆8000億が返済できない！と白旗をあげている状態なわけです。
プエルトリコは地方自治体ではないため、破産法が適応されず更にモメている状態です。
ガルシア知事は返済猶予、破産法許可を要求した後に、
「さもなければ全ての支払いは停止し、あらゆる面にマイナスの結果が及ぶ」
と言ったようです。
若干、逆ギレ気味の言葉に感じますが、お金が無い状態なので仕方ないのかもしれませんね。
プエルトリコのデフォルト宣言で打撃を受けるのは誰？
プエルトリコ国債は高金利なので、金融商品として人気です。
デフォルトによって、この国債が償還されなくなる恐れがあります。
アメリカの投資信託などが多く保有していると言われているので、もし大量に保有しているのであれば、大きな打撃を受けてしまいます。
投資信託に限らず、債権者は何らかの形で被害を受ける形になります。
ガルシア知事は
「債権保有者は犠牲を分かち合わなければならない」
と言っています。
債権者からすると、メチャクチャな話なのですが、もう仕方ないですね。
これが金融商品に対するリスク部分ということですね。
プエルトリコのデフォルト宣言！日本経済や為替への影響は・・・？
プエルトリコと取引をしている企業でもあれば、その企業は大打撃になると思いますが、そういった特殊な場合を除いては特に影響はないと思います。
為替に対する影響に関しては、これからの動向次第だと思います。
ギリシャ、プエルトリコの発表を受けても、今の所はユーロやドルが大きく下がってはいませんね。
円自体もあまり信用されていないので、コレを機に円高になるか？というのは分からないですね。
色々と悲観的な意見が飛び交っているのですが、日本人が特に気にするような問題ではないので、何の心配もしなくて良いと思います。
あ、もちろん
- プエルトリコ国債を保有している方
- 大きくはないとはいえ、多少の影響を受けているユーロやドルをものすごく大量に持っている方
には影響はありますよ。
一般的に日本の生活環境に直接大きな影響があるとは考えにくい・・・という意味ですので、あしからず。
これからの世界経済は？相次ぐデフォルトの今後・・・。
最終的にお金が無いと言っているので、債権者も妥協せざるを得なくなります。
なので、交渉を重ねながら、妥協案を見つけ、徐々に復興していくと思います。
世界経済、日本経済に対しての影響というのは、ギリシャ問題もあるのでこれからの動向次第では影響はあるかもしれませんね。
また一つ、マイナス面が表に出てきたのですが、これを機に解決に向かって行くので、長期的に見れば良いことなのではないかと思います。
個人的にはガルシア知事の開き直りコメントが面白いので注目しています。
まあ、当事者からすると、面白い・・・では済まないのは十分に承知していますが・・・。
とにかく、これからの動向にも注目のプエルトリコデフォルト問題です。
以上「プエルトリコのデフォルト問題！日本経済・為替への影響をわかりやすく！」をお送りしました。
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